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2008年07月11日(金)更新

【ブログピックアップ】森秀織物 長谷川博紀さん

「ブログピックアップ」では、
経営者のみなさんの書かれたブログの中から、
お薦めのブログをご紹介しています。

今回のお薦めブログは
森秀織物長谷川博紀さんです。
 
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 おめしとは、そもそも関が原の合戦時にも徳川方に付いた桐生の産地より将軍家に献上されていた着物の総称で、将軍家で好んでおめしになっている、または、お召し物との由来から御召と名前が付きました。
 
 おめしとは、しぼがある着物を指すと勘違いされていますが、元々は桐生から江戸の将軍様に送られている着物を指します。
 
 縮緬のしぼとは違い、シャリ感があり、丈夫でお手入れがしやすく、先染めの糸を使って織るので、堅牢度もあり絹の光沢も上品になります。
 
 大正ロマンの頃から、全国的に桐生以外でも織られるようになり、昭和の初期の頃には爆発的に売れたそうです。しかし、ブームが大きくなりすぎ粗悪な偽物もたくさん出回るようになって御召自体の評価が下がりやがて着物文化の衰退とともに作られなくなってしまいました。


■続きはこちら >>>
■森秀織物 ホームページ >>>

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新たに会員になってくださった
長谷川さんのブログをご紹介させていただきました。
ものづくりに携わる人なら、
大いに共感を抱かれることと思います。
 
「メイドインジャパン」がジャンルを問わず、
いまもって国際的にも評価が高い理由は、
こうした矜恃をもつ人たちの存在に尽きる、
と私は断言してしまいます。
 
私どもが手がける雑誌や書籍という商品においても通じるお話です。
肝に銘じたいと思いました。

長谷川さん、これからどうぞよろしくお願いいたします。


(編集部・酒井俊宏)



けいかいななごうです
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2008年07月04日(金)更新

【取材日記】湖北精工 小川彰三さん

一昨日、経営者会報8月号で予定しております、
特集『「採用力」が会社の将来を決める!』の取材で、
滋賀県は長浜市の湖北精工さんにお邪魔してきました。

お相手は社長の小川彰三さんです。

おがわさん

■湖北精工 ホームページ >>>

同社は局面印刷機の国内オンリーワンメーカー。局面印刷機とは、
カップ麺や最近よくみる円筒カップのコーヒーなどのパッケージに
高速印刷できる機械です。

その他にも、大手メーカーの依頼で
製造設備のプラントなど、二つとない機械をつくっている、
高い技術力をもつメーカーです。
その核となるのは、いうまでもなく、
優秀な人材です。

同社にはUターン就職を希望する
優秀な学生さんが集まります。

その理由、秘訣を小川社長にお聞きしてきました。

詳しくは、8月1日発行予定の
経営者会報8月号をご参照いただければと思いますが、
ちょっとだけご紹介します。

地元の製造業の水準を超えた賃金、
高い技能を身につけることのできる職場、開かれた社風……。
よい人材が集まる秘訣は数々あるのですが、
一つだけに絞るなら、それは小川社長の姿勢につきます。

先のお写真、社長の目の前にある物は何かといいますと、
結婚を控えた社員さん、そのご両親へのお祝いの品。
事前にご挨拶に出向かれた際に、ご両親にお渡しするものだそうです。

小川社長は2代目さんで、社長に就任された30年前から、
これを欠かさず続けてきたそうです。

しかも社員さんの誕生日には、プレゼントを渡して、2時間ほど面接。
仕事上だけでなく、恋の悩みまで相談に乗るそうです。
これも30年間続けているといいます。

想像するに、こうした社長の姿勢自体、
親御さん同士でのクチコミもあって、
「あの社長さんなら間違いない」と
地元では評判になっているのでしょう。

小川社長は、その結婚式で当然、来賓として祝辞を述べられますが、
そうした場だけでなく、こと社員のみなさんに関連したスピーチ等の草稿は
全部保存してあるそうです。これです。

すぴーち

その人に対してどんなメッセージを贈ったかを忘れてしまっては失礼だし、
折りに触れて読み直しては、
ご本人の成長を実感されるそうです。

すべてにおいて真摯な小川さんの取り組みとお人柄が
同社に優秀な人材を引き寄せているのだと確信しました。

実は小川さんには以前にも取材をさせていただいています。

以前、この枠でない編集部ブログで、取材日記として
まとめた記事もあります。
多少重複しますが、ぜひこちらもご覧下さい。

■【取材日記】vol.3 湖北精工社長・小川彰三さん >>>


(編集部・酒井俊宏)



けいかいなな
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2008年07月03日(木)更新

【ブログピックアップ】サカエヤ・新保吉伸さん

「ブログピックアップ」では、
経営者のみなさんの書かれたブログの中から、
お薦めのブログをご紹介しています。

今回のお薦めブログは
サカエヤ新保吉伸さんです。
 
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牛肉の世界ほど複雑怪奇なものはないと常々思っている。
今日は偽装問題に少し触れてみる。
まぁ、こう言っちゃなんだがまともにやってる私たちから見れば何も驚く事ではない。

輸入牛じゃあるまいし、ブランド和牛は大量生産は無理なわけで
希少だからこそ魅力があり高値でも商売として成り立つのだ。
量販店が安易に扱えばどこかで歯車が狂っておかしくなるのはあたりまえ。
しかしながら気づいていても軌道修正はできない場合が多い。
なぜなら、そこに大きな利益があるからだ。


■続きはこちら >>>
■サカエヤ ホームページ >>>

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タイムリーな話題でもあったので、
ピックアップさせていただきました。

変な社長がいるせいで迷惑を被るのは、
消費者、従業員ばかりではありません。
良心的な同業者もそうです。

しかし、そうした良心的な業者の声は、
ニュースソースとして面白くないのか、
新聞やテレビにはあまり出てきません。
 
新保さんは、良心的な業者の声を代表するにふさわしいかたです。
その新保さんが推されるこのお店もまた、
きっとプロフェッショナルとしての矜恃と
お客さんへの愛情をおもちに違いありません。

信頼できる人が信頼する人もまた、信頼できる──。
私はそう確信しております。
 
以前、新保さんについて書かせていただいた、
私の「取材日記」もどうか合わせてご参照下さい。

■【取材日記】サカエヤ・新保さんを支えた創・村上肇さんの言葉 >>>
■【取材日記】サカエヤ 新保吉伸さん >>>


(編集部・酒井俊宏)



けいかいろくがつ
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