大きくする 標準 小さくする
前ページ 次ページ

2011年07月20日(水)更新

【取材日記】 被災企業・復興への道①仙台市若林区


7月18日と19日の両日、仙台市から南三陸町、気仙沼市、
内陸部で被害の大きかった大崎市など、宮城県から岩手県を
やや駆け足でまわってきました。
 
ニュートップリーダー9月号では、
被災された企業の、復活を期しておられる
経営者の方々への取材をまとめたレポート記事の掲載を予定しています。
その取材で、私は震災後はじめて東北に足を踏み入れました。
 
速報的に現地から携帯電話と写メールでアップしていましたが、
もう少ししっかり撮った写真で(といっても私の腕なので限界が…)
お知らせしたいと思った次第です。
お話をうかがった経営者の皆さんの声は
追ってご紹介していきます。
 
まず第一に感じたのは、がれきの処理が
やはり、まだまだ進んでいないということです。
 
もちろん、かつてない被害地域の広さであり、
その意味では政府や為政者を悪者にすればすむ話ではないのは
わかりますが、四か月以上も経っているのです。
 
四か月以上も経っているのに、こうである、
という事実は、現地に足を運んでみて強く感じたことです。
 
みなさんは、どうお感じになりますか。
 
少なくとも、まだまだこういう状況である、
という認識をもっともっと、
皆で共有しないといけないのではないか、
と思います。
 
今回は、仙台市の海に面した若林区です。
ほんとうに、言葉がありません。

建物の基礎部分しか残っていません。

学校も……。

あちこちに花が手向けられていました。
つい、手を合わさずにはいられませんでした。

防砂林の松林はほとんどの木が根本で折れていて、
津波の寄せと引きのエネルギーのすさまじさを物語っていました。
 
次回は、海沿いに北上した
南三陸町の様子をアップします。



■人間を知り経営を学ぶ、中小企業経営者のブレーン『月刊ニュートップリーダー』
ご購読のお申し込みはこちら(見本誌の無料お取り寄せができます) >>>
■経営者会報ブログにご興味をおもちの方・入会ご希望の方はこちら >>>
■ライフ&ビジネスアドバイザー 日本実業出版社 >>>

2011年07月19日(火)更新

【取材日記(速報)】 南三陸町 ヤマウチ社長・山内正文さん


南三陸町にはたくさんのボランティアの人たちがやってきて
さまざまな支援活動に従事しておられます。
本当に頭が下がります。

そして今日は町の復興のキーマンに
お目にかかることができました。
株式会社ヤマウチの山内正文社長です。

いつか改めてご紹介したいと思っていますが
本当に立派なかたでした。

膨大なエネルギーと愛と、町への愛着に圧倒されました。

山内さんはあの地震のあと、わずか20分ほどの間に
町内4カ所の店舗や工場を回り、従業員のみなさんの安否を確かめられてから
高台にある避難場所に行かれたとのこと。

今回取材させていただいた社長さんは
みなさんそのようなかたばかりでした。


2011年07月18日(月)更新

【取材日記(速報)】 南三陸町


取材先の気仙沼の会社をお訪ねする道中です。

ここで最後まで町の人たちに避難をアナウンスして
命を落とされた職員の方がおられます。

ご自身の職責を最後の最後まで全うされた多くの方々に
深く尊敬の意をあらわしますとともに、
ご冥福を改めてお祈り申し上げます。

2011年07月18日(月)更新

【取材日記(速報)】 仙台若林地区



今日と明日、宮城と岩手をライターさんと
復興に向けて頑張っておられる企業を取材してきます。

携帯電話から時々レポートぎみにアップします。
仙台市若林地区、海岸そばです。言葉を失います。

2011年07月04日(月)更新

つくば暮らし・ゴーヤカーテン

おひさしぶりです。

ときどき、つくばの農村地帯での暮らしを、
写真とともにお伝えしています。
和んでいただけたら幸いです。

5月の終わり頃、拙宅の南に向いた窓の前に、
種から育てたゴーヤの苗を植えました。

このところ、節電、省エネニーズで
話題になっているゴーヤですが、
わが家の場合、夫婦揃ってゴーヤ(料理)好きとあって、
昨年、「来年こそはゴーヤカーテンを!」と決め、
植えたのでした。
そして、ついに、7月に入って、
小さな小さなゴーヤの実を発見。



育ってほしいと思いつつ、
食するのに忍びないような、
かわいさを感じています。
生き物はすごい。

少し前にひまわり↓も植えました。


花が咲けば、メリハリが出て、雑草だらけでも
雑草が目立たない、といういたって
ずぼらな動機からですが、
やはり、こうして育ってくると、
愛着みたいなものが湧いてきます。

昨年植えたいちじくの木(高さ1メートル50センチくらい)に、
初めて、実らしい実がなりました。


甘い香りがしたので、
思い切って穫ってみました。

少し水気が足りなかったかも、ですが、
香りの通りの甘い味。

つくばの拙宅や私たちに
思いを馳せてくださるかたがたに、
いつかお送りできるくらい、実がなるといいな、
と思いますが、いつになることか・・


なお、茨城県も、東北三県ほどではないにしろ、
震災では、かなりの被害を受けています。

つくば市も、エリアによっては一週間近く断水していましたし、
瓦が落ちたり、外塀が崩れた家は数知れず、
いまも、ブルーシートで屋根を覆った家をよく見かけます。
(拙宅も、そこまでではありませんが、無傷、というわけにはいきませんでした)

そのような状況ではありますが、
日々伸びる木々、生き物たちの営みに、
心が和み、力が湧いてくるのを感じています。





■人間を知り経営を学ぶ、中小企業経営者のブレーン『月刊ニュートップリーダー』
ご購読のお申し込みはこちら(見本誌の無料お取り寄せができます) >>>
■経営者会報ブログにご興味をおもちの方・入会ご希望の方はこちら >>>
■ライフ&ビジネスアドバイザー 日本実業出版社 >>>

2011年04月07日(木)更新

【取材日記】八戸ニューシティホテル 谷口圭介さん

ひさしぶりの更新です。

本日より、催事のため、
われらが板長こと八戸ニューシティホテルの谷口圭介さんが
東京・吉祥寺の東急百貨店でご出店中です。

編集部を代表して、ご挨拶&おいしい虎鯖をゲットしに
行ってまいりました。
「取材」したてのほやほやです。

谷口さんは、相変わらず、お元気で
仕事をされていました。






見る間に売れていってしまいます。




働く男は美しい・・



■谷口圭介さんのブログ >>>
■八戸ニューシティホテル ホームページ >>>
 

この催事は、本日4月7日(木)より来週13日(水)まで、
一週間開かれる予定です。



ご存じのかたも多いと思いますが、
八戸にある同社と谷口さんは、大震災で被災されました。

みなさん、ご無事で何よりでしたが、
予定していた催事がしばらくの間、キャンセル続きとなってしまったのです。

もちろん、同社だけのことではありませんが、
鉄道網・交通網が破壊され、
仕事ができる状態にあっても、
肝腎の品物がお客さんに届けられない状態だったのです。

そうした状況で、見知った経営者を助けるべく、
動き出したかたがたがおられました。
そのお二人のブログ、編集部ブログのピックアップコーナーでも
ご紹介しましたが、改めて記しておきます。

ほんとうに、すばらしい取り組みをされたと思っています。

■小高集さんのブログ >>>
 
■井寄奈美さんのブログ >>>
 

谷口さんは、実は昨日の朝、
弊社にいらしています。
高速バスで早朝に到着され、その足で
わざわざご挨拶にいらしてくださったのです。

谷口さんがいらしている時間、
弊社のオフィスには陽が差したような明るさが漂って、
私はもちろん、社員もみな、元気をいただきました。
谷口さん、ありがとうございました!

きょうのニュートップリーダー編集部員は
みな、晩ご飯のメインディッシュは虎鯖です。
いま午後三時過ぎですが、
鯖好きの私は、いまから
たのしみでしかたがありません。


【追記 2011.4.8】
昨夜、棒寿司いただきました。すごい脂の乗り。
絶品です・・



(編集部 酒井俊宏)
 





■人間を知り経営を学ぶ、中小企業経営者のブレーン『月刊ニュートップリーダー』
ご購読のお申し込みはこちら(見本誌の無料お取り寄せができます) >>>
■経営者会報ブログにご興味をおもちの方・入会ご希望の方はこちら >>>
■ライフ&ビジネスアドバイザー 日本実業出版社 >>>

2011年03月12日(土)更新

弊社(日本実業出版社)社員は全員無事です

亡くなられたかたがたのご冥福を、
心よりお祈り申し上げます。

各地で、救出活動・復旧活動にあたられている多くのかたがたには、
本当に頭の下がる思いでおります。

ご心配くださっているみなさま、
弊社(日本実業出版社)社員は全員無事です。
社員・役員の自宅なども、家具やものが崩れ落ちたくらいで
家族も無事、です。

昨夜、東京オフィスでは十数名の社員が会社で寝泊まりし、
交通機関の復旧とともに、帰宅中です。
(3月12日11時30分現在)

私が通勤で乗っているつくばエクスプレスは
利根川の手前までしか復旧していないようですので
もうしばらく、社内で様子を見ようと思います。

大変な事態ですが、こんなときこそ
日本人の強さ、素晴らしさが発揮されると思っています。

※社内向け報告かたがた失礼します。
13時4分、酒井がオフィスをあとにし、これで全員退出です。

2011年03月03日(木)更新

つくば暮らし・筑波山晴天

少し前に、雪化粧した筑波山の写真をアップしたら、
何人かのかたにコメントをいただきました。
ありがとうございました。

次は、冬、晴れた朝の筑波山はどんな感じか、
お伝えしなくては、と思っていたら、
今朝は寒かったぶん空気が綺麗で、
よい姿だったので、一枚撮ってみました。

つくばさんはれ

筑波山は、いわゆる「日本百名山」のなかで、最も標高が低い山ですが、
万葉の頃から、ひとびとに信仰され、親しまれてきました。
紫峰、という別名もあります。

茨城県の人間はたいてい、遠足などで何度か登ったことがあり、
私も何回行ったか忘れるほど。

でも実際に麓近くに住んでみると、
登るのもよいが、むしろ仰ぎみる山だと、
理屈抜きに感じています。


(編集部 酒井俊宏)




いちいちぜろさん
■人間を知り経営を学ぶ、中小企業経営者のブレーン『月刊ニュートップリーダー』
ご購読のお申し込みはこちら(見本誌の無料お取り寄せができます) >>>
■経営者会報ブログにご興味をおもちの方・入会ご希望の方はこちら >>>
■ライフ&ビジネスアドバイザー 日本実業出版社 >>>

2011年02月24日(木)更新

【取材日記】ドリーマーズ 中村正利さん

3月1日発行予定の『月刊ニュートップリーダー』3月号の特集は、
「トップがつくる“一枚岩の組織”」です。

どの企業にとっても、依然、経営環境の厳しいいま、
何を大事にすべきかといえば、経営者と社員、そして
社員間の絆や、信頼感なのではないかと思います。

論語に「信なくば立たず」とあります。

ビジネスモデルや仕組みといったものももちろん重要ですが、
いまは、それ以上に、苦しいときに社員が手を抜かず頑張る文化や、
全体の幸せを考えて動けるかが大事なのではないか。
つきつめれば、経営者がどれだけ下の者から
「信」を得ているかにかかっているのではないか──。

そのことを読者のみなさまに改めて考えていただき、
ヒントを感じ取っていただきたいと思いました。

詳しくは、本誌3月号を手にとっていただきたいと思いますが、
取材させていただいた社長さんのうち、
ここでは、千葉県茂原市のドリーマーズ社長・中村正利さん
そのご発言も記事から引用しながら、ご紹介します。

ドリーマーズの店舗(串屋横丁・茂原駅前店)にも、お邪魔しました。
お店の雰囲気は、この1枚に現れていると思います。

くしやさんめいちゃん

中村さんです。

なかむらさん


■ドリーマーズ ホームページ >>>


中村さんは、かつてITバブルのころ、一度起業し、失敗しています。

「当時はゲーム感覚で、浮かんだアイデアが
うまくいきそうだと思うとすぐ走り出す。理
念も何もなく単純に成功したいという思いだ
けがあった」


そして中村さんは、理念と志を軸に再起を果たします。
くつろぎの場を日本のビジネスマンに提供し、
そのために、お仕着せでない、心のこもった手作りのサービス、料理を
追求していきます。

中村さんは最初の起業で失敗したとき、
自己破産してもおかしくない額の負債を抱えますが、
すべてを返しきっています。

そのことに、私は凄みを覚えますし、
理念が社員やアルバイトの皆さんに浸透していったのは、
こうした事実に現れる、
嘘も裏表もなく生きると決めた一人の男の迫力と決意が、
その中心にあることを、誰もが感じているからではないか、
と思いました。

中村さん、ありがとうございました!
御社は料理も、人も、最高です。


(編集部 酒井俊宏)




いちいちいち
■人間を知り経営を学ぶ、中小企業経営者のブレーン『月刊ニュートップリーダー』
ご購読のお申し込みはこちら(見本誌の無料お取り寄せができます) >>>
■経営者会報ブログにご興味をおもちの方・入会ご希望の方はこちら >>>
■ライフ&ビジネスアドバイザー 日本実業出版社 >>>

2011年02月22日(火)更新

つくば暮らし・ふくろう

きょうは朝から気分が和んでいました。

明け方、わが家のそばで
ずっとふくろうが鳴いていて、
その声で目覚めたからです。

同じふくろうなのかはもちろんわかりませんが、
2年半前、引っ越して間もない頃からずっと、
春から秋にかけて、家から道路を隔てた向かいにある
この竹林(↓)や、その奥にある雑木林に
ときどき現れては鳴いています。

たけばやし

私も当時、40数年生きてきて初めて聞きましたが、
ふくろうってこんな風に鳴くんです。

ホー……。ホー……。ホッホホー。

このパターンを、しばらく間を置いてから
繰り返す。

夜半までと、それから明け方近くなると
鳴いているようです。
夜行性なので、餌を探している時間帯は
鳴かないのかもしれません。

帰りが遅くなったときや、気分転換に夜、外に出たとき、
たまに電線に止まっているのを見たこともあります。

ちなみにふくろうは、つくば市の「市鳥」です。
実際、わが家のそばでふくろうが鳴きだすと、
ちょっと遠くの森か林からも、その声に応えるかのように、
「ホッホホー」と聞こえてきますから、かなりいるのでしょう。

今度は、姿も写真におさめてみようと思います。



(編集部 酒井俊宏)




いちいちいち
■人間を知り経営を学ぶ、中小企業経営者のブレーン『月刊ニュートップリーダー』
ご購読のお申し込みはこちら(見本誌の無料お取り寄せができます) >>>
■経営者会報ブログにご興味をおもちの方・入会ご希望の方はこちら >>>
■ライフ&ビジネスアドバイザー 日本実業出版社 >>>
«前へ 次へ»

会社概要

詳細へ

個人プロフィール

『月刊ニュートップリーダー(L.)』(前身は「経営者会報」)編集部にて社長の取材記事を担当。十数年の間に800名以上の経営者に取材、多くの経営者に感銘を受けた経験から、「日本を支えているのは中小企業とその経営者」と確信し、敬意を抱いている。『経営者会報ブログ』サイト編集部員も兼ねる。

詳細へ

<<  2024年5月  >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

コメント一覧

最新トラックバック

  • 「勝ち続ける会社をつくる起業の教科書」を参考にさせて頂いて講義を from フレキシブルチューブ、ベローズの三元ラセン管工業株式会社 高嶋 博 社長の日記
    恥ずかしいんですがリユース業の市場がこんなに大きく、それを扱う企業がまた大企業になっていることを、この本を読むまで知りませんでした。 株式会社トレンジャー・ファクトリー、東証1部上場で2017年2月期の売上高が132億円、店舗数142、従業員(正社員)511名、創業以来20年連続増収の会社の代表取締役社長の野坂英吾さん44歳がこの6月に日本実業出版社から、資金30万円から100億円企業を作っ
  • 熊本地震 「餃子の王国」の支援をお願いします。 from ベローズ 案内人
    熊本の双和食品工業㈱の高尾幸子社長さんは、私と同じ当初からの経営者会報ブログの会員さんです。 この双和食品工業株式会社さんの工場も熊本地震の被害にあいインフラが整うまでの間、工場が操業できず、ようやく工場が動くようになったそうです。 それまでの状況...
  • 熊本地震・双和食品工業【餃子の王国】さんを支援願います from (株)京都工芸【タオルはまかせたろ.com】 タオルソムリエ 寺田 元 の日記
    こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。 経営者会報ブログサロンを運営する事務局である日本実業出版社から 連絡が来たのは昨日のことである。 サロン立ち上げ初期の頃からブログで発信し続けておられる 双和食品工業株式会社の高尾幸子社長の会社が被災されたという情報が 回覧されたのだ。 熊本発のネット通販で餃子といえば 双和食品工業株式会社 さんで 熊
  • 「ネジザウルスの逆襲」と「吉田基準」の紹介 from フレキシブルチューブ、ベローズの三元ラセン管工業株式会社 高嶋 博 社長の日記
    大阪産業創造館が2013年から始めている、ものづくりの現場で働く若者を取り上げた「ゲンバ男子」が話題になり、幻冬舎から、この12日に40人の若者を紹介した「ゲンバ男子写真集」として発売になります。 我社の若者も紹介されています。 今日はその写真集ではなく日本実業出版社の新刊書2冊、どちらも自社の製品がなぜ売れ続けているのか? その秘密が書かれています。  一冊目は、「e製造業の
  • タビオ 越智直正会長講演 from 次代を創る製造業 特殊変圧器メーカー 治部電機株式会社 代表取締役 治部 健 (じぶけん)日記
     タビオ 越智直正会長の講演に出席しました。 経営者会報ブログ【取材日記】2009年1月19付でも紹介されていました。  現役で経営理念浸透にご尽力されている背景をリアルタ...