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「経営者会報ブログ」&「ニュートップリーダー」編集記者・酒井俊宏の「こんな社長さんに会ってきました!」
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2008年11月07日(金)更新
【取材日記】枚岡合金工具 古芝保治さん
昨日、経営者会報12月号特集『経営のスピードを極める』の取材で
みなさまおなじみの枚岡合金工具・古芝保治さんにお会いしてきました。
すでにご本人が、私の恥ずかしい写真とともに
ブログでアップされています(↓)。
■古芝さんのブログ >>>
■枚岡合金工具 ホームページ >>>
企業経営において、基本的な理念は不動であるべきですが、
経営環境、世の変化が著しく、めまぐるしい現在、
さまざまな面で、企業経営には変化すること、
変化へのスピードが求められています。
そうなると、経営者個人の意思決定のスピードも問われますし、
現場の社員さんたちのオペレーションも常に質を伴いながら、
スピードを上げていく必要があると思われます。
独自にスピードを追求しておられる企業さんに
ご登場いただき、読者のご参考に供するのが、
この企画の趣旨です。
周知の通り、枚岡合金工具さんでは、古芝社長の指揮の下、
3S活動を徹底しておられて、業務効率は各段に向上。
自社開発されたシステムソフトウェア『デジタル・ドルフィンズ』の
効果も相まって、顧客への対応のスピードも飛躍的に上がっています。
そのあたりの詳細を改めてお聞かせ願った次第です。
古芝さんには、急なお願いにもかかわらず、ご快諾をいただきました。
ありがとうございました。
記事そのものに関しまして、
詳しくは12月1日発行予定の経営者会報12月号を
お手に取っていただければと思います。
今回の取材では、いまさらながら、古芝さんの
常人離れのしたバイタリティに驚かされました。
この日は実は、尼崎商工会議所の方々を迎えての工場見学会。
私もその場で他の見学者のみなさまと一緒に見学させていただきました。
この日、開催中のベンチャー・エキスポ2008に
出展している同社では、おもだった社員さんたちはそちらへ行かざるを得ず、
見学会はほとんどすべて、古芝さんご自身で仕切っておられたのです。
2時間あまりの見学会では、
3Sによる変革の歩みを古芝さん自ら語られたばかりか
ご自身で飲み物を配り、
工場やオフィスでのご案内も自らおやりになっていました。
工場とオフィスの見学では、見学者は2グループに分かれ、
そのときだけ、別の社員さんも説明に立たれていますが、
すべて基本的に一人でこなされていました。
見学会のあとで取材の時間を割いていただきましたが、
それにしても、エネルギッシュです。
「いつもはもっと人手がありますけど、
きょうは出展があったものですから……」
そう語る古芝さんから、
前の晩、2時間しか寝ていないとお聞ききして、
層倍に驚きました。
この見学会の模様も、いずれ経営者会報誌面で
改めてご紹介する予定です。
私もゆっくりしておられず、東京へとんぼ帰りの
慌ただしい一日でしたが、取材での収穫ばかりか
中小企業経営者の凄さの一端を改めて知ることになった、
収穫の多い一日でした。
古芝さん、お忙しいなか、お時間を割いてくださり、
まことにありがとうございました!
でも、くれぐれもお体は大切に、
ご自愛くださいね。
■中小企業経営者のための羅針盤『月刊経営者会報』
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みなさまおなじみの枚岡合金工具・古芝保治さんにお会いしてきました。
すでにご本人が、私の恥ずかしい写真とともに
ブログでアップされています(↓)。
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企業経営において、基本的な理念は不動であるべきですが、
経営環境、世の変化が著しく、めまぐるしい現在、
さまざまな面で、企業経営には変化すること、
変化へのスピードが求められています。
そうなると、経営者個人の意思決定のスピードも問われますし、
現場の社員さんたちのオペレーションも常に質を伴いながら、
スピードを上げていく必要があると思われます。
独自にスピードを追求しておられる企業さんに
ご登場いただき、読者のご参考に供するのが、
この企画の趣旨です。
周知の通り、枚岡合金工具さんでは、古芝社長の指揮の下、
3S活動を徹底しておられて、業務効率は各段に向上。
自社開発されたシステムソフトウェア『デジタル・ドルフィンズ』の
効果も相まって、顧客への対応のスピードも飛躍的に上がっています。
そのあたりの詳細を改めてお聞かせ願った次第です。
古芝さんには、急なお願いにもかかわらず、ご快諾をいただきました。
ありがとうございました。
記事そのものに関しまして、
詳しくは12月1日発行予定の経営者会報12月号を
お手に取っていただければと思います。
今回の取材では、いまさらながら、古芝さんの
常人離れのしたバイタリティに驚かされました。
この日は実は、尼崎商工会議所の方々を迎えての工場見学会。
私もその場で他の見学者のみなさまと一緒に見学させていただきました。
この日、開催中のベンチャー・エキスポ2008に
出展している同社では、おもだった社員さんたちはそちらへ行かざるを得ず、
見学会はほとんどすべて、古芝さんご自身で仕切っておられたのです。
2時間あまりの見学会では、
3Sによる変革の歩みを古芝さん自ら語られたばかりか
ご自身で飲み物を配り、
工場やオフィスでのご案内も自らおやりになっていました。
工場とオフィスの見学では、見学者は2グループに分かれ、
そのときだけ、別の社員さんも説明に立たれていますが、
すべて基本的に一人でこなされていました。
見学会のあとで取材の時間を割いていただきましたが、
それにしても、エネルギッシュです。
「いつもはもっと人手がありますけど、
きょうは出展があったものですから……」
そう語る古芝さんから、
前の晩、2時間しか寝ていないとお聞ききして、
層倍に驚きました。
この見学会の模様も、いずれ経営者会報誌面で
改めてご紹介する予定です。
私もゆっくりしておられず、東京へとんぼ帰りの
慌ただしい一日でしたが、取材での収穫ばかりか
中小企業経営者の凄さの一端を改めて知ることになった、
収穫の多い一日でした。
古芝さん、お忙しいなか、お時間を割いてくださり、
まことにありがとうございました!
でも、くれぐれもお体は大切に、
ご自愛くださいね。
(編集部・酒井俊宏)
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2008年10月15日(水)更新
【取材日記】蒲郡製作所 伊藤智啓さん
過日の取材日記でも書きましたが、
経営者会報ブログの会員のみなさまに
経営者会報本誌にご登場いただくことが増えてきました。
最新号の10月号では、特集『事業承継の王道』に、
蒲郡製作所の伊藤智啓さん。
すでに書きました、座談会「ものづくりの現場から」では
三元ラセン管工業の高嶋博さん、小高莫大小工業の小高集さんと、
合計3名のかたにご登場いただいています。
今回は、蒲郡製作所の伊藤さんに
取材をさせていただいたときのお話を
少々させていただきます。
■蒲郡製作所 ホームページ >>>
念のため、申し添えておきますと、会員さんだからといって、
特別扱いしているわけではありません。
お話をお聞きする価値のある経営をされ、哲学をおもちなので
取材を申し入れている次第です。
かつて、私どもが取材先企業、経営者をリサーチする場合は、
新聞や雑誌(業界紙誌も含めて)、テレビなどのメディアを
通じて、というケースが少なくありませんでした。
最近ではインターネットで調べるケースが増えています。
哲学をおもちで、価値ある経営をしておられるかは、
マスメディアで紹介されているとわかりやすい半面、
そうした報道に載らないかぎり、知る術がないというところはあります。
その意味で、社長が発信されるブログに対しては
われわれメディアの人間は、非常に注目しています。
真摯な思いの溢れたブログを拝見すると、
その情報に間違いのないこと、本音であることなどが
直感的に確信できるからです。
(私の場合、恰好いいことばかり書いている人は、本能的にスルーしています)
伊藤さんの場合、ご自身のブログのこの記事↓を拝見したことが、
取材を申し入れるきっかけでした。
一読して、もっとお話をお聞きしたくなったのです。
■伊藤さんのブログ >>>
もともと、蒲郡製作所さんは、特殊加工に特化した、
特徴ある企業としてお名前は存じ上げていて
いつか取材をさせていただきたいと思っておりました。
伊藤社長がこの経営者会報ブログに参加されることになったとき、
嬉しく、ありがたく感じたことと合わせて、
いつか取材をさせていだたきたい、と思っていた人との距離が、
思わぬ形で近くなったことに対して
とても不思議な気持ちになりました。
事業承継がテーマのこの取材の結果はというと、
伊藤さんのお陰で、
事業承継をする側、される側双方の読者の方にとって
参考度の高い記事になったと思います。
折しも、伊藤さんへの取材当日は、集中豪雨のため電車が不通となり、
当初の予定より1時間半あまり、蒲郡駅への到着が遅れることを
携帯電話でご連絡すると、伊藤さんはご快諾くださったばかりか、
自ら、わざわざ駅まで車で迎えにいらしてくださいました。
伊藤さん、何から何までありがとうございました!
■中小企業経営者のための羅針盤『月刊経営者会報』
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経営者会報ブログの会員のみなさまに
経営者会報本誌にご登場いただくことが増えてきました。
最新号の10月号では、特集『事業承継の王道』に、
蒲郡製作所の伊藤智啓さん。
すでに書きました、座談会「ものづくりの現場から」では
三元ラセン管工業の高嶋博さん、小高莫大小工業の小高集さんと、
合計3名のかたにご登場いただいています。
今回は、蒲郡製作所の伊藤さんに
取材をさせていただいたときのお話を
少々させていただきます。
■蒲郡製作所 ホームページ >>>
念のため、申し添えておきますと、会員さんだからといって、
特別扱いしているわけではありません。
お話をお聞きする価値のある経営をされ、哲学をおもちなので
取材を申し入れている次第です。
かつて、私どもが取材先企業、経営者をリサーチする場合は、
新聞や雑誌(業界紙誌も含めて)、テレビなどのメディアを
通じて、というケースが少なくありませんでした。
最近ではインターネットで調べるケースが増えています。
哲学をおもちで、価値ある経営をしておられるかは、
マスメディアで紹介されているとわかりやすい半面、
そうした報道に載らないかぎり、知る術がないというところはあります。
その意味で、社長が発信されるブログに対しては
われわれメディアの人間は、非常に注目しています。
真摯な思いの溢れたブログを拝見すると、
その情報に間違いのないこと、本音であることなどが
直感的に確信できるからです。
(私の場合、恰好いいことばかり書いている人は、本能的にスルーしています)
伊藤さんの場合、ご自身のブログのこの記事↓を拝見したことが、
取材を申し入れるきっかけでした。
一読して、もっとお話をお聞きしたくなったのです。
■伊藤さんのブログ >>>
もともと、蒲郡製作所さんは、特殊加工に特化した、
特徴ある企業としてお名前は存じ上げていて
いつか取材をさせていただきたいと思っておりました。
伊藤社長がこの経営者会報ブログに参加されることになったとき、
嬉しく、ありがたく感じたことと合わせて、
いつか取材をさせていだたきたい、と思っていた人との距離が、
思わぬ形で近くなったことに対して
とても不思議な気持ちになりました。
事業承継がテーマのこの取材の結果はというと、
伊藤さんのお陰で、
事業承継をする側、される側双方の読者の方にとって
参考度の高い記事になったと思います。
折しも、伊藤さんへの取材当日は、集中豪雨のため電車が不通となり、
当初の予定より1時間半あまり、蒲郡駅への到着が遅れることを
携帯電話でご連絡すると、伊藤さんはご快諾くださったばかりか、
自ら、わざわざ駅まで車で迎えにいらしてくださいました。
伊藤さん、何から何までありがとうございました!
(編集部・酒井俊宏)
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2008年10月02日(木)更新
【取材日記】座談会/三元ラセン管工業・高嶋さん、小高莫大小工業・小高さん
このところ、経営者会報ブログの会員さんに
経営者会報本誌にご登場いただくケースが増えています。
「雑誌とブログの連動」という、
この経営者会報ブログ発足時のコンセプトが
ここにきて加速化しつつあるな、と実感しています。
最新号の10月号では、特集・事業承継の“王道”に、
蒲郡製作所の伊藤智啓さん。
そして、座談会『中村智彦の「ものづくりの現場から」』には、
みなさんよくご存じの三元ラセン管工業の高嶋 博さん、
そして、新たに会員になってくださった、
小高莫大小工業の小高 集さんにご登場いただきました。
今回は、この対談についてのエピソードを記します。
(伊藤さんのお話も、追って必ず書かせていただきます)
この連載は、不定期ですが、おおむね3か月に一度、
中小製造業に造詣の深い神戸国際大学の中村智彦先生に
ホスト役を務めていただき、ものづくり社長お二人をお招きして、
お話をうかがっています。
このたびのテーマは『中小製造業のブランディング』。
大企業のようなマス戦術は取れない会社が、
どのようにして自社の取り組みや価値を広く知ってもらうか、
話し合ってもらおうというものでした。
おなじみ、三元ラセン管工業の高嶋 博さん。
小高莫大小工業の小高 集さん。
このポロシャツは自社製の衿、生地だそうです。
中村智彦先生です。日本テレビ系列の『世界一受けたい授業』等、
テレビにもしばしばご登場されます。
実は、この対談では、ある大きな現象、と申しますか、
世の中の方向性みたいなものを改めて感じた出来事がありました。
ゲストのお一人、高嶋さんは、
この企画を考えたとき、真っ先に浮かびました。
もうお一人をどうしようか、と考えていた矢先、
中村先生から「この人は素晴らしいですよ!」と
ご紹介をいただいたのが、小高さんでした。
しかも、先生からそのご推薦をいただいたときが、
奇しくも小高さんが、この経営者会報ブログに入会されるタイミングと
ほぼ一緒だったのです。
小高さんのことは存じ上げていましたが、
中村先生からのご推薦で、改めてホームページなどで
取り組みをお調べしている最中に、
偶然にも、入会のお申し込みをいただいたのです。
中村先生と小高さんはご面識があったそうですが、
小高さんはもちろん、中村先生が推挙されているとは
思っておられません。全くの偶然でした。
小高さんご当人にもこのお話をさせていただきましたが、
非常に驚いておられました。
とはいえ、実は偶然ともいえないのではないか、と思います。
内容のあるビジネスをされ、情報発信に努力する経営者は、
当然、各方面で注目され、このような形でお声がかかることが増えます。
まさにこの対談のテーマである、中小製造業のブランディングそのものに
成功しておられる証だと思います。
このようにして、良心的で意識が高く、エネルギッシュな経営者・識者同士の輪が
じわじわと広がり、しかも重なりつつあるように思うのです。
なにか時代を象徴する新しい動きのようにも思えます。
それは、ある種のコミュニティであり、この経営者会報ブログも、
それを構成する要素の一つなのかもしれません。
対談そのものの内容は、経営者会報10月号を
お手に取っていただければと思います。
当日の模様は、それこそ「すぐやれない」私などと違い、
高嶋さん、小高さん、中村先生と、みなさま、
すでにブログでアップしておられます。
どうか合わせてご覧ください。
高嶋さん、小高さん、中村先生、
素晴らしい座談会にしてくださって、
本当にありがとうございました!
※こちらからお写真をお送りしたので、
同じ写真をみなさんお使いいただいています。
■高嶋さんのブログ >>>
■三元ラセン管工業 ホームページ >>>
■小高さんのブログ >>>
■小高莫大小工業 ホームページ >>>
■中村先生のブログ >>>
■「世界一受けたい授業」 >>>
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経営者会報本誌にご登場いただくケースが増えています。
「雑誌とブログの連動」という、
この経営者会報ブログ発足時のコンセプトが
ここにきて加速化しつつあるな、と実感しています。
最新号の10月号では、特集・事業承継の“王道”に、
蒲郡製作所の伊藤智啓さん。
そして、座談会『中村智彦の「ものづくりの現場から」』には、
みなさんよくご存じの三元ラセン管工業の高嶋 博さん、
そして、新たに会員になってくださった、
小高莫大小工業の小高 集さんにご登場いただきました。
今回は、この対談についてのエピソードを記します。
(伊藤さんのお話も、追って必ず書かせていただきます)
この連載は、不定期ですが、おおむね3か月に一度、
中小製造業に造詣の深い神戸国際大学の中村智彦先生に
ホスト役を務めていただき、ものづくり社長お二人をお招きして、
お話をうかがっています。
このたびのテーマは『中小製造業のブランディング』。
大企業のようなマス戦術は取れない会社が、
どのようにして自社の取り組みや価値を広く知ってもらうか、
話し合ってもらおうというものでした。
おなじみ、三元ラセン管工業の高嶋 博さん。
小高莫大小工業の小高 集さん。
このポロシャツは自社製の衿、生地だそうです。
中村智彦先生です。日本テレビ系列の『世界一受けたい授業』等、
テレビにもしばしばご登場されます。
実は、この対談では、ある大きな現象、と申しますか、
世の中の方向性みたいなものを改めて感じた出来事がありました。
ゲストのお一人、高嶋さんは、
この企画を考えたとき、真っ先に浮かびました。
もうお一人をどうしようか、と考えていた矢先、
中村先生から「この人は素晴らしいですよ!」と
ご紹介をいただいたのが、小高さんでした。
しかも、先生からそのご推薦をいただいたときが、
奇しくも小高さんが、この経営者会報ブログに入会されるタイミングと
ほぼ一緒だったのです。
小高さんのことは存じ上げていましたが、
中村先生からのご推薦で、改めてホームページなどで
取り組みをお調べしている最中に、
偶然にも、入会のお申し込みをいただいたのです。
中村先生と小高さんはご面識があったそうですが、
小高さんはもちろん、中村先生が推挙されているとは
思っておられません。全くの偶然でした。
小高さんご当人にもこのお話をさせていただきましたが、
非常に驚いておられました。
とはいえ、実は偶然ともいえないのではないか、と思います。
内容のあるビジネスをされ、情報発信に努力する経営者は、
当然、各方面で注目され、このような形でお声がかかることが増えます。
まさにこの対談のテーマである、中小製造業のブランディングそのものに
成功しておられる証だと思います。
このようにして、良心的で意識が高く、エネルギッシュな経営者・識者同士の輪が
じわじわと広がり、しかも重なりつつあるように思うのです。
なにか時代を象徴する新しい動きのようにも思えます。
それは、ある種のコミュニティであり、この経営者会報ブログも、
それを構成する要素の一つなのかもしれません。
対談そのものの内容は、経営者会報10月号を
お手に取っていただければと思います。
当日の模様は、それこそ「すぐやれない」私などと違い、
高嶋さん、小高さん、中村先生と、みなさま、
すでにブログでアップしておられます。
どうか合わせてご覧ください。
高嶋さん、小高さん、中村先生、
素晴らしい座談会にしてくださって、
本当にありがとうございました!
※こちらからお写真をお送りしたので、
同じ写真をみなさんお使いいただいています。
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2008年09月19日(金)更新
【取材日記】玉子屋 菅原勇継さん
先日、経営者会報10月号(10月1日発行予定)の
特集 事業承継の“王道” の取材で、
東京・大田区の株式会社玉子屋さんをお訪ねしました。
お相手は創業者の菅原勇継さん(68歳)。
実は、私がお目にかかるのは二度目です。
創業者には大変魅力的な人が多いですが、
菅原さんは、とりわけ魅力的なかたです。
以前お会いしたとき、私はすっかりファンになってしまいました。
社員さんに対する愛情と仕事に対する誇りをもち、
常に腹をくくって挑戦してこられたことが、
短い取材時間のなかで感じられたからです。
こんな人が戦国時代に生まれていたら、国の一つや二つ、
手にしていたのではないかと思いました。
菅原さんは次のようにおしゃっています。
「箸にも棒にもかからない悪ガキばかり集めて
スタートしました。その後も積極的にそうした
子を雇ってきた。野性味があり、人から褒めら
れた経験が少ないため、お客さんや私に褒めら
れるのが嬉しくて、頑張る子が多いからです。
そんな彼らが楽しく働けて家の一軒も買えて、
夫婦で仲睦まじく暮らしていけるようにするの
が私の務めだと考えてきました」
同社では一日約7万食のお弁当を製造、都内の法人中心にお届けしています。
支店をもたない一事業所の仕出し弁当業者としては、日本一の数です。
■玉子屋 ホームページ >>>
数だけではなく、味にも品質にもこだわり、
しかも廃棄率は、信じられないことに、0.1パーセント。
現在、社長を務めるのは、ご長男の勇一郎さん(39歳)。
勇一郎さんは、お父上の作られた下地を大切に、情報の共有化や
社員のかたがたのモチベーションをアップさせる施策に次々に着手。
実質継がれた際、15億円だった同社の売上は
現在、85億円にまで伸びています。
経営者が後継者に真に譲り渡すべきものとはなにかを
示そうというのがこの特集のテーマですが、
まさに玉子屋さんのケースは、理想の承継といえます。
父から子に、何が伝わったのか、子はなにを受け継いだのか。
詳しくは経営者会報10月号をお手に取っていただきたいと思いますが、
ちょっとだけ、ご紹介しましょう。
菅原さんいわく、受け継いで欲しかったのは
社員さんへの愛情、とのこと。
「会社を継ぐ継がないは別として、とにかく器の
大きな立派な男にする──それが私の教育方針で
した。私の考える器の大きな男とは、人の気持ち
がわかる優しい人間のこと。優しい男は慕われ、
周囲に人が集まってくる。そんな男なら経営者に
なっても成功します。というより、優しくなけれ
ば経営者失格です」
忘れてならないのは、なにを伝えるかのその前に、下地として、
このお二人が仲の良い親子であり、
親子で価値観を共有していたことでしょう。
冒頭で、すっかりファンになった、と言いましたが、
それはこのお二人の親子関係に、非常に好ましい印象を
抱いたからでもあります。
オーナー経営の場合、核となるオーナー家の親子関係が
良好であることはいうまでもなく、重要でしょう。
下の写真は菅原家と玉子屋さんの雰囲気を象徴しています。
菅原さんのご了解を得て、掲載します。
おじいちゃんのことが大好きな、
お孫さんたち=勇一郎さんの子供たち=が、
取材中、まとわりついて離れません。
この子たちのおかげで終始、
取材は和やかな雰囲気になりました。
玉子屋さんでは、このようにして、
菅原家の子供たちは会社のなかで
遊んでいます。
従業員のかたがたもそれを好ましく見ています
そんなことが、経営者と従業員の距離を縮めて、
会社の一体感が形づくられているように思いました。
「普通の会社だと、子供がうろちょろしていたら、
『あっちへ行ってろ』となるかもしれないけど、
私はこんな会社がいいと思ってる。小さい会社な
のだから、経営者の好きにやればいいんです。経
営は感性ですから」
それにしても、まったく物怖じしないこの子たちに、
創業者のDNAというものは、やっぱりあるのかな、
と思った次第です。
実りの多い取材でした。
菅原会長、勇一郎さん、そして、お孫さんたち。
ありがとうございました!
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特集 事業承継の“王道” の取材で、
東京・大田区の株式会社玉子屋さんをお訪ねしました。
お相手は創業者の菅原勇継さん(68歳)。
実は、私がお目にかかるのは二度目です。
創業者には大変魅力的な人が多いですが、
菅原さんは、とりわけ魅力的なかたです。
以前お会いしたとき、私はすっかりファンになってしまいました。
社員さんに対する愛情と仕事に対する誇りをもち、
常に腹をくくって挑戦してこられたことが、
短い取材時間のなかで感じられたからです。
こんな人が戦国時代に生まれていたら、国の一つや二つ、
手にしていたのではないかと思いました。
菅原さんは次のようにおしゃっています。
「箸にも棒にもかからない悪ガキばかり集めて
スタートしました。その後も積極的にそうした
子を雇ってきた。野性味があり、人から褒めら
れた経験が少ないため、お客さんや私に褒めら
れるのが嬉しくて、頑張る子が多いからです。
そんな彼らが楽しく働けて家の一軒も買えて、
夫婦で仲睦まじく暮らしていけるようにするの
が私の務めだと考えてきました」
同社では一日約7万食のお弁当を製造、都内の法人中心にお届けしています。
支店をもたない一事業所の仕出し弁当業者としては、日本一の数です。
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数だけではなく、味にも品質にもこだわり、
しかも廃棄率は、信じられないことに、0.1パーセント。
現在、社長を務めるのは、ご長男の勇一郎さん(39歳)。
勇一郎さんは、お父上の作られた下地を大切に、情報の共有化や
社員のかたがたのモチベーションをアップさせる施策に次々に着手。
実質継がれた際、15億円だった同社の売上は
現在、85億円にまで伸びています。
経営者が後継者に真に譲り渡すべきものとはなにかを
示そうというのがこの特集のテーマですが、
まさに玉子屋さんのケースは、理想の承継といえます。
父から子に、何が伝わったのか、子はなにを受け継いだのか。
詳しくは経営者会報10月号をお手に取っていただきたいと思いますが、
ちょっとだけ、ご紹介しましょう。
菅原さんいわく、受け継いで欲しかったのは
社員さんへの愛情、とのこと。
「会社を継ぐ継がないは別として、とにかく器の
大きな立派な男にする──それが私の教育方針で
した。私の考える器の大きな男とは、人の気持ち
がわかる優しい人間のこと。優しい男は慕われ、
周囲に人が集まってくる。そんな男なら経営者に
なっても成功します。というより、優しくなけれ
ば経営者失格です」
忘れてならないのは、なにを伝えるかのその前に、下地として、
このお二人が仲の良い親子であり、
親子で価値観を共有していたことでしょう。
冒頭で、すっかりファンになった、と言いましたが、
それはこのお二人の親子関係に、非常に好ましい印象を
抱いたからでもあります。
オーナー経営の場合、核となるオーナー家の親子関係が
良好であることはいうまでもなく、重要でしょう。
下の写真は菅原家と玉子屋さんの雰囲気を象徴しています。
菅原さんのご了解を得て、掲載します。
おじいちゃんのことが大好きな、
お孫さんたち=勇一郎さんの子供たち=が、
取材中、まとわりついて離れません。
この子たちのおかげで終始、
取材は和やかな雰囲気になりました。
玉子屋さんでは、このようにして、
菅原家の子供たちは会社のなかで
遊んでいます。
従業員のかたがたもそれを好ましく見ています
そんなことが、経営者と従業員の距離を縮めて、
会社の一体感が形づくられているように思いました。
「普通の会社だと、子供がうろちょろしていたら、
『あっちへ行ってろ』となるかもしれないけど、
私はこんな会社がいいと思ってる。小さい会社な
のだから、経営者の好きにやればいいんです。経
営は感性ですから」
それにしても、まったく物怖じしないこの子たちに、
創業者のDNAというものは、やっぱりあるのかな、
と思った次第です。
実りの多い取材でした。
菅原会長、勇一郎さん、そして、お孫さんたち。
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2008年08月14日(木)更新
【取材日記】リンク アンド モチベーション 辻太一朗さん
少し前になりますが、経営者会報8月号の特集、
「採用力」が会社の未来を決める!の取材で
採用等のコンサルティングを手がける
リンク アンド モチベーションさんに
お邪魔させていただきました。
お相手は、常務取締役の辻太一朗さん。
グループ会社のリンク アソシアでは
代表取締役を務めておられます。
■リンク アンド モチベーション ホームページ >>>
メインは新卒採用の話です。
中小企業では、新卒採用なんてとんでもない、
どうせよい人材は来てくれない──
そう諦めてしまっている経営者のかたは
少なくないと思います。
そうではなく、小さな会社でもよい人材が採れる可能性はあるし、
新卒採用に取り組むことで、会社も活性化する。
そのことを示す特集です。
辻さんは、かつてリクルート社に勤務。
人事部採用責任者として採用活動を統括。10年あまりの間に
1万人以上の学生を面接してきたという、“採用のプロ”です。
こんなご著書も出されています。
『採用力のある面接──ダメな面接官は学生を逃がす』
くわしくは、8月1日発行の経営者会報8月号を
ご覧いただければと思いますが、
ざっとご紹介します。
辻さんは、中小企業経営者へのメッセージとして
新卒採用のメリットやポイントを次のように語ってくださいました。
・新卒採用とは10年後の会社をつくること
「中途採用で少しずつ人を増やしてきた企業は往々にして
企業風土が醸成されず、ただの個人の寄せ集めになってし
まっている。そのため、組織としてのエネルギーが不足し、
踊り場を脱することができないことが多いんです。新卒採
用は、単に『優秀な人材が欲しい』からではなく風土づく
りを念頭に置いて行なわないといけない。それでないと優
秀な人材を魅了することもできません」
・新卒採用に取り組むと会社が活性化する
「全社的に採用活動に取り組むことで会社が活性化します。
若手・中堅社員に部署を超えて担当させることで、経営へ
の当事者意識が芽生えるだけでなく、初心に返るきっかけ
にもなります」
・人生を賭ける気にさせるのはトップの仕事
「大企業に比して中小企業のメリットは、トップと社員の
距離が近いことにあります。『この人と一緒に働きたい』
と思わせることができれば、優秀な人材が採れる可能性は
ある。当然、トップが事業に対して情熱と哲学があること
が大前提となります」
いかがでしょうか。
リンク アンド モチベーションという会社自体、
創業してまだ10年に満たない会社ですが、
就職人気はものすごいものがあります。
グループを束ねる小笹芳央さんが、
ここで辻さんの言われているようなことを実行されてきて、
いまの同社があるといってよいでしょう。
取材に同席してくださった、
同社コーポレートデザイン本部の
榎本圭恵さんに、社内を案内していただきました。
これは、受付の横にあったパネルです。
小笹さんのメッセージの周りに、社員のみなさんの寄せ書きがあります。
ここに記された小笹さんの
「ひとりひとりの本気がこの世界を熱くする」
というメッセージに賛同した多くの若者が集まって、
同社は発展していきました。
コンサルティング業界でここまで急速に成長している
企業は国内にはほとんどないでしょう。
同社で働くみなさんが、ハッピーかどうかは、
上の写真の榎本さんの笑顔が物語っているように思われました。
辻さん、榎本さん、ありがとうございました。
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「採用力」が会社の未来を決める!の取材で
採用等のコンサルティングを手がける
リンク アンド モチベーションさんに
お邪魔させていただきました。
お相手は、常務取締役の辻太一朗さん。
グループ会社のリンク アソシアでは
代表取締役を務めておられます。
■リンク アンド モチベーション ホームページ >>>
メインは新卒採用の話です。
中小企業では、新卒採用なんてとんでもない、
どうせよい人材は来てくれない──
そう諦めてしまっている経営者のかたは
少なくないと思います。
そうではなく、小さな会社でもよい人材が採れる可能性はあるし、
新卒採用に取り組むことで、会社も活性化する。
そのことを示す特集です。
辻さんは、かつてリクルート社に勤務。
人事部採用責任者として採用活動を統括。10年あまりの間に
1万人以上の学生を面接してきたという、“採用のプロ”です。
こんなご著書も出されています。
『採用力のある面接──ダメな面接官は学生を逃がす』
くわしくは、8月1日発行の経営者会報8月号を
ご覧いただければと思いますが、
ざっとご紹介します。
辻さんは、中小企業経営者へのメッセージとして
新卒採用のメリットやポイントを次のように語ってくださいました。
・新卒採用とは10年後の会社をつくること
「中途採用で少しずつ人を増やしてきた企業は往々にして
企業風土が醸成されず、ただの個人の寄せ集めになってし
まっている。そのため、組織としてのエネルギーが不足し、
踊り場を脱することができないことが多いんです。新卒採
用は、単に『優秀な人材が欲しい』からではなく風土づく
りを念頭に置いて行なわないといけない。それでないと優
秀な人材を魅了することもできません」
・新卒採用に取り組むと会社が活性化する
「全社的に採用活動に取り組むことで会社が活性化します。
若手・中堅社員に部署を超えて担当させることで、経営へ
の当事者意識が芽生えるだけでなく、初心に返るきっかけ
にもなります」
・人生を賭ける気にさせるのはトップの仕事
「大企業に比して中小企業のメリットは、トップと社員の
距離が近いことにあります。『この人と一緒に働きたい』
と思わせることができれば、優秀な人材が採れる可能性は
ある。当然、トップが事業に対して情熱と哲学があること
が大前提となります」
いかがでしょうか。
リンク アンド モチベーションという会社自体、
創業してまだ10年に満たない会社ですが、
就職人気はものすごいものがあります。
グループを束ねる小笹芳央さんが、
ここで辻さんの言われているようなことを実行されてきて、
いまの同社があるといってよいでしょう。
取材に同席してくださった、
同社コーポレートデザイン本部の
榎本圭恵さんに、社内を案内していただきました。
これは、受付の横にあったパネルです。
小笹さんのメッセージの周りに、社員のみなさんの寄せ書きがあります。
ここに記された小笹さんの
「ひとりひとりの本気がこの世界を熱くする」
というメッセージに賛同した多くの若者が集まって、
同社は発展していきました。
コンサルティング業界でここまで急速に成長している
企業は国内にはほとんどないでしょう。
同社で働くみなさんが、ハッピーかどうかは、
上の写真の榎本さんの笑顔が物語っているように思われました。
辻さん、榎本さん、ありがとうございました。
(編集部・酒井俊宏)
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