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2010年07月22日(木)更新

【取材日記】ワタベウェディング会長 渡部隆夫さん

過日、ニュートップL.7月号の
新連載『トップが語る 私的経営原論』の取材で
ワタベウェディング会長の渡部隆夫さんに、
お話をおききしてきました。

海外挙式の草分けで、いまや、
ウェディング業界をリードする存在となった同社を
その地位に導かれたかたが渡部さんです。

渡部さんには、弊誌の前身である『経営者会報』時代から
何度もご登場いただき、私も、取材させていただくのは
これで三度目となります。


わたべさん

■ワタベウェディング ホームページ >>>

渡部さんのように一代で会社を成長させた経営者の方々に、
半生を振り返っていただきながら、
独自に培ってこられた経営哲学や人材観、勝負勘といったものを
ご披露いただき、読者経営者のご参考に供するのが
企画の趣旨です。

ご本人の経営のノウハウをたった4ページに凝縮して盛り込む、
これからの弊誌の目玉企画です。

詳しくは、発売中の弊誌7月号を
ご覧いただきたいと存じますが、
少し、一部引用しながらご紹介します。

渡部さんは、経営者にとって一番大事なものは、
「志」である、とおっしゃっています。

「志とは、思いつきや欲の類ではなく、一生を懸けて
何を成し遂げるかという、人生の大きな目標のことで
す。それを信念として自分の胸の内に強く刻みこむこ
とが、経営者にとって一番重要なことだと思います」

渡部さんの志とは、「日本一の貸衣裳屋になる」ことでした。
お母様が創業され、そのお母様の仕事を発展させることが
ご自身の務めである、と若い頃に決意しておられます。
昼も夜もなく、お客さんのために尽くすお母様の姿を
そばで見ていて、日本中に広める価値があり、
そのことで必ずお客様に喜ばれる、という確信があったといいます。

日本一になる──
そのように考える、あるいは考えた経営者は
世に多いと思いますが、
では、なんのために日本一になるのか、
ならねばならないのか。

そこに、単なる拡大路線を走った経営者と、
渡部さんの大きな違いがあるのではないか、
と思います。

スケールの大きなかたにお会いすると
こちらもエネルギーをいただきます。
渡部さん、このたびも大いに勉強になりました。
ありがとうございました。


(編集部 酒井俊宏)




いちぜろぜろなな
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