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2016年11月22日(火)更新

村上肇さん第1作『中小製造業のための 儲かるWebブランディングの教科書』、ぜひ手に取ってください!

発刊から少し時間が経っていますが、 今回は、
経営者会報ブログにも縁の深い方の本をご紹介したいと思います。

先月、10月1日発行の、株式会社創の村上肇さんの第1作、
『中小製造業のための 儲かるWebブランディングの教科書』(日本実業出版社刊)です。
私(=酒井)が編集を担当させていただきました。

201611221607_1.png


■株式会社創 >>>
■株式会社創 ホームページ工場 >>>

ウェブブランディングやウェブマーケティングの本は、数限りなくありますが、
「中小製造業のため」のものとなると、おそらく本書のほかにないと思います。

ご存じの方も多いと思いますが、村上さんは、もともと滋賀の磁石メーカーに勤務。
十数年前のその当時、中小製造業はほとんどやっていなかった、ウェブサイトを通じた情報発信で
それまでとは違う顧客層を開拓。

さまざまな経験をもとに得たノウハウを世の中の多くの製造業関係者のお役に立てたいと独立され、
現在にいたります。

そのノウハウを、あますところなく公開していただいたのが本書です。
以下、内容をご紹介いたします。

◎自社ウェブサイトの活用で「脱下請け」と「新販路開拓」がかないます

「中小製造業の仕事の本質は、実はものづくりではなく、
ものづくりを通して顧客の抱える“困りごと”を解決することにある」
というのが村上さんの考えであり、本書を貫く主張でもあります。

中小製造業にとって「脱下請け」と「新販路開拓」は喫緊かつ永遠のテーマ。
そのためのカギとなるのが、自社ウェブサイトを使った情報発信であるのはいうまでもありません。

「いまの時代、困りごとを抱えた顧客(多くは大企業)は、解決できる企業を
ネットを通じて探しています。にもかかわらず、いまだ製品情報と沿革など会
社情報だけのホームページのまま、という企業が少なくありません。それでは、
困りごとを抱えた顧客に出会うことはかないません」(村上さん)

◎自社だけの市場=ブルーオーシャンが見つかります

本書では、困りごとを抱えた顧客に、ネットを通じて出会う方法を伝授します。
どんな会社にも、そこまで存続してきた以上、他社にない「技術力」や「強み」がある、
と村上さんは考えています。

それらの特長をしっかりつかんで整理し、自社のウェブサイトを通して、
自社にできること(=強みや技術力)と、できたこと(実績)を正しく発信し、
それを探している顧客にどのように伝えるか、
中小企業ネットビジネスのパイオニアである村上さんが、
豊富な指導事例を挙げながら、具体的にわかりやすく解説していきます。

「△△といえば○○製作所だね」という評価を必要とする人たちから得られれば、
中小製造業のブランディングは大成功のはず。

本書の通りに、村上さんのおっしゃることを信じて実践すれば、
必ず「自社だけの市場」を見つけることができると、確信しています。

製造業関係者に向けていますが、実はそれ以外の業種に携わる方にとっても、
きっと参考になるでしょう。

村上さんの指摘される仕事の本質(=お客様の困り事の解決)は、
製造業にかぎらずどの業種にも通じる、大切な考えだと思います。

ぜひ、お手に取って、ご覧ください。
 
(編集部 酒井俊宏)

2016年10月20日(木)更新

久米信行さん『すぐやる人だけがチャンスを手に入れる』をお勧めします!


久々のアップで失礼いたします。
いま、出版業界には「すぐやる」「集中する」ことの関連書の、ちょっとしたブームが訪れています。
それだけ、日本のビジネスマンや学生が忙しくなった、ということなのかもしれません。

その「すぐやる」ジャンルを最初に開拓されたのが、当会のプロデューサーでもある、
久米繊維工業会長の久米信行さんです。
2008年に弊社から上梓された『考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術』は、
ベストセラーになりました。

そして、久米さんが書かれた最新刊がこちらです。


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『すぐやる人だけがチャンスを手に入れる~すぐやるカエルの冒険ストーリーに学ぶ「すぐやる技術」』

拝読しましたが、一歩を踏み出せない人のための、具体的なアドバイスが載っています。
カエルの兄弟を主人公にした童話仕立て、という斬新なつくりで、
たのしく読み進めることができます。
久米さんの筆力に、あらためて感服いたしました。

多くの類書が、テクニカルなところに焦点を当てていますが、
久米さんは「すぐやる」ことの効能が、人生全般に及んでいくことを、
体験をもとに示しておられます。

個人的な理解としましては、「すぐやる」ことは、
“小さな勇気の発露”(ゆえに難しいのですが)であるとともに、
実は単なる習慣、クセのようなものであるのだな、と改めて思いました。

慣れてしまえば、まさに習慣になり、いつの間にか、自分自身も一回り、二回り、成長していく──。
本書は、そのために必要な行動のしかたが学べる本です。

経営者のみなさんが、なかなか一歩を踏み出せない若い社員の方や、
部下指導に悩むマネージャーにアドバイスする際にも、とても参考になると思います。
そうした人に直接勧めていただいても、もちろんよいと思います。

ぜひ、ご一読ください。
 
(編集部 酒井俊宏)

2016年05月06日(金)更新

【ブログピックアップ】双和食品工業・高尾幸子さん 《熊本地震・支援のお願い》

今回は熊本市に双和食品工業・高尾幸子さんのブログをご紹介します。

このたびの地震で、高尾さんはご自宅も会社も大きな被害を受けました。
従業員さんも、少なくない方が被災されています。

同社は【餃子の王国】ブランドで知られ、
自社製・国内製造のおいしい餃子・シウマイ等をネットで販売されています。

社屋も一部ダメージを受け、水などのインフラが整わず、
ようやく5月に入って、工場が本格稼働できるようになったそうです。

支援にはさまざまな形があると思いますし、
すでに行動を起こしておられる方も多いと思います。
ご商売をしている人にとっては、一刻も早く、
もとの状態に戻るよう、うまく事業が回るお手伝いをすることが
まず大切なのではないかと考えます。

この記事、そして以下の高尾さんの書かれた記事を読まれた方には、
できれば、【餃子の王国】サイトにアクセスし、
気に入った商品をご購入くださいますよう、お願いいたします。

■餃子の王国 >>>

   *   *   *

H28年熊本地震(28.5.3)

今日で20日目、まだ余震は断続的に続いています。

1200回超えていて気象庁さえ今後の見通しも立てないような

不安定な状況の中で日々の生活を与儀なくされています。

全国の皆様の励ましや応援がどれほど有難く思うのも初めての体験です。

本当に有難うございます。

■続きはこちら >>>

■高尾さんの地震関連のブログ
・H28年熊本地震 2日目828.4.15)>>>
・2018年熊本地震 初日(28.4.14 木)>>>

■双和食品工業【餃子の王国】 >>>

   *   *   *

立派な経営者のかたほど弱音をはかないので、高尾さんのお話しは、
かなり抑制をきかせたものと拝察します。
従業員さんも不安な日々を過ごされていることでしょう。

すこしでも注文が増えれば力も湧くと思います。
おいしい餃子をいただくことで支援になるなら、
誰にとっても迷惑なことではないと思いますので、
ぜひお知り合いにも、勧めてみてください。

微力ながら、個人的にも、冷凍庫のキャパが許す限り、
高尾さんの餃子をキープし、どんどんいただこうと思います。
(編集部 酒井俊宏)

2016年05月02日(月)更新

熊本地震・双和食品工業【餃子の王国】さんを支援願います

みなさんご存じのとおり、このたびの大地震で、
熊本・大分を中心に 九州地方に甚大な被害が発生しています。

この経営者会報ブログの会員さんにも、被災された方がおられます。
双和食品工業株式会社・高尾幸子さんです。

同社は餃子をメインとする食品メーカーで、
熊本市内に本社を置き、 運営する「餃子の王国」サイトを通じて全国に販売しています。

【餃子の王国】http://www.oukoku-f.com/
【高尾さんのブログ】http://oukoku.keikai.topblog.jp/

国産の食材を使い、国内の工場でつくられる、
安全で美味しい餃子は老若男女を問わず大人気です。
私も何度かいただきましたが、本当に絶品です。

しかし、このたびの地震で工場の一部が損壊し、
水などのインフラも止まってしまったため、
しばらく稼働できない状態となっていました。
それが、ようやく稼働できるめどがたったそうです。

メーカーにとって、製造ができないというのは、当然ながら死活問題です。
その間の、売上の落ち込みも大変でしょう。
従業員さんの中にも、被害が大きかった方が少なからずおられるとのこと。

すでに被災地の支援に動いている人も多いことと思います。
東日本大震災のとき、自粛ムードのために消費が落ち込み、
被災地の景気が落ち込んでしまうという悪循環を避けなくてはならないことを、
多くの人が学んだように思います。

こうした際の支援には、さまざまな形が考えられると思いますが、
ビジネス、ご商売をしている方にとっては、
事業がしっかり回っていることがなにより重要かと思います。

すこしでももとの水準に戻るよう、落ち込んだぶんをカバーできますよう、
餃子やシュウマイ、肉まんなど、同社のおいしい商品をネットで注文しましょう。
注文がたくさん入れば、関係するみなさんの勇気づけの一助になるように思うのです。

私も個人的に、できるかぎり購入させていただくつもりです。

まずは餃子の王国サイト↓へまずはアクセスしてください。
可能な範囲で、どうか、たくさん、注文してあげてください。
【餃子の王国】http://www.oukoku-f.com/

拙ブログをいかようにでも引用いただき、
お知り合いの方にも、アナウンスなどいただければと思います。
 
(編集部 酒井俊宏)

2016年04月20日(水)更新

『本当にわかる地球科学』著者・鎌田浩毅氏 出版記念講演会のお知らせ


このたびの熊本地震で被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。
一刻も早く、もとの暮らしに戻れるように、ただただ願うばかりです。

今回は、弊社より『本当にわかる地球科学』を上梓(共著)されました、
京都大学教授・鎌田浩毅氏の講演会のご案内を申し上げます。
出版を記念しまして、鎌田先生のお膝元の、京都で講演会を開くこととなりました。


201604201644_1-300x0.png

いうまでもなく、日本は火山列島・地震列島であり、
「想定外」の事態をみんなで乗り越えていくためにも、
それらの自然現象のメカニズムを正しく知ることが、
この列島で生きる私たちにとって必要だ、というのが先生のお考えです。

先生ご自身は、遠くない将来の「西日本大震災」発生のおそれを指摘されています。

本イベントは、そうした人智を超えた自然現象を理解するために、
正しい自然科学・地球科学の知識を、先生独自の話術でご解説いただくものです。

京都大学で学生のみなさんに人気を博している講義を聴講いただくチャンスでもあります。
みなさんお忙しいことと存じますが、もしご都合があえば、
ぜひお運びくださいますよう、お願い申し上げます。

こうしたテーマにご興味のあるお知り合いのかたにも、
ご案内をいただければ 大変ありがたく存じます。
イベントの日程・詳細は以下の通りです。
ポスター画像と合わせてぜひご参照ください。

++++++++++++++++++++++++++

日本実業出版社 新刊発売記念
京都大学教授 鎌田浩毅先生講演会
「フジギなくらい見えてくる! 本当にわかる地球科学」

●日時 4月23日(土)15時から約1時間 (講演会40~45分、サイン会10~15分)

●場所 大垣書店 イオンモールKYOTO店
 京都市南区八条通西洞院下ル
 イオンモールKYOTO Kaede館 2階 京都駅八条口より徒歩5分、新都ホテルとなり 

●参加方法 大垣書店店頭もしくはお電話にてご予約を承っております。
 (電話 075-692-3331)

なお、当日会場にて著書をお買い上げいただいたお客さまには
講演会終了後に開催予定のサイン会にご参加いただけます。

++++++++++++++++++++++++++

2016年01月08日(金)更新

『真田丸』と『ランチェスターの法則で読み解く 真田三代 弱者の戦略』


新年早々におそれいります、弊社書籍のご紹介です。

ランチェスター戦略コンサルティングの第一人者、福永雅文氏にご執筆いただいた、
『ランチェスターの法則で読み解く 真田三代 弱者の戦略』です。


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内容はタイトル通り、
「小が大に勝つ」真田の兵法の本質を、現代的な視点で読み解くものです。

具体的には、真田三代四将──幸隆、昌幸、信之、信繁(幸村)のおもな戦いを、
戦争理論の「ランチェスターの法則」を軸に「孫子の兵法」も加味して読み解いていきます。

まったくの手前味噌ではありますが、
この本には読みどころ・使い途が少なからずあります。

・常に寡兵で大軍を破った真田の戦いぶりから人生とビジネスに役立つ教訓・真理を導き出す
・真田のおもな戦いのみ(第一次上田防衛戦、第二次上田防衛戦⟨関ヶ原の戦い⟩、大坂冬の陣⟨真田丸での戦い⟩、夏の陣)に絞り、臨場感とともに再現。戦国ファンも楽しめる
・楽しみながら読み進むうちに、ランチェスター戦略の根本原理である「ランチェスターの法則」を学べる
・現代的な視点で大河ドラマ『真田丸』をたのしめるガイドブック

この欄でご紹介してきた他の弊社書籍と同じく、
福永さんも長く『経営者会報』『ニュートップリーダー』で連載をいただいていました。
弊社HPのインタビュー記事↓で福永さんご自身が執筆にまつわる思いを語っておられます。
一部引用します。


私は「小が大に勝つ」とは何か、そのために、「小」は何をなすべきか
ということをずっと追求してきました。いま、企業を取り巻く環境を見
てみるとグローバリゼーションが進み、大企業によるM&Aなど、ます
ます「大」が有利になる状況にある。個人対企業という枠で考えても、
個人が企業にないがしろにされる傾向は、全体として強まっているとい
えるでしょう。

こういう閉塞感の漂う時代のなかで、「小が大に勝つ」ことの重要性は
ますます高まっています。小さな会社や個々人がいかに生き残っていく
のかを考えるうえでも大事ですし、その閉塞感を突き抜けていく突破口
のヒントになれば、という思いがあります。

典型と申しますか、真田氏ほど「小が大に勝つ」ということにおいてめ
ざましい成果を上げ、光り輝いた人たちは歴史上そう多くはないと思う
んです。世の中で真田への関心が高まり出すこのタイミングで出版する
意義は大きいと考えました。



■「小が大に勝つ」真田の兵法に何を学ぶか

■【ブレーン講師の本】福永雅文『ランチェスターの法則で読み解く真田三代 弱者の戦略』

今週末、いよいよ大河ドラマ『真田丸』が始まります。

オフィシャルなものも含め、数多くのガイドブックが出ています。

その中で、福永さんのこの本は、かなり異端かもしれませんが、
真田氏の活躍が、戦国の遠い時代のことではなく、
現代のわれわれにとって普遍的な価値をもっていることがよくわかる1冊です。

なお、ランチェスターの法則に関する、
あるユニークな実験──「長篠の合戦」をサバイバルゲームで再現した──
は、個人的にお勧めの記述です。

ぜひ、手に取っていただきたいと思います。
 
(編集部 酒井俊宏)

2016年01月08日(金)更新

謹賀新年


あけましておめでとうございます。
ことしもよろしくお願い申し上げます。

お正月は、地元・つくばの一ノ矢八坂神社にお詣りしてきました。

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いつか書きましたが、大きくはないけれど、平安時代からの歴史があり、
境内には、樹齢800年の欅を筆頭に古木・巨木が屹立していて、人智を超えた大きな存在に見守られている安らぎを感じます。
同時に、境内の清々しさにいつも背筋が伸びる感覚ももちます。

こういうとき、若い頃はなんだかいろいろ都合のいい願掛けをしていたりしましたが、ここ数年、個人的なことは、目には見えない神様に、こうして生きていることへの感謝の念を捧げるだけになりました。

松の内もすぎてしまい、おそめのご挨拶ですが、
どうかみなさまにとってよい年になりますよう、
ご多幸をお祈り申し上げます。
 
(編集部 酒井俊宏)

2015年10月20日(火)更新

『吉田基準』が示す、これからの日本のモノづくり


前回に引き続き、弊社の新刊をご紹介させていただきます。

今月発売の吉田基準です。
(※「吉」の字は、上が「土」の字です。以下同)

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吉田基準──価値を高め続ける吉田カバンの仕事術

吉田カバン ホームページ
 >>>


基準、というと、昨今、建築基準であるとか
規制であるとかを連想される方も多いと思いますが、
これは、「吉田カバン」というカバンメーカーの、
企業としての「仕事」の進め方や考え方が記された本です。

吉田カバン、正式社名は株式会社吉田といいます。
「PORTER」(ポーター)「LUGGAGE LABEL」(ラゲッジ レーベル)などのブランド名のほうがよく知られているかもしれません。
若々しいイメージ、男性向けのイメージがありますが、実際には老若男女問わず、人気です。

もっている人を街なかや電車の中などでよく見かけますし、知っている人は多い、
吉田カバンの商品ですが、実はすべて「メイドインジャパン」であることをご存じでしょうか。

アパレル業界では、最終的に縫製を行なった場所を「生産国」にすることができますが、
同社はすべての工程を国内で行なっています。いわば真性のメイドインジャパンといえます。

もう一つ、大きな特徴が、自社内でカバンを製造するのではなく、
長いおつきあいのある外部の職人さん
(同社では必ず「職人さん」と敬意を表して“さん”づけする)と
工房に委託しています。

新しい製品は、社内のデザイナーの方と、外部の職人さんの「二人三脚」で生み出されています。
しかもすべてが手作業です。

創業80年を迎えた同社は、ずっとそうやって生き残り、堅実な成長を遂げてきました。
創業者である故・吉田吉蔵氏の創業の志と、ものづくりにかけた矜持が、そのもととなりました。

本書では、吉蔵氏の次男で三代目社長にあたる吉田輝幸氏が、
吉田カバンのものづくりと経営哲学、創業者の志を語ってくださいました。
外部の腕利きの職人さんや、デザイナー、さらに晩年の吉蔵氏からカバンの手縫いの真髄を学んだ、
輝幸氏のお姉さん・野谷久仁子さんの声も、収めています。

タイトルにある「吉田基準」とは、吉田カバンの社内で使われている言葉ではありません。
外部の職人さんたちの間で、同社のものづくりに関する要求水準の高さを指して、
誰ともなく使い始めた言葉だそうです。

本書では、同社と外部の職人さんたちが手を携えて取り組む、
ものづくりの1つの「理想形」が描かれています。
同時に、究極のプロダクトアウトを軸にした、「広告を打たない」「値引きはしない」
「修理は必ずつくった職人さんに任せる」
といった、
独自性ある同社の仕事の進め方も、あきらかにしていきます。

吉田カバンの「モノ」については、ファッションやモノ系の雑誌・ムックなどでよく紹介されますが、
「ヒト」と「仕事」については、これまでそれほど明らかにされていませんでした。

ものづくりに携わる人はもちろん、すべてのビジネスリーダー、ビジネスパーソンに、
手に取っていただきたい一冊です。





【追記】
私は、もともと吉田カバンのユーザーでファンでしたが、本書の製作に携わって、もっともっと吉田カバンが好きになりました。なお、本書も『「ネジザウルス」の逆襲』同様、雑誌『ニュートップリーダー』での取材がきっかけの1つとなっています。中小企業の経営に資する書籍を、今後も発刊してまいります。ご期待ください。
 
(編集部・酒井俊宏)

2015年10月15日(木)更新

『「ネジザウルス」の逆襲』に、中小企業はなにを学べるか


みなさんは、「ネジザウルス」という工具をご存じでしょうか。

一見、普通のペンチのようですが、
ネジ頭がつぶれてしまったりドライバーの入る溝がつぶれてしまった、
いわゆる「なめた」ネジを、しっかりつかんではずすことのできるすぐれものです。

工具の世界では、1万本売れれば大ヒットだそうで、そうした業界にあって、
2002年の発売以来、なんと250万本を超える、破格のヒット商品となっています。
この「ネジザウルス」のヒットは、多くの中小企業を勇気づけるヒントに満ちています。

・「ネジザウルス」にネーミングを変えるまでは売れなかったこと
・ヒットしたあと「もう十分売れたしこれ以上売れない」と小売店さんに言われてもあきらめず、
トップ以下、知恵を絞って新たな機能を追求したこと
・ネジザウルスのヒットを通して、ヒットを生み出す法則をとらえたこと 等々……。

このたび、ネジザウルスを開発した
株式会社エンジニア社長・髙崎充弘さんが、
貴重なご経験をまとめた本を当社より上梓されました。


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『「ネジザウルス」の逆襲』

とくに、ヒットを生み出したうえ、そのヒットした商品をさらに大きく売り伸ばしたことは、
中小製造業関係者のみならず、業種を問わず、すべてのビジネスパーソンにとって
教訓になると思います。
従業員のみなさんの、モチベーションアップや組織としての一体感の醸成にも役立つヒントも満載です。

本書は、もともと「ニュートップリーダー」で取材をさせていただいたり、
対談にご登場いただいたりしたことでご縁をいただき、
担当編集者がお声がけをさせていただいて、発刊の運びとなりました。
ネジザウルスを愛用されている所ジョージさんに、オビに登場いただいています。
書店の店頭で、すっと目に入ってくるはずです。

そして、こちらもぜひご覧ください。
東洋経済オンラインに髙崎さんご自身が寄稿をされています。
商品開発や、売り伸ばしに課題を感じる中小製造業経営者、関係者のみなさんにとって、
多くの教訓が示されています。(↓)

『隠れた巨大ヒット「ネジザウルス」の秘密』

『「ネジザウルス」をヒットに導いた3つの秘訣』

株式会社エンジニア


今回、ひさしぶりのアップですが、あえて当社商品のご紹介をさせていただきました。

雑誌媒体を通して、中小企業の経営者をお手伝いし、中小企業の経営に資するのが、
『経営者会報』『ニュートップリーダー』を通じて、私どもが心がけてきたことでした。
このような書籍の発行も、同趣旨の取り組みといえます。

経営者のみなさま、中小企業関係者のみなさまのお役に立てるよう、
引き続き、さまざまな形で情報発信してまいります。
なにとぞよろしくお願いいたします。
 
(編集部 酒井俊宏)


 

2014年06月05日(木)更新

【取材日記】シューズセレクション社長 林 秀信さん


ニュートップリーダー6月号『連載・一点突破の経営』では、
傘の国内トップメーカーで小売も行なう、
シューズセレクション・林秀信社長にご登場いただいています。
偶然なのですが、梅雨時の6月号でのご登場です。

「傘なのにシューズ?」と怪訝に思われる人もいるかもしれませんが、
これは、林社長の「秀」の字を「シュー」と読みかえているのです。
「秀さんのセレクション」の意です。

ブランド名は「water-front」。
持っているという人も多いのではないでしょうか。

林さんです。

201406051813_1-350x0.jpg

■シューズセレクション >>>

くわしくはニュートップリーダー6月号をご覧いただきたいと思いますが、
記事をまとめられたコンサルタント・福永雅文氏の文章からの引用も交えつつ、
少しだけ、ご紹介します。

林社長は、もともと飲食店などを経営し、成功を収めていました。
ものづくりに携わる事業をしようと、40歳のときに決意。
同社を立ち上げ、傘業界に参入するのです。

ホームページをご覧いただければおわかりになると思いますが、
同社の傘は非常に品揃えが多く、高機能・高品質。

一例を挙げると、2000年に売り出した、
背広の内ポケットにおさまる超コンパクトな『ポケフラット』シリーズは
月間30万本を売り上げる大ヒットとなりました。
しかも希望小売価格は500円(税抜き)。

林社長は次のように振り返ります。

「コストを積み上げて500円にしたのではなく、はじめに、
タクシーの初乗りよりも安いワンコイン、500円で、品質、
機能、デザイン、カラーで優れたものをつくることを決めま
した」


値決めこそ経営者の仕事、とはよく言われることですが、
同社のように大きく成功している例は、意外と聞こえてきません。
しかし、本来、事業とはそうあるべきではないでしょうか。


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(直営店・東京自由が丘の「クール・マジック・シューズ」)

林社長は、傘業界の常識を一つ、打ち破っています。
「アソート販売」です。

カラフルな傘をセット売りすることで、売り場全体が賑やかになり、
雨の日にしか売れなかった傘が、晴れた日にファッション雑貨として
売れるようになったそうです。

成熟産業といわれた傘業界においても、
経営者次第で、ここまで市場を切り拓くことができたわけです。
林社長の成功には、学ぶべき点が非常に多いと思います。

くわしくお知りになりたい方は、ぜひ本誌6月号を、
そして、林社長ご自身が書かれたこちら↓のご本、
『晴れの日に、傘を売る。』も、ぜひ、ご覧ください。
もちろん、直営店に足を運ばれるのも、よいと思います。

201406051813_1.png
 
(編集部 酒井俊宏)




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■中小企業経営者の「ドラマ」と「実践」に学ぶ!
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個人プロフィール

『月刊ニュートップリーダー(L.)』(前身は「経営者会報」)編集部にて社長の取材記事を担当。十数年の間に800名以上の経営者に取材、多くの経営者に感銘を受けた経験から、「日本を支えているのは中小企業とその経営者」と確信し、敬意を抱いている。『経営者会報ブログ』サイト編集部員も兼ねる。

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