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2011年02月17日(木)更新

【取材日記】近代ホームグループ 松本 祐さん

ニュートップリーダー2月号の特集は、
「“経営勘”を鍛える」と題して組みました。

経営が勘頼みでいけないことは当然のこととはいえ、
たとえば、

・顕在化していない将来のリスクを察知する

・いくつか選択肢があり迷うなかで決めなくてはならない経営の方針

・新事業などへの挑戦

などの局面において、経営者の意思決定を左右するのは、
最終的には「勘」であるといっても過言ではないでしょう。

その勘は、それまでに当人が現場で培ってきた、種々の経験や
データ収集・分析などの上に立ってこそ作動するものであり、
ただの「ヤマカン」とは違います。

そのような経営に必要な勘をここでは「経営勘」と称し、
それを養ううえでトップは日々、
どのような姿勢でいるべきなのかを考えてみました。

詳しくは本誌を手に取っていただければありがたく存じますが、
ご登場いただいた経営者のうち、
近代ホーム創業者の松本祐(ゆたか)さんのご発言を、
一部、ご紹介します。

松本さんです。
まつもとさん

「勘を磨くには失敗するしかありません。人間は、
究極的には失敗からしか学べない。私は創業八年め
まで失敗続きだった。会社を潰しかけて、自分がな
いものねだりばかりしていることに気づきました。
そして、いまいる社員に感謝し、長所を認めて少し
ずつ成長させるよう心がけてから、不思議と勘が当
たるようになった」


■近代ホームグループ ホームページ >>>

他人のせい、世の中のせいにしていると、
目も勘も曇る、と松本さんはおっしゃいます。
すべて自分の責任と、どーんと受け止めて歩んでいくからこそ、
自分が何をすべきかという思考回路が機能し、
それを反復するうちに冴え出すのが、
経営勘なのかもしれません。

このような、「いわくいいがたい」経営の深いところに迫り、
読者にとって真に役立つ考えるヒントを提示する記事にこそ
本誌の特長があると考えています。
そこには、今後も力を入れていきたいと考えています。

なお、松本さんには何度も取材をさせていただき、
そのたびに、誌面に筋が通る気がしています。
厚く御礼申し上げます。

以前にも、同社と松本さんのことを
編集部ブログで書かせていただいたことがあります。

■取材日記 近代ホーム社長・松本祐さん >>>

(編集部 酒井俊宏)




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