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2013年04月16日(火)更新

つくば暮らし・都会と田園






ときどき、自分の住むつくば市の様子をお伝えしています。

これは、つくばエキスプレス・研究学園前駅からすこし歩いたところに
先日オープンしたジー・ユーの店舗。日曜の昼下がり。
ちょっと面白い写真が撮れました。
昭和40年生まれの私には懐かしい、アドバルーンを見て、つい1枚。
原野に屹立する巨木の向こうは筑波山。

とくに買い物があったわけではないですが、
新しくオープンしたと聞くとつい足を運んでしまいます。
かなり賑わっていました。

この、研究学園駅前界隈は、ちょっとした開発&出店ラッシュです。
ケーズデンキがあるというのにヤマダ電機もそばにオープン、
もう少しすると、あのコストコもできるといいます。

5年前のオープン時は北関東随一といわれた
ショッピング施設・イーアスつくばもあり、
日常の買い物ではまったく不自由しません。
となりのつくば駅界隈も、駅ビルや西武百貨店など
商業施設が多々ありますし、ホテルオークラもあり、大変便利。

私が住んでいるのは、この写真でいうと、
まさに筑波山の手前あたりで、
こうした大店の出店によるにぎわいとは無縁だったりしますが、
もともとの田園風景に加え、
つくばエキスプレスの開通で東京の通勤圏になったことで
都市化が進み、都会的な機能が、どちらもあるのが、
この町の、大きな魅力といえます。

自然が豊かで、でも都市の利便性も欲しい、
そんな街に住もうとお考えなら、うってつけですし
おすすめです。

とはいえ、まだ引っ越してから五年目の新参者ではありますが、
そんなに開発しなくてもなあ、という思いもあります。

けさも拙宅のそばでは、雉がケーンと鳴いていました。







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2013年02月25日(月)更新

テストマーケティング研究所in八戸そして講演会


さる2月22日、23日の両日、
経営者会報ブログのイベントを青森県八戸市にて開きました。
 
経営者会報ブログ会員さんである、八戸ニューシティホテル常務、
“虎鯖棒寿司”谷口圭介さんのご要望と、
多くの会員さんのリクエストにもお応えしての、
「テストマーケティング研究所 in 八戸」です。
 
同ホテルに到着したその足で、さっそく夕方17時からスタートした
「テストマーケティング研究所」では、谷口さんの新しい鯖棒寿司の可能性と、
地元からご参加いただいた株式会社・ひろの屋代表取締役、
下苧坪(したうつぼ)之典さんによる、国産=北三陸天然ワカメの素晴らしさ、
そしてワカメとイカをふんだんに使った地元有志のコラボ商品「イカシウマイ」について、
活発なご意見が交わされました。
 
■八戸ニューシティホテル ホームページ >>>
■ひろの屋 ホームページ >>>
 
 


 
鯖寿司は2種類。どちらも美味しく、意見も百出。
 
 
 
こちらはイカシウマイ。絶品です。
個人的には、おでんの具に入っていたらうれしい、と思いました。
 
 
続いて、ご参加いただいたみなさま。




八戸ニューシティホテル常務・谷口圭介さん。



ひろの屋代表取締役・下苧坪之典さん。


久米繊維工業会長・久米信行さん。

 
創代表・村上肇さん。


日本金属工芸研究所社長・山田敏晶さん。


小高莫大小工業社長・小高集さん。

京都工芸社長・寺田元さん。

エビスヤ社長・山岸健一さん。

レーザーテック社長・浜野太郎さん。
(すみません、この絵しかピントが合っていなかったもので……)


ジェイ・ポート社長・樋下茂さん。


そして、NTTデータ・津田博史さん、
 
 
懇親会のあと、
翌日は皆さんで八戸港、「八食センター」などを観光。
記念に一枚。



午後から、八戸市役所勤務の相模将喜さん、
学校法人光星学院八戸大学さんのご尽力で開催した、
株式会社創代表・村上肇さんのご講演と、久米繊維工業会長・久米信行さん、
京都工芸社長・寺田元さん、八戸ニューシティホテル・谷口圭介さんに
村上さんを加えた4名さんでのパネルディスカッション。





 
 
中小企業経営者がいかにして、ご自身と会社の価値をアピールし、
お客さんの支持を広げていくか、その具体的な実践法を、前段のご講演で。
そして実体験をもつ経営者のみなさんによる、熱のこもった語り口で紹介されるエピソードの数々は、
きっと聴講された方々にとって、ご参考になったことと思います。
 
それにしても、八戸はすばらしいところでした。
その魅力、そして今回の「八戸旅」の面白さは、すばらしい書き手の揃った、経営者会報ブログ・
ブロガーのみなさんのエントリでお楽しみいただきたいと思います。
 
 
■久米繊維工業 久米信行さん 
 
 
■コクホー 庄山悟さん
 
■八戸ニューシティホテル 谷口圭介さん 
 
■エビスヤ 山岸健一さん 
 
■京都工芸 寺田元さん 
■ジェイ・ポート 樋下茂さん
 
■小高莫大小工業 小高集さん 
 
最後に、残念ながら風邪を召されてご参加いただけなかった、
クエストリーの櫻田さんのブログです。
板長のコメントと合わせて、こちらもご覧いただきたいと思います。
 
■クエストリー 櫻田弘文さん
 
 
会員のみなさまの会社をお互いにお訪ねするこうした機会は、
これからも、定期的に設けたいと思います。
よろしくお願いいたします。
 
 
 
(編集部 酒井俊宏)
 


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2013年01月18日(金)更新

【取材日記】湯佐和 湯澤剛さん

制作中の『月刊ニュートップリーダー』2月号の取材で、
神奈川県鎌倉市内を中心に居酒屋を複数営んでおられる
湯佐和社長・湯澤剛氏にお会いしてきました。
 
『失敗に学び 生かす経営』と題した特集記事の中の事例として、
湯澤さんと同社にご登場いただいたものです。

同チェーンは、新鮮な海鮮料理と、明るくゆきとどいた接客で、
どのお店も人気店になっています。
 
 

(撮影・柚木裕司氏 以下同)

湯澤剛社長です。
下は、『七福水産』にて。
お刺身は絶品でした。




 
■湯佐和 ホームページ >>>
 
いうまでもなく、求めて失敗をする経営者はいません。
一方で、失敗は発明の母といわれるように、
経営者自身の失敗ほど、教訓として、
経営やご自身の成長に生かされるものもないでしょう。
 
この特集では、組織マネジメントや事業推進上、失敗をし、
窮地に陥ったご経験をもつ経営者にご登場いただき、
その経験を、どのように生かしたかをお聞きしています。
 
湯澤社長の場合は、経営を引き継いだとき、すでに債務超過にあったことから、
利益追求、利益重視の経営に偏り、そのことで虎口を脱することはできたものの、
会社の雰囲気はすさみ、事故も招いてしまいます。
 
その状況をどのようにして好転させていったのかは、
2月1日発行予定の『月刊ニュートップリーダー』2月号をご覧いただきたいと思いますが、
一つ、ここでご紹介しておきたいのが、ご自身が失敗をおかす以前の、
債務超過に陥っていたころのエピソードです。
 
それこそ常に死を考えるような日常だったそうですが、
湯澤さんは、あることをきっかけに立ち直ります。
 
「債務は利息だけで年に1億円以上返さなくてはならず、
当時の売上では完済まで何十年もかかる計算でした。そう
考えるのでやる気も出てこない。そこで、まず五年だけが
んばってみよう、と思ったんです」
 
そう考えて、自作したのが、日めくりカレンダーでした。
カレンダーといっても、この写真のような(実物です)、
残りの日数を示すだけのもの。
 
 
 
しかし不思議なことに、毎日、めくって、少しずつやれることに取りかかるうち、
不安も消え、徐々にやり甲斐すら感じだしたそうです。
 
行き詰まったときの打開策には魔法などはなく、
「正しいルーティン」をこなしていくことが重要なのではないか、
と思った次第です。
 
経営者でなくてもビジネスマンならあてはまる気がしています。
 
湯澤さん、様々にヒントをいただきました。
ありがとうございました!
 
 
(編集部 酒井俊宏)





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2012年10月22日(月)更新

東京スカイツリーのお膝元で経営者会報ブログ・オフ会

10月18日、たのしい宴が開かれました。
小髙莫大小工業小髙集さん、井寄奈美さんのお声かけで、
東京でご活躍の経営者会報ブロガーのみなさんが集結。

クエストリー櫻田弘文さん、M&A Biz辻松律男さん、
日本金属工芸研究所山田敏晶さん、
横浜で催事にご参加中の八戸ニューシティホテル「虎鯖棒すし」谷口圭介板長という
経営者ブロガーの面々に加え、
ゲスト参加の伊藤バインダリーの伊藤雅樹常務、
全国紙の記者さんにもお越しいただき、大いに盛り上がりました。
 

 
場所は「もつ焼き 稲垣」さん。東京スカイツリーのお膝元で、
小髙さんが選んでくださいました。
この写真の下に映っているお店です。
 
よく考えたら、こんなに間近で夜、スカイツリーを見上げたのは
初めてのことでした。
幻想的であります。
 

それにしても、どう言えばいいのか……。
ほんとうに毎度、お集まりいただくたびに、
すがすがしい気持ちになり、元気をいただきます。
 
前向きに事業や仕事と向き合う人たちばかり。
みなさん何の打算もない、すばらしい人たちだからでしょう。


 
 
(下の写真は板長にお借りしました)
 
数名のかたが、その模様をブログで綴ってくださっていますので
ご紹介します。
 
井寄奈美さんのブログ
■東京スカイツリーとビールを飲む会(いよりん新刊前夜祭)>>>
 
八戸ニューシティホテル 谷口板長のブログ
■関東オフ会・・10,18in空町 >>>
 
 
M&A Biz 辻松律男さんのブログ 
■東京オフ会とやっとデビューした「虎鯖」>>>


小髙さん、井寄さん、みなさま、
ほんとうにおつかれさまでした。
感謝申し上げます。

夜の宴にかぎらず、経会ブロガーのみなさまが気楽に集うことのできる、
そしてお互いに刺激になるような場を、
しっかりご用意していきたい、いかねばと、
改めて思いました。
 
(編集部・酒井俊宏)
 


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2012年10月17日(水)更新

【取材日記】リブラン社長 鈴木雄二さん

 
過日、月刊ニュートップリーダーの取材で、
都内のマンションデベロッパー・リブラン社長、鈴木雄二さんにお目にかかってきました。
 
マンションといえば一般的には、広さと立地(駅近か否か)、
ゼネコンやデベロッパーのブランドで価値が決まってしまうものですが、
同社がプロデュースする物件は、
そうした枠から大きくはみ出した付加価値や個性をもっています。
 
一言でいってしまえば、「エコ」な物件ということになります。



(エコヴィレッジ朝霞本町/写真提供:リブラン)


鈴木社長です。
ところどころ、ホワイトボードを使って、
熱心に自社の事業について話してくださいました。




(撮影・フォトグラファー 山本信介)
 
 
◇緑のカーテン応援団 >>>
 
◇リブラン >>>
 
同社のエコヴィレッジシリーズは、風の抜けるつくりや間取りを追求していて、
共有部分にはゴーヤなどを利用したグリーンカーテンや蔓系の植物を這わせ、省エネに貢献。
 
ベランダでのグリーンカーテンのつくりかたをお客さんにレクチャーしたり、
住民同士のコミュニティをつくろうとしている点も同社の大きな特徴です。
 
それらの取り組み全体で、とくに大手デベロッパーでは手がけにくい、
付加価値あるマンションを世に送り出しています。
 
鈴木社長によると、たとえば大震災後に建てられた東北地方の仮設住宅では、
真夏の日中、室内の体感温度は、なにも処置をしなければ、45度以上に上昇してしまいますが、
窓の外にグリーンカーテンをつくると同30度くらいにまで下がるそう。
私も2年連続で、拙宅にゴーヤカーテンをつくっていますが、
あるのとないのとではまったくと言っていいほど違いました。
 
同社と鈴木社長について、詳しくは掲載予定の
月刊ニュートップリーダー11月号・連載/福永雅文の小よく大を制すビジネス兵法」を
ご覧いただきたいと思いますが、素晴らしいと思ったのは、
何年も前から鈴木社長が「NPO法人 緑のカーテン応援団」をつくり、
自ら理事長に就いて活発に活動しておられること。
 
いま例に出した東北地方の仮設住宅がテレビに映る際、
グリーンカーテンがきれいに設えられている映像を見た人も多いと思いますが、
実は同法人の活躍が大きかったようです。
鈴木社長はおっしゃいます。
 
「緑に覆われた建物はわが国ではあまりイメージがよくありませんでした。
お化け屋敷みたいだと…そのイメージを覆さないといけない」

 
自社で手がける製品やサービスの価値を知ってもらうには、
広告という手段がありますが、鈴木社長は、己が信じる価値を、
広く世間にご自身と社員の方々の行動で、
楽しみながら訴えることにしたのです。
 
自社が儲かる儲からない、という立ち位置からは決して出てこない
発想であり、行動なのではないかと思いました。
 
 
(編集部・酒井俊宏)
 
 

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2012年08月31日(金)更新

つくば暮らし・猪苗代~会津の旅③

最終日(21日)は会津若松城へ。

戊辰戦争で傷つき、維新後、
石垣を残して廃城。
現在の天守閣や櫓、門などは、
昭和40年に地元の人たちが力をあわせて
再建されたものです。

石垣は、往時のままだそう。


 



天守にのぼり、そこから市中を眺めます。
白虎隊の人たちが自決したという飯盛山方面。



うまく言葉でいえませんが、
会津若松の街には、常に凛とした空気を感じました。

名君として名高い会津藩祖・保科正之、
それより前にこの地を治めた蒲生氏郷や上杉景勝といった
英傑たちの家中の遺風がやはり影響しているのでしょうか。
どこを歩いても、農村地帯を走っても、
街全体が、つねに掃き清められているような、
小気味よい、こざっぱりとした印象がずっと持続します。

会津藩にはかつて「什の掟」というものがありました。
地域ぐるみで、士族の子弟を教育するための理念と
理解していますが、そうした気風のようなものが、
やっぱり生きているのでしょう。

────────────────────────────
什(じゅう)の掟
 
一、年長者の言うことに背いてはなりませぬ
二、年長者には御辞儀をしなければなりませぬ
三、虚言をいふ事はなりませぬ
四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
五、弱い者をいぢめてはなりませぬ
六、戸外で物を食べてはなりませぬ
七、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
 
ならぬことはならぬものです
────────────────────────────

七以外は、基本的にいまも通じる話かと思います。

いじめの問題なども、結局、理屈ではなく、

「ならぬことはならぬものです」

と大人が言うしかないですし、大人が、弱い者をいじめたりしない、
という手本を見せるしかない。

何年か前、社会学者の人たちを中心に「なぜ人を殺してはいけないのか」と
子供に聞かれたらどう答えるか的な論争が、メディアで盛んだった時期があります。

なぜもなにもない。

「ならぬことはならぬものです」
 
それが答えだと思います。

あえて理屈を言うなら、
ならぬことをしないこと、自体が人間の条件である、
からです。

ならぬことをしていないか、
自戒の念を抱きつつ、そんなことをふと思いました。


さて、駆け足で回った福島県二泊三日。
美味しいものをいただいて温泉につかってオーバーホールするのが
もともとの、ごく普通の目的でした。
帰ってきてから思うのは、
わが国の素晴らしさ、国土の美しさ、先人たちの偉大さなどが
こんなに体感できる土地もそうはないのではないか、ということです。

福島県、最高です。
行ったことがないとしたら、損ですよ。

そういえば、ちょっとした偶然ですが、
本誌最新号の表紙の写真↓は「南会津のそば畑」でした。

(編集部 酒井俊宏)
 


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2012年08月28日(火)更新

つくば暮らし・猪苗代~会津の旅②


2日目は、五色沼を歩きました。
 
明治期、磐梯山の噴火により
沢や川がせき止められてできたという湖沼群の一部だそうです。
五色の名の通り、いままで見たこともないトーンをなしていました。
 
落ち着かないのは、ツキノワグマが数日前に出没したとのことで、
注意を促す看板があちこちに立っていたこと。
 
クマは本来、臆病な動物なので、接近を知らせながら歩くとよいと聞きますが、
歩き始めは、ややびくびくしながらのトレッキングに。
 
毘沙門沼です。
磐梯山が向こうに……。



 

赤沼です。

 

こちらは深泥沼。


 
青沼です。


 
 
よく整備されたこの景勝地一帯は、実は、
一人の人物の奮闘がもとになって生まれています。
 
明治期、遠藤現夢という人物が、噴火で崩壊した山と
岩屑なだれによって荒れてしまった土地を再生させるべく植林を始めたことが、
現在のような整備された観光地となっていくもとになったそうです。
 
商売柄どうしても、そういうところに興味が向いてしまうのですが、
地域への貢献に力を注ぐ、多くの中小企業経営者のみなさんと重なります。
 
現夢のような先人(おそらく日本中にそういう人たちがいたことでしょう)の努力で、
美しい国土があることを忘れてはならない、と改めて思いました。


すぐそばに、桧原湖というやや広い湖もあります。
ここでも、福島の空は、広く深く、素晴らしかった。

 
 
この日は喜多方を回って、
遅い目の昼食。もちろんラーメンをいただきます。
老舗として知られる大安食堂さんの醤油ラーメン。

絶品です。
あっさりとしてほどよくコクのあるスープもさることながら、
ちぢれた麺がもちもちとおいしい。
このお店はラーメン以外やっていないのにも
好感をもちました。

 
 
 
2日目の宿は、芦ノ牧温泉の丸峰観光旅館へ。
とても食事がおいしく、感じのよい宿でした。
 
 
 
(編集部 酒井俊宏)


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2012年08月24日(金)更新

つくば暮らし・猪苗代~会津の旅①


少しずれて夏休みをいただき、
8月19日から21日まで、
家内と二人、福島へ行っておりました。

たくさん落とせるわけではないですが
同じお金を使うなら、福島県で、と
ただなんとなく思い立っての旅ではありました。
 
あちこちで、《うつくしま、ふくしま》と記された
ポスターや看板を見かけましたが
その通りだと思いました。
 
以下、写真メインで、うまいものや美しい景色を
振り返ります。
 
猪苗代湖を背に、左に磐梯山、右手に安達太良山を仰ぎ見て、
撮ってみました。

 


 
高村光太郎の『智恵子抄』に
「あどけない話」と題された次のような一節があります。
 
──────────────
智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山の山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。
──────────────
 
「ほんとの空」とは、どんなものか。
ちょっと気になっていました。
昔、冬に猪苗代に来たことはあったのですが、
雪雲で曇天だったため、ちょっと印象が違っていました。
 
私の住むつくば市の空も素晴らしいものがありますが、
阿多多羅山(安達太良山)と磐梯山にかけての空は
ほんとに美しく、深く、広かった。
 
そばの花も、きれいに咲きほこっていました。
そば畑のむこうは磐梯山。

 
猪苗代湖をわたる風は涼しく、かすかに、
生き物がたしかに棲んでいる淡水らしい匂いがします。


 
そばの花を見ていたら、単純ですが、やはりそばが食べたくなり・・
お昼は三城というお店で麦とろそばを。
香りものどごしも最高でした。

 
 
宿は星野リゾートの運営する磐梯山温泉ホテル。
接客、料理、設備、すべてが満足。


 
食事は、ビュッフェスタイルで楽しめます。
晩のメインは、特製豚ロースの塩釜焼き。




 
とにかくビールが進みます。

これは会津の伝統料理「こづゆ」。
お祝いの席に必ず登場する行事食だそう。
豆麩が美味しい。



デザートも美味です。
こちらは、ゆずをつかったシャーベットで
シャンパン(だったか)がかかっています。

 


 
ずいぶん食べたと思いましたが、
朝になればちゃんとおなかが減るものです。
朝食も美味でした。



 

メインは、シェフが目の前で焼いてくれるオムレツ。
由緒正しい感じです。

 
クルマの旅なので無理でしたが、
これでビールをいただきたかった・・。
 
 
この日、2日目は、五色沼方面へ行きました。
続きは、後日アップします。
 
 
(編集部 酒井俊宏)


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2012年08月24日(金)更新

【取材日記】ハウステンボス社長/エイチ・アイ・エス会長・澤田秀雄さん 



月刊ニュートップリーダー8月号で、
エイチ・アイ・エス創業者ハウステンボス社長澤田秀雄さん
ご登場いただきました。
 
ご存じの方も多いと思いますが、
地元財界の期待を担ってオープンした長崎県佐世保市のハウステンボスは
創業以来18年、赤字続きでした。

しかし澤田さんが社長に就き、
エイチ・アイ・エスグループとして2010年3月、支援に入ると、
翌期には奇跡的に黒字化を果たします。
本誌連載中の「小よく大を制す」でおなじみの福永雅文さんによる
澤田さんへのインタビューと、それに基づく解説記事とで再生の秘訣に迫っています。
 
澤田さんです。

 
(撮影/Photographer 山本信介)

 
■ハウステンボス >>>
■エイチ・アイ・エス >>>
 
 
澤田さんといえば、数々の新規事業を成功に導いた
伝説のベンチャー経営者ですが、
さすがにハウステンボスだけは無理なのではないか、
と危惧する声が内外で大きかったのは事実のようです。
しかし結果として、またも成功に導かれました。
 
ベンチャー経営者というと、豪快に夢を語るけれど、
緻密さにかけるイメージをもつ人は多いと思いますし、
そのことが綻びの原因となるといったケースも現実に見聞きします。

ですが、取材に同席してお目にかかった澤田さんは、まったくそのようではなく、
緻密で細心な配慮をされるかたとお見受けしました。
より強い印象として残ったのは、とにかく笑顔を絶やさない、
非常に明るいかただということです。
 
天性そうなのでしょうし、
努めてそのようにふるまっておられる面もあると拝察しますが、
意気消沈しがちだった当時のハウステンボスの社員の方々のやる気を引き出したものを、
もしも一つだけ挙げるとするなら、この明るさだったのではないか。

誰だって「この親分についていったら、いいことがありそうだ」と思える人に、
実際ついていきたいはずです。
多忙な身でありながら、月のうち半分は
ハウステンボスにおられるということも大きいのではないかと思いました。
 
経営者のかたなら、先見性、戦略の立て方、
社員の方々に対する接し方などなど、澤田さんの手法や考え方は
おおいに参考になるはずです。

厳しい状況にあっても、全社挙げて挫けることなく、
成果を上げるべく導くことのできるリーダーシップとはなにか、
その要諦を感じ取っていただける本記事、ぜひ、ご一読ください。

ハウステンボスに直に足を運ばれるのもよいでしょう。
きっと、澤田さんの経営を、体感できることと思います。
 
 
(編集部 酒井俊宏)
 



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2012年08月03日(金)更新

つくば暮らし・ゴーヤカーテン 2012②


私どものささやかな田舎暮らしを、
楽しみに観てくださる方々もおられますので、
ことしのゴーヤの続報その他、写真とともにお届けします。

いよいよことしも、
ゴーヤのカーテンが完成しつつあります。




実もしっかりつきだして、
この週末からは、収穫できそう。
この実は、まだ10cm程度の長さですが
ちゃんとゴーヤの形です。



ほかにも、拙宅では、いろいろ実りだしています。
ブルーベリーは、ようやく4年目にして、
ずいぶんと大きめの実がなるように。



こちらはピーマン、なすに、プチトマト。
クスリなどは使わないので、なすが虫に少しかじられてしまっています。
でも、虫がつくくらいのほうがうまい・・










ひまわりも、元気です。



いちじくも、ぼちぼち。





おまけ。
雨蛙、もう数え切れないくらい、います。
よほど虫の多い庭なのか。
ほんとうに雨が近づくと名前のとおり
よく鳴きます。





田舎暮らしは油断すると草ぼうぼう。
ひまをみて草むしりをしないと大変なことに。
ですが、夜は田舎ゆえ涼しい風も入ってきます。
しんどさも含めて、たのしく暮らしています。

またおりをみて、記します。

経会ブログ会員のみなさま、
近くへお越しの際(滅多にないとは思いますが)は、
ぜひ、お立ち寄りください。

 
(編集部 酒井俊宏)
 
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個人プロフィール

『月刊ニュートップリーダー(L.)』(前身は「経営者会報」)編集部にて社長の取材記事を担当。十数年の間に800名以上の経営者に取材、多くの経営者に感銘を受けた経験から、「日本を支えているのは中小企業とその経営者」と確信し、敬意を抱いている。『経営者会報ブログ』サイト編集部員も兼ねる。

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  • 「勝ち続ける会社をつくる起業の教科書」を参考にさせて頂いて講義を from フレキシブルチューブ、ベローズの三元ラセン管工業株式会社 高嶋 博 社長の日記
    恥ずかしいんですがリユース業の市場がこんなに大きく、それを扱う企業がまた大企業になっていることを、この本を読むまで知りませんでした。 株式会社トレンジャー・ファクトリー、東証1部上場で2017年2月期の売上高が132億円、店舗数142、従業員(正社員)511名、創業以来20年連続増収の会社の代表取締役社長の野坂英吾さん44歳がこの6月に日本実業出版社から、資金30万円から100億円企業を作っ
  • 熊本地震 「餃子の王国」の支援をお願いします。 from ベローズ 案内人
    熊本の双和食品工業㈱の高尾幸子社長さんは、私と同じ当初からの経営者会報ブログの会員さんです。 この双和食品工業株式会社さんの工場も熊本地震の被害にあいインフラが整うまでの間、工場が操業できず、ようやく工場が動くようになったそうです。 それまでの状況...
  • 熊本地震・双和食品工業【餃子の王国】さんを支援願います from (株)京都工芸【タオルはまかせたろ.com】 タオルソムリエ 寺田 元 の日記
    こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。 経営者会報ブログサロンを運営する事務局である日本実業出版社から 連絡が来たのは昨日のことである。 サロン立ち上げ初期の頃からブログで発信し続けておられる 双和食品工業株式会社の高尾幸子社長の会社が被災されたという情報が 回覧されたのだ。 熊本発のネット通販で餃子といえば 双和食品工業株式会社 さんで 熊
  • 「ネジザウルスの逆襲」と「吉田基準」の紹介 from フレキシブルチューブ、ベローズの三元ラセン管工業株式会社 高嶋 博 社長の日記
    大阪産業創造館が2013年から始めている、ものづくりの現場で働く若者を取り上げた「ゲンバ男子」が話題になり、幻冬舎から、この12日に40人の若者を紹介した「ゲンバ男子写真集」として発売になります。 我社の若者も紹介されています。 今日はその写真集ではなく日本実業出版社の新刊書2冊、どちらも自社の製品がなぜ売れ続けているのか? その秘密が書かれています。  一冊目は、「e製造業の
  • タビオ 越智直正会長講演 from 次代を創る製造業 特殊変圧器メーカー 治部電機株式会社 代表取締役 治部 健 (じぶけん)日記
     タビオ 越智直正会長の講演に出席しました。 経営者会報ブログ【取材日記】2009年1月19付でも紹介されていました。  現役で経営理念浸透にご尽力されている背景をリアルタ...