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2016年01月08日(金)更新

『真田丸』と『ランチェスターの法則で読み解く 真田三代 弱者の戦略』


新年早々におそれいります、弊社書籍のご紹介です。

ランチェスター戦略コンサルティングの第一人者、福永雅文氏にご執筆いただいた、
『ランチェスターの法則で読み解く 真田三代 弱者の戦略』です。




内容はタイトル通り、
「小が大に勝つ」真田の兵法の本質を、現代的な視点で読み解くものです。

具体的には、真田三代四将──幸隆、昌幸、信之、信繁(幸村)のおもな戦いを、
戦争理論の「ランチェスターの法則」を軸に「孫子の兵法」も加味して読み解いていきます。

まったくの手前味噌ではありますが、
この本には読みどころ・使い途が少なからずあります。

・常に寡兵で大軍を破った真田の戦いぶりから人生とビジネスに役立つ教訓・真理を導き出す
・真田のおもな戦いのみ(第一次上田防衛戦、第二次上田防衛戦⟨関ヶ原の戦い⟩、大坂冬の陣⟨真田丸での戦い⟩、夏の陣)に絞り、臨場感とともに再現。戦国ファンも楽しめる
・楽しみながら読み進むうちに、ランチェスター戦略の根本原理である「ランチェスターの法則」を学べる
・現代的な視点で大河ドラマ『真田丸』をたのしめるガイドブック

この欄でご紹介してきた他の弊社書籍と同じく、
福永さんも長く『経営者会報』『ニュートップリーダー』で連載をいただいていました。
弊社HPのインタビュー記事↓で福永さんご自身が執筆にまつわる思いを語っておられます。
一部引用します。


私は「小が大に勝つ」とは何か、そのために、「小」は何をなすべきか
ということをずっと追求してきました。いま、企業を取り巻く環境を見
てみるとグローバリゼーションが進み、大企業によるM&Aなど、ます
ます「大」が有利になる状況にある。個人対企業という枠で考えても、
個人が企業にないがしろにされる傾向は、全体として強まっているとい
えるでしょう。

こういう閉塞感の漂う時代のなかで、「小が大に勝つ」ことの重要性は
ますます高まっています。小さな会社や個々人がいかに生き残っていく
のかを考えるうえでも大事ですし、その閉塞感を突き抜けていく突破口
のヒントになれば、という思いがあります。

典型と申しますか、真田氏ほど「小が大に勝つ」ということにおいてめ
ざましい成果を上げ、光り輝いた人たちは歴史上そう多くはないと思う
んです。世の中で真田への関心が高まり出すこのタイミングで出版する
意義は大きいと考えました。



■「小が大に勝つ」真田の兵法に何を学ぶか

■【ブレーン講師の本】福永雅文『ランチェスターの法則で読み解く真田三代 弱者の戦略』

今週末、いよいよ大河ドラマ『真田丸』が始まります。

オフィシャルなものも含め、数多くのガイドブックが出ています。

その中で、福永さんのこの本は、かなり異端かもしれませんが、
真田氏の活躍が、戦国の遠い時代のことではなく、
現代のわれわれにとって普遍的な価値をもっていることがよくわかる1冊です。

なお、ランチェスターの法則に関する、
あるユニークな実験──「長篠の合戦」をサバイバルゲームで再現した──
は、個人的にお勧めの記述です。

ぜひ、手に取っていただきたいと思います。
 
(編集部 酒井俊宏)

2016年01月08日(金)更新

謹賀新年


あけましておめでとうございます。
ことしもよろしくお願い申し上げます。

お正月は、地元・つくばの一ノ矢八坂神社にお詣りしてきました。



いつか書きましたが、大きくはないけれど、平安時代からの歴史があり、
境内には、樹齢800年の欅を筆頭に古木・巨木が屹立していて、人智を超えた大きな存在に見守られている安らぎを感じます。
同時に、境内の清々しさにいつも背筋が伸びる感覚ももちます。

こういうとき、若い頃はなんだかいろいろ都合のいい願掛けをしていたりしましたが、ここ数年、個人的なことは、目には見えない神様に、こうして生きていることへの感謝の念を捧げるだけになりました。

松の内もすぎてしまい、おそめのご挨拶ですが、
どうかみなさまにとってよい年になりますよう、
ご多幸をお祈り申し上げます。
 
(編集部 酒井俊宏)