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2012年08月24日(金)更新

つくば暮らし・猪苗代~会津の旅①


少しずれて夏休みをいただき、
8月19日から21日まで、
家内と二人、福島へ行っておりました。

たくさん落とせるわけではないですが
同じお金を使うなら、福島県で、と
ただなんとなく思い立っての旅ではありました。
 
あちこちで、《うつくしま、ふくしま》と記された
ポスターや看板を見かけましたが
その通りだと思いました。
 
以下、写真メインで、うまいものや美しい景色を
振り返ります。
 
猪苗代湖を背に、左に磐梯山、右手に安達太良山を仰ぎ見て、
撮ってみました。

 


 
高村光太郎の『智恵子抄』に
「あどけない話」と題された次のような一節があります。
 
──────────────
智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山の山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。
──────────────
 
「ほんとの空」とは、どんなものか。
ちょっと気になっていました。
昔、冬に猪苗代に来たことはあったのですが、
雪雲で曇天だったため、ちょっと印象が違っていました。
 
私の住むつくば市の空も素晴らしいものがありますが、
阿多多羅山(安達太良山)と磐梯山にかけての空は
ほんとに美しく、深く、広かった。
 
そばの花も、きれいに咲きほこっていました。
そば畑のむこうは磐梯山。

 
猪苗代湖をわたる風は涼しく、かすかに、
生き物がたしかに棲んでいる淡水らしい匂いがします。


 
そばの花を見ていたら、単純ですが、やはりそばが食べたくなり・・
お昼は三城というお店で麦とろそばを。
香りものどごしも最高でした。

 
 
宿は星野リゾートの運営する磐梯山温泉ホテル。
接客、料理、設備、すべてが満足。


 
食事は、ビュッフェスタイルで楽しめます。
晩のメインは、特製豚ロースの塩釜焼き。




 
とにかくビールが進みます。

これは会津の伝統料理「こづゆ」。
お祝いの席に必ず登場する行事食だそう。
豆麩が美味しい。



デザートも美味です。
こちらは、ゆずをつかったシャーベットで
シャンパン(だったか)がかかっています。

 


 
ずいぶん食べたと思いましたが、
朝になればちゃんとおなかが減るものです。
朝食も美味でした。



 

メインは、シェフが目の前で焼いてくれるオムレツ。
由緒正しい感じです。

 
クルマの旅なので無理でしたが、
これでビールをいただきたかった・・。
 
 
この日、2日目は、五色沼方面へ行きました。
続きは、後日アップします。
 
 
(編集部 酒井俊宏)


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2012年08月24日(金)更新

【取材日記】ハウステンボス社長/エイチ・アイ・エス会長・澤田秀雄さん 



月刊ニュートップリーダー8月号で、
エイチ・アイ・エス創業者ハウステンボス社長澤田秀雄さん
ご登場いただきました。
 
ご存じの方も多いと思いますが、
地元財界の期待を担ってオープンした長崎県佐世保市のハウステンボスは
創業以来18年、赤字続きでした。

しかし澤田さんが社長に就き、
エイチ・アイ・エスグループとして2010年3月、支援に入ると、
翌期には奇跡的に黒字化を果たします。
本誌連載中の「小よく大を制す」でおなじみの福永雅文さんによる
澤田さんへのインタビューと、それに基づく解説記事とで再生の秘訣に迫っています。
 
澤田さんです。

 
(撮影/Photographer 山本信介)

 
■ハウステンボス >>>
■エイチ・アイ・エス >>>
 
 
澤田さんといえば、数々の新規事業を成功に導いた
伝説のベンチャー経営者ですが、
さすがにハウステンボスだけは無理なのではないか、
と危惧する声が内外で大きかったのは事実のようです。
しかし結果として、またも成功に導かれました。
 
ベンチャー経営者というと、豪快に夢を語るけれど、
緻密さにかけるイメージをもつ人は多いと思いますし、
そのことが綻びの原因となるといったケースも現実に見聞きします。

ですが、取材に同席してお目にかかった澤田さんは、まったくそのようではなく、
緻密で細心な配慮をされるかたとお見受けしました。
より強い印象として残ったのは、とにかく笑顔を絶やさない、
非常に明るいかただということです。
 
天性そうなのでしょうし、
努めてそのようにふるまっておられる面もあると拝察しますが、
意気消沈しがちだった当時のハウステンボスの社員の方々のやる気を引き出したものを、
もしも一つだけ挙げるとするなら、この明るさだったのではないか。

誰だって「この親分についていったら、いいことがありそうだ」と思える人に、
実際ついていきたいはずです。
多忙な身でありながら、月のうち半分は
ハウステンボスにおられるということも大きいのではないかと思いました。
 
経営者のかたなら、先見性、戦略の立て方、
社員の方々に対する接し方などなど、澤田さんの手法や考え方は
おおいに参考になるはずです。

厳しい状況にあっても、全社挙げて挫けることなく、
成果を上げるべく導くことのできるリーダーシップとはなにか、
その要諦を感じ取っていただける本記事、ぜひ、ご一読ください。

ハウステンボスに直に足を運ばれるのもよいでしょう。
きっと、澤田さんの経営を、体感できることと思います。
 
 
(編集部 酒井俊宏)
 



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