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2012年07月03日(火)更新

つくば暮らし・筑波山を歩く


「つくば暮らし」と銘打った記事をときどき書いていますが、
肝心のわが筑波山のことを、そんなに書いていませんでした。


同じ茨城県内のひたちなか市で育った私は、
子供の頃から、家族でも、学校の遠足や、子供会のイベントなど、
全部カウントするともう十数回、足を運んでいます。
昔はけっこう自分の脚で登った記憶があります。

つくばに引っ越してからも、筑波山神社へのお詣りをかねて
何度か足を運びましたが、途中までクルマ(拙宅から麓まで約20分)、
そして、ついケーブルカーで頂上近くに行ってしまう。

せっかく近くにいるのだから、ちゃんと登ってみようと、
10日ほど前、夫婦で登山道を歩いてみました。

登山道はいくつかあり、一番きついルートを行ったのですが、
やっぱりきつかった・・・





 
筑波山神社です。
神社を左手に進むとケーブルカーの駅があり、
その右に登山道入り口があります。



筑波山は標高877メートル。
こちらの登山入り口付近は標高200メートルほど。
高低差で500メートル以上を成人男性の脚で
90分、というコースです。
見た目以上にしんどい。
最後の頃は息もたえだえ。

でも空気がすばらしい。
マイナスイオンたっぷりです。

途中、山頂近くに、万葉集にも詠まれた
男女ノ川(みなのがわ)の源流があり、
その石清水のなんとおいしかったこと。

ようやく頂上付近にたどりつくと、
関東平野が一望のもとに。絶景です。

なお、筑波山は峰が二つあり、
低いほうが男体山。高いほうが女体山といいます。
これは、男体山頂付近から。




男体山を少し下りたところから
女体山頂を撮りました。↓




こちらは、山頂付近に複数ある茶店兼食堂で、
どこでも食べられる共通メニュー「つくばうどん」。
地元有志で開発したメニューだそうです。
美味しいですよ。


つ→筑波地鶏のつくねの「つ」
く→黒野菜(ごぼうなど)の「く」
ば→県の銘柄豚、ローズポークのばら肉の「ば」

無理無理感がちょっぴりありますが、こういう語呂あわせです。
ほとんどのお客さんが、これをオーダーしていて
大人気でした。


こちらは昔からの無形の名物、がまの油売り。
売店のあるエリアにて。なごみます。平和です。


前にも書きましたが、
万葉の昔から神の棲む山として崇敬され、
日本百名山にも選ばれています。
百名山の中で唯一、1000メートルを切る、一番低い山です。

山伏の修行の場としても知られ、
かの武蔵坊弁慶もなんども足を運んだとか。

つくばエクスプレスが開通して以降、
つくば駅から麓までの直通バスも増え、
気軽に足を運べるようになっています。

山全体が信仰の場である、どこか厳かなたたずまい。
筑波山神社界隈の、江戸時代から続く、賑わい。
そのあたりには、筑波山温泉があり、旅館も数軒。
日帰り湯も利用できます。

いつも仰ぎ見ている筑波山を、
久しぶりに自分の足で登ってみて、その魅力を再認識しました。
ことしは何度か登ってみようと改めて思い、先週、
トレッキングシューズを初めて購入しました。
スニーカーみたいなので登った私たちがばかなのですが、
あの傾斜はちゃんとした靴でないと無理です。

とはいえ、トレッキングせずとも、ケーブルカーやロープウェイで
それこそあっという間に頂上付近に行けます。
ぜひ、県外のかた、体力に自信がないというかたも、
みなさん気軽に足を運んでみてください。

なお、つくばセンター(つくばエクスプレス・つくば駅)から
「北部シャトル」という路線バスに乗ると、
竜巻被害に遭った北条地区からの登山道も選べます。
土蔵などが残る同エリアもみどころが多いので、
ぜひ、そちらへもお立ち寄りください。

 

(編集部 酒井俊宏)

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