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2008年06月30日(月)更新

第5回全国合同オフ会 おかげさまで大盛況でした!

去る6月27日、経営者会報ブログの
第5回全国合同オフ会を開催致しました。

会員さん、縁者のかた、学生のみなさまと
多くのかたがたにお集まりいただき、
おかげさまで、大いに盛り上がりました。

ありがとうございました!

事務局一同を代表して、厚く御礼申しあげます。

今回の目玉は、気鋭の経営コンサルタント・石原明氏による
基調講演「今、企業経営者に必要な能力とは?」

そして、当経営者会報ブログの新サービス、
「テストマーケティング研究所」の中間報告。

ここでは、自社の商品をご提供くださった、
涯・石原将一社長とコクホー・庄山悟社長に
プレゼンを兼ねて、スピーチをしていただきました。
ゲストのかたと前回合同オフ会以降に入会された
新規会員のかたにも、ご挨拶をいただきました。

第2部は経営者会報ブロガーと学生、ゲストを交えた懇親会。
各所でお名刺交換や学生さんへの経営者からのアドバイスや、
ゲストのかたを囲んでのちょっとしたコンサルティングと
あちこちでにぎやかな輪ができました。

ですが、懇親会の時間がややショートになってしまったようで、
申し訳ございませんでした。謹んで、お詫び申しあげます。

では、当日の模様を写真中心でお伝えします。
スペースの関係もあり、ご参加くださったかたすべてを
ご紹介できないのが残念です。どうかご容赦ください。

石原先生の基調講演は、経営者のかたにとって
非常に参考度が高かったと思います。
だけでなく、随所に笑いの渦も起こり、聴き手を飽きさせません。
それは素晴らしい講演でした。

いしはらし

いしはらさんに


会員さんにステージにお運びいただき、ご紹介。
新規会員さんとゲストのかたのご挨拶。
マイクを握っていらっしゃるのは、
ゲストの税理士・中小企業診断士の吉澤大先生です。

よしざわさんまいく


懇親会に先立ち、
明治大学で講義をしておられる久米繊維工業・久米信行社長が
教え子のみなさんをご紹介。

くめさんおしえご


こちらは、会員さんのトレンド・プロ、岡崎充社長が主宰される
『岡崎塾』の学生のみなさん。

おかざきじゅく

意欲的な学生のみなさんは、ブログを通じて過去、
さまざまな質問に答えてくださった会員経営者に
積極的にご挨拶、そして学生さんらしい質問の嵐……。

多くの会員さんにとって、刺激的だったようです。

コクホーの庄山社長は、簡易ブースに立って、
マーケティング研究所で提供してくださった、
『プルミエール』のプレゼンテーションとセールス。
左側が逸品の森本繁生さんです。
このあと、プルミエールをご購入され、ご満悦のご様子でした。

ぷれぜん


こちらも大物同士の邂逅です。
久米さんとアルベロサクロの榊原節子社長。

くめさんさかきばらさん


最後は、創・村上肇さんに締めのお言葉を頂戴し、
お開き(村上さん、後ろ姿ですみません……)。

むらかみさん

なお、当日の模様は、
すでに多くの会員さんがブログにアップされています。

こちらもぜひご覧ください。

■逸品・森本繁生さんのブログ 
場に役者を揃える:経営者会報オフ会

■京都工芸・寺田元さんのブログ
経営者会報ブログ・第5回オフ会
石原明氏 講演

■涯・石原将一さんのブログ
第5回全国合同オフ会

■アルベロサクロ・榊原節子さんのブログ
経営者会報ブログオフ会――グローバルな視点

■三元ラセン管工業・高嶋博さんのブログ
経営者会報ブログ 第5回オフ会に参加してきました。

■コクホー・庄山悟さんのブログ
充実の金曜日


会員のみなさま、縁者のみなさま、
そして学生のかたがた。
重ねまして、厚く御礼申しあげます。

いろいろ不行き届きな面もあったことと存じますが、
次回の運営に活かしていきたいと思っております。

ご参加いただき、ありがとうございました!


(編集部・酒井俊宏)



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2008年06月26日(木)更新

【ブログピックアップ】逸品 森本繁生さん

「ブログピックアップ」では、
経営者のみなさんの書かれたブログの中から、
お薦めのブログをご紹介しています。

今回のお薦めブログは
逸品森本繁生さんです。
 
 *      *      *


最近の講座で意外にも最も反応がよかったアドバイスが
掲題の言葉でした。

富山の「新世紀ネットビジネス道場」第1講座の後、
http://www.tonio.or.jp/joho/semi2/2008net-doujyou.html

有志の5名と懇親会に行きました。
そこで5名中4名が、家庭の悩みを抱えていることが判明。


■続きはこちら >>>
■合資会社逸品 ホームページ >>>

 *      *      *


これは経営者にかぎった話ではありませんね。
親子、夫婦、兄弟……。
とくに夫婦仲などは円満でないと、本来その人がもっている力も
なかなか発揮できないのではないか、と思います。
 
まず、家族に感謝……。
私自身、実践しているつもりでしたが、
改めてそのことの大切さに思い至っております。

森本さん、ありがとうございました。


(編集部・酒井俊宏)



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2008年06月25日(水)更新

ひゃくはち

あまり自分のことを書いてきませんでしたが、
実は私、大の野球好きです。

メジャーもプロ野球も、高校野球も
いくら観ていても飽きません。

ちなみに、たまに草野球もやってます。
会社の野球部(…弱小・つい先日の練習試合で5年ぶりに勝利)では、
現在、齢43にして、入社した15年前以来ずっと、4番・センター。
(…事実は、監督が一番やりたそうな顔をしている奴に面倒だからやらせているだけ)

そんなわけで、たまには野球にまつわる思いなども
書いていきたいと思っております。

……で、今回は、野球好きにお薦めの小説をご紹介しましょう。

なんと、経営者会報本誌でも執筆いただいている
ライターの早見和真さんが、小説家としてデビューされました。
しかも同時に映画化という快挙!

タイトルは「ひゃくはち」
名門野球部でレギュラーになれなかった元高校球児が主人公で、
男なら誰でも覚えがあるであろう青春時代特有の煩悩と
清いものへの憧れとが同居する「あの頃」を、
瑞々しい筆致で描かれています。

高野連や大新聞社が嫌がりそうな、
決して清く正しく美しいわけでもない、
等身大の高校生が描かれている点、
これまでの野球小説になかった収穫といえます。

また、野球好きな人には、これまでの野球小説で、
肝心の野球の描写の拙さで引いてしまって
ストーリーに入り込めなかった人もいると思います。
(私はたいていの小説でそれを感じました)

そんな人でも満足すること請け合いです。
試合の描写、臨場感が素晴らしい!
スポーツライターでもある早見さんならではといえる
素晴らしい出来映えだと思います。

ひゃくはち


■映画『ひゃくはち』 公式サイト >>>

早見さん、デビューおめでとうございます!
映画もきっとヒットしますよ。

(編集部・酒井俊宏)



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2008年06月23日(月)更新

【取材日記】東光薬品工業 小林洋一さん

経営者会報7月号(7月1日発行予定)の
巻頭特集は「リスクを恐れない経営」です。

経営にリスクはつきもの、というわけで、
それを恐れることのないメンタル面、あるいはリスクをつかむ際の
ロジカルな分析力などを身につけるうえで、
経営者がもつべき姿勢や心構えについて
ヒントを示そうというものです。

この特集での事例にご登場いただいた、
東光薬品工業(東京都足立区)の二代目社長、小林洋一さんは、
非常にエネルギッシュなかたでした。

とうこうこばやしさん

■東光薬品工業 ホームページ >>>

東光薬品工業は、規模的には大手ではありませんが、
立派な経営をしておられます。
同社は小林社長のお父上で現会長の晃二氏が創業。
湿布薬などの貼り薬、塗り薬を手がけ、
多くのメーカーにOEM供給しています。

その同社は1998年に畑違いといえた白血病の治療薬開発に着手。
2005年、完成した新薬・新規合成レチノイド(通称)が
国の承認を得ました。

こうした「ピカ新」=いわゆる画期的な新薬=の開発は
大手の独擅場で、同社のような従業員250名に満たない
中堅規模の会社ではほとんど例がないそうです。

なぜ例がないのか。
それはまさにリスキーだからです。

詳しくは、経営者会報7月号をご覧いただければと思いますが、
小林社長がそのリスクに怯まなかったのはなぜか、
ほんのちょっと、ご紹介します。

基礎的な研究は、東大薬学部の首藤紘一教授(当時)らの研究で
84年にはできあがっていました。
しかし、製品開発に名乗りを挙げる大手企業はありませんでした。

製造業に携わっておられる経営者の方は
よくおわかりかと思いますが、
この新薬を必要とする患者さんの絶対数が少なかったからです。

小林社長は次のように振り返ります。本誌記事から引用します。

「製薬会社であれば、どんなに規模が小さい会社で
あっても新薬開発を夢見るものです。ものづくりに
携わる人間としての矜恃もある。私たちの場合も、
人の命に直接関わる製品に携わりたいという気持ち、
病気に苦しむ患者さんに喜んでもらえるものを作り
たいという気持ちが強かった。ニッチなマーケット
でなら、国内の大手メーカーや外資系製薬会社に太
刀打ちできるという計算もありましたが、損得ばか
りを考えていたら、研究する先生方のご協力も得ら
れなかったと思います」


とはいえ、「ピカ新」の開発は審査を受けるだけでも、
その生産設備をすでに備えていなければならず、
数十億円もの費用がかかったといいます。
堅調に成長を続けてきた同社の年商は現在45億円ですから、
いかに大きな額かおわかりいただけると思います。

メインバンクにも思いとどまるように言われたそうで、
実際、経営の屋台骨を揺るがしかねない
挑戦だったといえるでしょう。

同社はこの研究で数々の賞を受賞します。
とりわけ、象徴的なのは、昨年、受賞された
東京商工会議所の『勇気ある経営大賞』でしょう。

ゆうきあるけいえい

お父上と小林社長、親子二人の
まさに「勇気ある」果敢な決断であり、
挑戦であったといえます。


(編集部・酒井俊宏)



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2008年06月19日(木)更新

【取材日記】福永雅文氏「小が大に勝つ戦略」 ヤマグチ・山口勉さん

先日、経営者会報に好評連載中の
経営コンサルタント、福永雅文氏による『小が大に勝つ戦略』の取材に
お供させていただきました。

お相手はでんかのヤマグチ(株式会社ヤマグチ)社長の山口勉さんです。

やまぐちさん


たいだんやまぐち


「でんかのヤマグチ」は、東京・町田市に店舗を構える、
いわゆる「町の電器屋さん」ですが、
一時は大型チェーンが何店舗もひしめいたこのエリアで一歩も引かず、
独自の地位を築き上げておられます。

やまぐちおみせ

■でんかのヤマグチ ホームページ >>>

ほんの一部、内容をご紹介しますが、
詳しくは7月1日発行予定の、経営者会報7月号を
ご参照いただければと思います。
福永さんの、鋭い分析をされながらも温かい筆致の文章で
同社の取り組みを知ることができることでしょう。

同社の特徴は、いわゆる『ご用聞き』営業。
電球1個からでもお届けする姿勢で、エリア内でのファンを増やしています。

お客さんをお招きしてイベントを開き、カツオや鰻、ジャガイモなど、旬の食材を
その時期に合わせて、格安で販売、あるいは進呈するといった、
普通の電器屋さんが考えつかない取り組みをしてこられました。

そうした努力の甲斐あって、7、8年前の段階で25%だった粗利率も、
いまでは、30%をゆうに超えています。
山口さんは次のようにおっしゃいます。

「大規模店の進出で、売上は絶対に落ちてしまう。
3割は落ちるとみていました。それでも生き残る
には利益率を上げること。いまのお客様をより大
切にしていくしかないと思っていました」

まさに「小が大に勝つ」ためのヒントを
身をもって示しておられます。

でんかのヤマグチでは、こんな看板も掲げておられます。
同社の姿勢を象徴的に示していると思います。

かんばん

地域に密着するという理念を、
小さなことから実践されて、近隣の人たちに
喜ばれています。

山口さん、お忙しいなか、ありがとうございました!

さて、ここで、改めて、福永さんのご紹介を
させていただきます。

福永さんはランチェスター戦略研究の第一人者といってよいでしょう。
弊社から本も出されています。ちょっと宣伝してしまいます。

らんほん

らんほんに


■戦国マーケティング ホームページ >>>

福永さんの取材にお供させていただくと
本当に勉強になります。

ポイントの押さえ方や目のつけどころが凄いのは
いうまでもないとしても、
お話を引き出すのがお見事なのです。

私などが「御社の事業の特徴はなんですか」と
大上段に聞いてしまいがちなところを、
「それでどうされました?」「すぐ成果は出たのですか?」
と、先方のお話を遮ることなく、流れに沿って
実にスムーズに引き出していかれます。

10年以上、取材をしていて、そこそこやれるようになってきたと
心のどこかで思っていたりしましたが、とんでもない。
まだまだ勉強です。

福永さん、いつもありがとうございます。
これからもご指導を賜りますよう、お願い申しあげます!


(編集部・酒井俊宏)



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2008年06月17日(火)更新

【ブログピックアップ】蒲郡製作所 伊藤智啓さん

「ブログピックアップ」では、
経営者のみなさんの書かれたブログの中から、
お薦めのブログをご紹介しています。

今回のお薦めブログは新しくご参加いただいた、
蒲郡製作所伊藤智啓さんです。

おそらく金属加工業に携わる経営者なら、知らない人はいない、
それほど凄い会社であり、凄い社長さんです。
ご参加いただき、ありがとうございます。
 
 *      *      *


皆さん、こんにちは!

私にとって、今年一年は、「ご縁を大切にする年」です。
今年だけなの?とおっしゃる方もおみえでしょうが、
今年は特に年頭からそう思いました。
私は、今年で48歳になりました。
ねずみ年、年男です。

なぜ、特別な年なのか、なぜそう思ったのかと問われても、
特別な理由があるような、ないような。(笑)


■続きはこちら >>>
■蒲郡製作所 ホームページ >>>

 *      *      *


伊藤さんはご縁を大切にするという
ご自身の決意について書いておられます。

若輩者の私はまだまだ、「徳」については難しそうですが、
せめて、いただいたご縁を大切にしたいと思った次第です。

そして、伊藤さんは、会員さんの三元ラセン管工業・高嶋博社長のご紹介で
入会してくださいました。
高嶋さん、素晴らしい方をご紹介いただき、
本当にありがとうございます。

■高嶋さんのブログ >>>
■三元ラセン管工業 ホームページ >>>

私どもも、よいご縁をいただきました。

伊藤さん、そして高嶋さん。
これからどうぞよろしくお願い申し上げます。


(編集部・酒井俊宏)



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2008年06月13日(金)更新

【取材日記】メトラン トラン・ゴック・フックさん

先日、経営者会報「異能経営者がゆく!」の取材で、
凄い人にお会いしてきました。

ベトナムから来日し、いまでは帰化して日本人となった、
株式会社メトラン社長・新田一福(トラン・ゴック・フック)さんです。

ふっくさん

■メトラン ホームページ >>>

1947年にベトナム・ユエ(フエ)市に生まれたフックさんは、
68年、私費留学生として来日。

東海大学工学部で学ばれ、ご卒業と同時に
医療機器メーカーに研修生として入社されます。
そして、84年に独立し、メトランを設立。

その間、ご存じの通りベトナム戦争があって、
ご両親の住んでおられたサイゴン(現ホーチミン)が陥落。
音信不通になってしまいます。(のちに感動の再会を果たされます)

運命に翻弄されながらも、フックさんは夢を追いかけ、
世界初の「高頻度振動換気(HFO)人工呼吸器」を開発。

かつての人工呼吸器は、圧力をかけて肺胞を膨らませ、
呼吸させるものが主流で、
呼吸器系統が形成されきっていない未熟児に使用すると、
後遺症が残るケースも多かったそうです。
同社はリニアモーターで1分間あたり900回という細かい振動を作り出し、
肺胞に負担をかけず、自然な呼吸を促すことに成功します。

このジャンルにおいては、日本一のシェアを誇り、
多くの未熟児の命を救っておられるのです。

当時、フックさんと同様の、
ベトナムの富裕層の子弟は、
留学先に欧米を選ぶ人が多かったそうですが、
少年の頃から日本に憧れ、
合気道など武道をたしなんでいたフックさんは
日本行きを選びます。

フックさんはどうしてそれほどまでに
日本に憧れたのでしょう。

詳しくは、来月1日発行予定の経営者会報7月号を
お手に取っていただければと思いますが、
フックさんは次のようにおっしゃいました。

お聞きしている間、
私は不覚にも、目頭が熱くなってしまいました。

「私は東洋は一つの共通した文化圏だと思います。
ある時代まで、日本もベトナムも中国からたくさ
ん学んだけど、東洋的な価値観のよい面、たとえ
ば義理とか人情などの道徳観を国づくりのレベル
で活かして、近代国家を実現した国は日本だけな
んです。日本人は東洋の“宝物”のようなものを、
東洋の人たちのために大事に守り、形を整えて育
ててくれた。これは凄いことです」


日本と日本人を、ここまで評価してもらえるのは、
過去の立派な、私たちの先達・父祖のおかげに他なりません。

来日されてからも、
フックさんの親日度は変わりませんでした。

「実際に来てみたら、みなさん本当に温かかった。
研究者として成功できたのは、面倒をみてくださ
ったたくさんの人たちのおかげ。日本と日本人が
好きだから、『ああ、日本ではこうなんだ』と、
違い自体が面白くて、毎日が楽しくてしかたがな
かった」


フックさんは「お世話になった」という日本で
事業を通じて社会貢献をしてこられました。
将来的には、ベトナムに生産拠点をもち、
世界中に同社製品をもたらし、同時に、
母国ベトナムでの雇用創出に寄与するという考えをおもちです。

そんなフックさんのお話を
1時間あまりお聞きしていると、
すでに日本に帰化されているフックさんには大変失礼ながら、
普通の日本人よりもはるかに日本人らしいかただと思いました。

同時に、かつての日本には、きっとフックさんのような
素晴らしい心映えの人がたくさんいたのではないか、と思いました。

私ごときになにができるのかわかりませんが、
フックさんの姿勢を見習って、まずは、足もとの小さなことから、
フックさんが憧れを抱いた日本人の一人として
恥ずかしくないふるまいをしていこう、と肝に銘じた次第です。


(編集部・酒井俊宏)



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2008年06月12日(木)更新

【ブログピックアップ】八戸ニューシティホテル・谷口圭介さん

「ブログピックアップ」では、
経営者のみなさんの書かれたブログの中から、
お薦めのブログをご紹介しています。

今回のお薦めブログは八戸ニューシティホテル谷口圭介さんです。
 
 *      *      *


「八戸地域SNSはちみーつ」の友人から

「おすすめのゴマ油はありますか?」と
コメントがありました・・

ゴマ油のメーカーへのこだわりはありません
しかし、注意していることがあります。

私は、Aの素のゴマ油を使っています
それも・・180gの瓶です(もっと少量の物がいいです)



■続きはこちら >>>
■八戸ニューシティホテル ホームページ >>>

 *      *      *
 

谷口名人の料理レクチャーを楽しみにしておられるかたは
多いと思います。

私(=酒井)もファンです。
谷口さんは近いうち、テレビ局の料理番組などから
お声がかかるのではないでしょうか。

そのレクチャー、まことに勝手ながら、
これなら料理が苦手な人も真似できそう……
という記事を私が選ばせていただいて、
以下に挙げてみました。

オムレツや生姜焼きなど、
まさに目からウロコ、のワザです。
 
■熱くなると・・ゴマ油!>>>
■鰆・・・>>>
■野菜炒め・・基本編>>>
■八助梅・・と・・おにぎり>>>
■オムレツ・・>>>
■生姜焼き・・タレは自分で作る・・焼き方は・・>>>
■シンプルな料理ほど・・奥が・・(目玉焼き)>>>

(編集部・酒井俊宏)



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2008年06月07日(土)更新

【取材日記】レーザーテック 浜野太郎さん

去る6月3日、
会員さんのレーザーテック社長・浜野太郎さんに
取材をさせていただきました。

はまのさんあっぷ

■レーザーテック ホームページ >>>

浜野さんには、少し前に「働きがいのある会社」という特集でも
ご登場いただいて、これが私にとって2度目の取材です。

取材内容は、経営者会報7月号掲載予定の「社長ブロガー登場!」です。

この連載では、ブログを始められたきっかけや事業への効用、
さらにブログを始めてからのご本人の内面の変化などをお聞きしています。
アーカイブは拙ブログにまとめてあります。

浜野さんのブログ活用法で特徴的なのは、
書かれたブログを本にまとめて、社員さんや
見学者・来訪者に配布しておられることです。

ぶろぐぼん
(撮影・浜野太郎氏)

会社のことを知ってもらううえで、
非常に効果があるそうです。

ただ、今回は、前回、見学できなかった
同社の「朝礼」をぜひとも見学させていただきたく、
その旨、浜野さんにお願いすると、
朝礼見学会の日程でもないのに、快諾してくださいました。
浜野さん、ありがとうございました。
(ちなみに見学会は毎月第三水曜日だそうです)

レーザーテックさんの朝礼は、噂には聞いていましたし、
浜野さんご自身がブログでご紹介されている記事も
拝見させていただいていましたが、
実際に目の当たりにすると、
想像していた以上に、若い社員さんの教育、
情報の共有、一体感を醸成していくうえで
効果絶大だと感じた次第です。

写真中心にご紹介します。
司会は、若い社員さんが持ち回りで担当します。
8時20分開始。まずは大きな声で挨拶。
「業務遂行にあたって」という、業務上の心がけをまとめたものから
1項目を抜粋して司会者が読み上げます。

ちょうれいいち

そのあと、連絡事項の報告、
さらに「職場の教養」という、
倫理法人会さんが出版されている月刊の冊子から、
その日のコラム(毎月朝礼などで読めるよう、毎日1本分が掲載されています)を
みなさんで輪読します。

次に、司会者による1分間のスピーチ。テーマは限定せず、
日頃、考えていることや、気づいたことを述べます。

そして工程の打ち合わせ。

ちょうれいに

当然、事務系の人も出席されているわけですが、
こうしたことがミスを防ぐことになるでしょうし、
なにより、現場を知っているのと知らないのとでは、
仕事への理解も当事者意識も違ってくるのでは、と思いました。

圧巻だったのは、最後の「握手」です。
理屈抜きに、信頼感や一体感が醸成されると感じました。

ちょうれいさん

ちょうれいよん

ちょうれいご


……と、ここまで書いて思いましたが、
やはり百聞は一見にしかず、かもしれません。

ご興味をもたれた方は、ぜひ同社の例月の見学会に
お申し込みを!  >>>


(編集部・酒井俊宏)



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2008年06月06日(金)更新

【ブログピックアップ】三元ラセン管工業 高嶋博さん

「ブログピックアップ」では、
経営者のみなさんの書かれたブログの中から、
お薦めのブログをご紹介しています。

今回のお薦めブログは三元ラセン管工業高嶋博さんです。ご出張先の台湾から、旅の模様を綴ってくださっています。
 
 *      *      *


15年前に始めて台湾に訪れたときに一番感動したのが國立故宮博物院でした。
次の機会に訪れるときにはじっくりと時間をかけて展示品をみたいと思っていたところ、
今回は昨年の2月にリニュアルした國立故宮博物院をゆっくりと見学できるという事で
日本を出るときから楽しみにしていました。


■続きはこちら >>>
■台北の旅(1) >>>
■台北の旅(2) >>>
■台北の旅(3) >>>
■台北の旅(5) >>>
■三元ラセン管工業 ホームページ >>>

 *      *      *
 

私(=酒井)は、ちょっと前、韓国・ソウルへ行っておりました。
韓国同様、ある時期まで「日本」だった台湾には、
ずっと興味を抱いていまして、大変勉強になりました。
台湾新幹線は、開通にあたって日本に協力を仰いだと聞きますが、
日本の新幹線そっくりですね。
 
高嶋さんの、この「台北の旅」。
まさに社長ならではの視点で、素晴らしいレポートになっています。
みなさまも、ぜひご覧下さい。

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個人プロフィール

『月刊ニュートップリーダー(L.)』(前身は「経営者会報」)編集部にて社長の取材記事を担当。十数年の間に800名以上の経営者に取材、多くの経営者に感銘を受けた経験から、「日本を支えているのは中小企業とその経営者」と確信し、敬意を抱いている。『経営者会報ブログ』サイト編集部員も兼ねる。

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    恥ずかしいんですがリユース業の市場がこんなに大きく、それを扱う企業がまた大企業になっていることを、この本を読むまで知りませんでした。 株式会社トレンジャー・ファクトリー、東証1部上場で2017年2月期の売上高が132億円、店舗数142、従業員(正社員)511名、創業以来20年連続増収の会社の代表取締役社長の野坂英吾さん44歳がこの6月に日本実業出版社から、資金30万円から100億円企業を作っ
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    熊本の双和食品工業㈱の高尾幸子社長さんは、私と同じ当初からの経営者会報ブログの会員さんです。 この双和食品工業株式会社さんの工場も熊本地震の被害にあいインフラが整うまでの間、工場が操業できず、ようやく工場が動くようになったそうです。 それまでの状況...
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    こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。 経営者会報ブログサロンを運営する事務局である日本実業出版社から 連絡が来たのは昨日のことである。 サロン立ち上げ初期の頃からブログで発信し続けておられる 双和食品工業株式会社の高尾幸子社長の会社が被災されたという情報が 回覧されたのだ。 熊本発のネット通販で餃子といえば 双和食品工業株式会社 さんで 熊
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    大阪産業創造館が2013年から始めている、ものづくりの現場で働く若者を取り上げた「ゲンバ男子」が話題になり、幻冬舎から、この12日に40人の若者を紹介した「ゲンバ男子写真集」として発売になります。 我社の若者も紹介されています。 今日はその写真集ではなく日本実業出版社の新刊書2冊、どちらも自社の製品がなぜ売れ続けているのか? その秘密が書かれています。  一冊目は、「e製造業の
  • タビオ 越智直正会長講演 from 次代を創る製造業 特殊変圧器メーカー 治部電機株式会社 代表取締役 治部 健 (じぶけん)日記
     タビオ 越智直正会長の講演に出席しました。 経営者会報ブログ【取材日記】2009年1月19付でも紹介されていました。  現役で経営理念浸透にご尽力されている背景をリアルタ...