酒井俊宏の「こんな社長さんに会ってきました!」 | 経営者会報 (社長ブログ)
「経営者会報ブログ」&「ニュートップリーダー」編集記者・酒井俊宏の「こんな社長さんに会ってきました!」
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2008年11月07日(金)更新
【取材日記】枚岡合金工具 古芝保治さん
昨日、経営者会報12月号特集『経営のスピードを極める』の取材で
みなさまおなじみの枚岡合金工具・古芝保治さんにお会いしてきました。
すでにご本人が、私の恥ずかしい写真とともに
ブログでアップされています(↓)。
■古芝さんのブログ >>>
■枚岡合金工具 ホームページ >>>
企業経営において、基本的な理念は不動であるべきですが、
経営環境、世の変化が著しく、めまぐるしい現在、
さまざまな面で、企業経営には変化すること、
変化へのスピードが求められています。
そうなると、経営者個人の意思決定のスピードも問われますし、
現場の社員さんたちのオペレーションも常に質を伴いながら、
スピードを上げていく必要があると思われます。
独自にスピードを追求しておられる企業さんに
ご登場いただき、読者のご参考に供するのが、
この企画の趣旨です。
周知の通り、枚岡合金工具さんでは、古芝社長の指揮の下、
3S活動を徹底しておられて、業務効率は各段に向上。
自社開発されたシステムソフトウェア『デジタル・ドルフィンズ』の
効果も相まって、顧客への対応のスピードも飛躍的に上がっています。
そのあたりの詳細を改めてお聞かせ願った次第です。
古芝さんには、急なお願いにもかかわらず、ご快諾をいただきました。
ありがとうございました。
記事そのものに関しまして、
詳しくは12月1日発行予定の経営者会報12月号を
お手に取っていただければと思います。
今回の取材では、いまさらながら、古芝さんの
常人離れのしたバイタリティに驚かされました。
この日は実は、尼崎商工会議所の方々を迎えての工場見学会。
私もその場で他の見学者のみなさまと一緒に見学させていただきました。
この日、開催中のベンチャー・エキスポ2008に
出展している同社では、おもだった社員さんたちはそちらへ行かざるを得ず、
見学会はほとんどすべて、古芝さんご自身で仕切っておられたのです。
2時間あまりの見学会では、
3Sによる変革の歩みを古芝さん自ら語られたばかりか
ご自身で飲み物を配り、
工場やオフィスでのご案内も自らおやりになっていました。
工場とオフィスの見学では、見学者は2グループに分かれ、
そのときだけ、別の社員さんも説明に立たれていますが、
すべて基本的に一人でこなされていました。
見学会のあとで取材の時間を割いていただきましたが、
それにしても、エネルギッシュです。
「いつもはもっと人手がありますけど、
きょうは出展があったものですから……」
そう語る古芝さんから、
前の晩、2時間しか寝ていないとお聞ききして、
層倍に驚きました。
この見学会の模様も、いずれ経営者会報誌面で
改めてご紹介する予定です。
私もゆっくりしておられず、東京へとんぼ帰りの
慌ただしい一日でしたが、取材での収穫ばかりか
中小企業経営者の凄さの一端を改めて知ることになった、
収穫の多い一日でした。
古芝さん、お忙しいなか、お時間を割いてくださり、
まことにありがとうございました!
でも、くれぐれもお体は大切に、
ご自愛くださいね。
■中小企業経営者のための羅針盤『月刊経営者会報』
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みなさまおなじみの枚岡合金工具・古芝保治さんにお会いしてきました。
すでにご本人が、私の恥ずかしい写真とともに
ブログでアップされています(↓)。
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企業経営において、基本的な理念は不動であるべきですが、
経営環境、世の変化が著しく、めまぐるしい現在、
さまざまな面で、企業経営には変化すること、
変化へのスピードが求められています。
そうなると、経営者個人の意思決定のスピードも問われますし、
現場の社員さんたちのオペレーションも常に質を伴いながら、
スピードを上げていく必要があると思われます。
独自にスピードを追求しておられる企業さんに
ご登場いただき、読者のご参考に供するのが、
この企画の趣旨です。
周知の通り、枚岡合金工具さんでは、古芝社長の指揮の下、
3S活動を徹底しておられて、業務効率は各段に向上。
自社開発されたシステムソフトウェア『デジタル・ドルフィンズ』の
効果も相まって、顧客への対応のスピードも飛躍的に上がっています。
そのあたりの詳細を改めてお聞かせ願った次第です。
古芝さんには、急なお願いにもかかわらず、ご快諾をいただきました。
ありがとうございました。
記事そのものに関しまして、
詳しくは12月1日発行予定の経営者会報12月号を
お手に取っていただければと思います。
今回の取材では、いまさらながら、古芝さんの
常人離れのしたバイタリティに驚かされました。
この日は実は、尼崎商工会議所の方々を迎えての工場見学会。
私もその場で他の見学者のみなさまと一緒に見学させていただきました。
この日、開催中のベンチャー・エキスポ2008に
出展している同社では、おもだった社員さんたちはそちらへ行かざるを得ず、
見学会はほとんどすべて、古芝さんご自身で仕切っておられたのです。
2時間あまりの見学会では、
3Sによる変革の歩みを古芝さん自ら語られたばかりか
ご自身で飲み物を配り、
工場やオフィスでのご案内も自らおやりになっていました。
工場とオフィスの見学では、見学者は2グループに分かれ、
そのときだけ、別の社員さんも説明に立たれていますが、
すべて基本的に一人でこなされていました。
見学会のあとで取材の時間を割いていただきましたが、
それにしても、エネルギッシュです。
「いつもはもっと人手がありますけど、
きょうは出展があったものですから……」
そう語る古芝さんから、
前の晩、2時間しか寝ていないとお聞ききして、
層倍に驚きました。
この見学会の模様も、いずれ経営者会報誌面で
改めてご紹介する予定です。
私もゆっくりしておられず、東京へとんぼ帰りの
慌ただしい一日でしたが、取材での収穫ばかりか
中小企業経営者の凄さの一端を改めて知ることになった、
収穫の多い一日でした。
古芝さん、お忙しいなか、お時間を割いてくださり、
まことにありがとうございました!
でも、くれぐれもお体は大切に、
ご自愛くださいね。
(編集部・酒井俊宏)
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2008年10月15日(水)更新
【取材日記】蒲郡製作所 伊藤智啓さん
過日の取材日記でも書きましたが、
経営者会報ブログの会員のみなさまに
経営者会報本誌にご登場いただくことが増えてきました。
最新号の10月号では、特集『事業承継の王道』に、
蒲郡製作所の伊藤智啓さん。
すでに書きました、座談会「ものづくりの現場から」では
三元ラセン管工業の高嶋博さん、小高莫大小工業の小高集さんと、
合計3名のかたにご登場いただいています。
今回は、蒲郡製作所の伊藤さんに
取材をさせていただいたときのお話を
少々させていただきます。
■蒲郡製作所 ホームページ >>>
念のため、申し添えておきますと、会員さんだからといって、
特別扱いしているわけではありません。
お話をお聞きする価値のある経営をされ、哲学をおもちなので
取材を申し入れている次第です。
かつて、私どもが取材先企業、経営者をリサーチする場合は、
新聞や雑誌(業界紙誌も含めて)、テレビなどのメディアを
通じて、というケースが少なくありませんでした。
最近ではインターネットで調べるケースが増えています。
哲学をおもちで、価値ある経営をしておられるかは、
マスメディアで紹介されているとわかりやすい半面、
そうした報道に載らないかぎり、知る術がないというところはあります。
その意味で、社長が発信されるブログに対しては
われわれメディアの人間は、非常に注目しています。
真摯な思いの溢れたブログを拝見すると、
その情報に間違いのないこと、本音であることなどが
直感的に確信できるからです。
(私の場合、恰好いいことばかり書いている人は、本能的にスルーしています)
伊藤さんの場合、ご自身のブログのこの記事↓を拝見したことが、
取材を申し入れるきっかけでした。
一読して、もっとお話をお聞きしたくなったのです。
■伊藤さんのブログ >>>
もともと、蒲郡製作所さんは、特殊加工に特化した、
特徴ある企業としてお名前は存じ上げていて
いつか取材をさせていただきたいと思っておりました。
伊藤社長がこの経営者会報ブログに参加されることになったとき、
嬉しく、ありがたく感じたことと合わせて、
いつか取材をさせていだたきたい、と思っていた人との距離が、
思わぬ形で近くなったことに対して
とても不思議な気持ちになりました。
事業承継がテーマのこの取材の結果はというと、
伊藤さんのお陰で、
事業承継をする側、される側双方の読者の方にとって
参考度の高い記事になったと思います。
折しも、伊藤さんへの取材当日は、集中豪雨のため電車が不通となり、
当初の予定より1時間半あまり、蒲郡駅への到着が遅れることを
携帯電話でご連絡すると、伊藤さんはご快諾くださったばかりか、
自ら、わざわざ駅まで車で迎えにいらしてくださいました。
伊藤さん、何から何までありがとうございました!
■中小企業経営者のための羅針盤『月刊経営者会報』
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経営者会報ブログの会員のみなさまに
経営者会報本誌にご登場いただくことが増えてきました。
最新号の10月号では、特集『事業承継の王道』に、
蒲郡製作所の伊藤智啓さん。
すでに書きました、座談会「ものづくりの現場から」では
三元ラセン管工業の高嶋博さん、小高莫大小工業の小高集さんと、
合計3名のかたにご登場いただいています。
今回は、蒲郡製作所の伊藤さんに
取材をさせていただいたときのお話を
少々させていただきます。
■蒲郡製作所 ホームページ >>>
念のため、申し添えておきますと、会員さんだからといって、
特別扱いしているわけではありません。
お話をお聞きする価値のある経営をされ、哲学をおもちなので
取材を申し入れている次第です。
かつて、私どもが取材先企業、経営者をリサーチする場合は、
新聞や雑誌(業界紙誌も含めて)、テレビなどのメディアを
通じて、というケースが少なくありませんでした。
最近ではインターネットで調べるケースが増えています。
哲学をおもちで、価値ある経営をしておられるかは、
マスメディアで紹介されているとわかりやすい半面、
そうした報道に載らないかぎり、知る術がないというところはあります。
その意味で、社長が発信されるブログに対しては
われわれメディアの人間は、非常に注目しています。
真摯な思いの溢れたブログを拝見すると、
その情報に間違いのないこと、本音であることなどが
直感的に確信できるからです。
(私の場合、恰好いいことばかり書いている人は、本能的にスルーしています)
伊藤さんの場合、ご自身のブログのこの記事↓を拝見したことが、
取材を申し入れるきっかけでした。
一読して、もっとお話をお聞きしたくなったのです。
■伊藤さんのブログ >>>
もともと、蒲郡製作所さんは、特殊加工に特化した、
特徴ある企業としてお名前は存じ上げていて
いつか取材をさせていただきたいと思っておりました。
伊藤社長がこの経営者会報ブログに参加されることになったとき、
嬉しく、ありがたく感じたことと合わせて、
いつか取材をさせていだたきたい、と思っていた人との距離が、
思わぬ形で近くなったことに対して
とても不思議な気持ちになりました。
事業承継がテーマのこの取材の結果はというと、
伊藤さんのお陰で、
事業承継をする側、される側双方の読者の方にとって
参考度の高い記事になったと思います。
折しも、伊藤さんへの取材当日は、集中豪雨のため電車が不通となり、
当初の予定より1時間半あまり、蒲郡駅への到着が遅れることを
携帯電話でご連絡すると、伊藤さんはご快諾くださったばかりか、
自ら、わざわざ駅まで車で迎えにいらしてくださいました。
伊藤さん、何から何までありがとうございました!
(編集部・酒井俊宏)
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2008年10月02日(木)更新
【取材日記】座談会/三元ラセン管工業・高嶋さん、小高莫大小工業・小高さん
このところ、経営者会報ブログの会員さんに
経営者会報本誌にご登場いただくケースが増えています。
「雑誌とブログの連動」という、
この経営者会報ブログ発足時のコンセプトが
ここにきて加速化しつつあるな、と実感しています。
最新号の10月号では、特集・事業承継の“王道”に、
蒲郡製作所の伊藤智啓さん。
そして、座談会『中村智彦の「ものづくりの現場から」』には、
みなさんよくご存じの三元ラセン管工業の高嶋 博さん、
そして、新たに会員になってくださった、
小高莫大小工業の小高 集さんにご登場いただきました。
今回は、この対談についてのエピソードを記します。
(伊藤さんのお話も、追って必ず書かせていただきます)
この連載は、不定期ですが、おおむね3か月に一度、
中小製造業に造詣の深い神戸国際大学の中村智彦先生に
ホスト役を務めていただき、ものづくり社長お二人をお招きして、
お話をうかがっています。
このたびのテーマは『中小製造業のブランディング』。
大企業のようなマス戦術は取れない会社が、
どのようにして自社の取り組みや価値を広く知ってもらうか、
話し合ってもらおうというものでした。
おなじみ、三元ラセン管工業の高嶋 博さん。
小高莫大小工業の小高 集さん。
このポロシャツは自社製の衿、生地だそうです。
中村智彦先生です。日本テレビ系列の『世界一受けたい授業』等、
テレビにもしばしばご登場されます。
実は、この対談では、ある大きな現象、と申しますか、
世の中の方向性みたいなものを改めて感じた出来事がありました。
ゲストのお一人、高嶋さんは、
この企画を考えたとき、真っ先に浮かびました。
もうお一人をどうしようか、と考えていた矢先、
中村先生から「この人は素晴らしいですよ!」と
ご紹介をいただいたのが、小高さんでした。
しかも、先生からそのご推薦をいただいたときが、
奇しくも小高さんが、この経営者会報ブログに入会されるタイミングと
ほぼ一緒だったのです。
小高さんのことは存じ上げていましたが、
中村先生からのご推薦で、改めてホームページなどで
取り組みをお調べしている最中に、
偶然にも、入会のお申し込みをいただいたのです。
中村先生と小高さんはご面識があったそうですが、
小高さんはもちろん、中村先生が推挙されているとは
思っておられません。全くの偶然でした。
小高さんご当人にもこのお話をさせていただきましたが、
非常に驚いておられました。
とはいえ、実は偶然ともいえないのではないか、と思います。
内容のあるビジネスをされ、情報発信に努力する経営者は、
当然、各方面で注目され、このような形でお声がかかることが増えます。
まさにこの対談のテーマである、中小製造業のブランディングそのものに
成功しておられる証だと思います。
このようにして、良心的で意識が高く、エネルギッシュな経営者・識者同士の輪が
じわじわと広がり、しかも重なりつつあるように思うのです。
なにか時代を象徴する新しい動きのようにも思えます。
それは、ある種のコミュニティであり、この経営者会報ブログも、
それを構成する要素の一つなのかもしれません。
対談そのものの内容は、経営者会報10月号を
お手に取っていただければと思います。
当日の模様は、それこそ「すぐやれない」私などと違い、
高嶋さん、小高さん、中村先生と、みなさま、
すでにブログでアップしておられます。
どうか合わせてご覧ください。
高嶋さん、小高さん、中村先生、
素晴らしい座談会にしてくださって、
本当にありがとうございました!
※こちらからお写真をお送りしたので、
同じ写真をみなさんお使いいただいています。
■高嶋さんのブログ >>>
■三元ラセン管工業 ホームページ >>>
■小高さんのブログ >>>
■小高莫大小工業 ホームページ >>>
■中村先生のブログ >>>
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経営者会報本誌にご登場いただくケースが増えています。
「雑誌とブログの連動」という、
この経営者会報ブログ発足時のコンセプトが
ここにきて加速化しつつあるな、と実感しています。
最新号の10月号では、特集・事業承継の“王道”に、
蒲郡製作所の伊藤智啓さん。
そして、座談会『中村智彦の「ものづくりの現場から」』には、
みなさんよくご存じの三元ラセン管工業の高嶋 博さん、
そして、新たに会員になってくださった、
小高莫大小工業の小高 集さんにご登場いただきました。
今回は、この対談についてのエピソードを記します。
(伊藤さんのお話も、追って必ず書かせていただきます)
この連載は、不定期ですが、おおむね3か月に一度、
中小製造業に造詣の深い神戸国際大学の中村智彦先生に
ホスト役を務めていただき、ものづくり社長お二人をお招きして、
お話をうかがっています。
このたびのテーマは『中小製造業のブランディング』。
大企業のようなマス戦術は取れない会社が、
どのようにして自社の取り組みや価値を広く知ってもらうか、
話し合ってもらおうというものでした。
おなじみ、三元ラセン管工業の高嶋 博さん。
小高莫大小工業の小高 集さん。
このポロシャツは自社製の衿、生地だそうです。
中村智彦先生です。日本テレビ系列の『世界一受けたい授業』等、
テレビにもしばしばご登場されます。
実は、この対談では、ある大きな現象、と申しますか、
世の中の方向性みたいなものを改めて感じた出来事がありました。
ゲストのお一人、高嶋さんは、
この企画を考えたとき、真っ先に浮かびました。
もうお一人をどうしようか、と考えていた矢先、
中村先生から「この人は素晴らしいですよ!」と
ご紹介をいただいたのが、小高さんでした。
しかも、先生からそのご推薦をいただいたときが、
奇しくも小高さんが、この経営者会報ブログに入会されるタイミングと
ほぼ一緒だったのです。
小高さんのことは存じ上げていましたが、
中村先生からのご推薦で、改めてホームページなどで
取り組みをお調べしている最中に、
偶然にも、入会のお申し込みをいただいたのです。
中村先生と小高さんはご面識があったそうですが、
小高さんはもちろん、中村先生が推挙されているとは
思っておられません。全くの偶然でした。
小高さんご当人にもこのお話をさせていただきましたが、
非常に驚いておられました。
とはいえ、実は偶然ともいえないのではないか、と思います。
内容のあるビジネスをされ、情報発信に努力する経営者は、
当然、各方面で注目され、このような形でお声がかかることが増えます。
まさにこの対談のテーマである、中小製造業のブランディングそのものに
成功しておられる証だと思います。
このようにして、良心的で意識が高く、エネルギッシュな経営者・識者同士の輪が
じわじわと広がり、しかも重なりつつあるように思うのです。
なにか時代を象徴する新しい動きのようにも思えます。
それは、ある種のコミュニティであり、この経営者会報ブログも、
それを構成する要素の一つなのかもしれません。
対談そのものの内容は、経営者会報10月号を
お手に取っていただければと思います。
当日の模様は、それこそ「すぐやれない」私などと違い、
高嶋さん、小高さん、中村先生と、みなさま、
すでにブログでアップしておられます。
どうか合わせてご覧ください。
高嶋さん、小高さん、中村先生、
素晴らしい座談会にしてくださって、
本当にありがとうございました!
※こちらからお写真をお送りしたので、
同じ写真をみなさんお使いいただいています。
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2008年09月19日(金)更新
【取材日記】玉子屋 菅原勇継さん
先日、経営者会報10月号(10月1日発行予定)の
特集 事業承継の“王道” の取材で、
東京・大田区の株式会社玉子屋さんをお訪ねしました。
お相手は創業者の菅原勇継さん(68歳)。
実は、私がお目にかかるのは二度目です。
創業者には大変魅力的な人が多いですが、
菅原さんは、とりわけ魅力的なかたです。
以前お会いしたとき、私はすっかりファンになってしまいました。
社員さんに対する愛情と仕事に対する誇りをもち、
常に腹をくくって挑戦してこられたことが、
短い取材時間のなかで感じられたからです。
こんな人が戦国時代に生まれていたら、国の一つや二つ、
手にしていたのではないかと思いました。
菅原さんは次のようにおしゃっています。
「箸にも棒にもかからない悪ガキばかり集めて
スタートしました。その後も積極的にそうした
子を雇ってきた。野性味があり、人から褒めら
れた経験が少ないため、お客さんや私に褒めら
れるのが嬉しくて、頑張る子が多いからです。
そんな彼らが楽しく働けて家の一軒も買えて、
夫婦で仲睦まじく暮らしていけるようにするの
が私の務めだと考えてきました」
同社では一日約7万食のお弁当を製造、都内の法人中心にお届けしています。
支店をもたない一事業所の仕出し弁当業者としては、日本一の数です。
■玉子屋 ホームページ >>>
数だけではなく、味にも品質にもこだわり、
しかも廃棄率は、信じられないことに、0.1パーセント。
現在、社長を務めるのは、ご長男の勇一郎さん(39歳)。
勇一郎さんは、お父上の作られた下地を大切に、情報の共有化や
社員のかたがたのモチベーションをアップさせる施策に次々に着手。
実質継がれた際、15億円だった同社の売上は
現在、85億円にまで伸びています。
経営者が後継者に真に譲り渡すべきものとはなにかを
示そうというのがこの特集のテーマですが、
まさに玉子屋さんのケースは、理想の承継といえます。
父から子に、何が伝わったのか、子はなにを受け継いだのか。
詳しくは経営者会報10月号をお手に取っていただきたいと思いますが、
ちょっとだけ、ご紹介しましょう。
菅原さんいわく、受け継いで欲しかったのは
社員さんへの愛情、とのこと。
「会社を継ぐ継がないは別として、とにかく器の
大きな立派な男にする──それが私の教育方針で
した。私の考える器の大きな男とは、人の気持ち
がわかる優しい人間のこと。優しい男は慕われ、
周囲に人が集まってくる。そんな男なら経営者に
なっても成功します。というより、優しくなけれ
ば経営者失格です」
忘れてならないのは、なにを伝えるかのその前に、下地として、
このお二人が仲の良い親子であり、
親子で価値観を共有していたことでしょう。
冒頭で、すっかりファンになった、と言いましたが、
それはこのお二人の親子関係に、非常に好ましい印象を
抱いたからでもあります。
オーナー経営の場合、核となるオーナー家の親子関係が
良好であることはいうまでもなく、重要でしょう。
下の写真は菅原家と玉子屋さんの雰囲気を象徴しています。
菅原さんのご了解を得て、掲載します。
おじいちゃんのことが大好きな、
お孫さんたち=勇一郎さんの子供たち=が、
取材中、まとわりついて離れません。
この子たちのおかげで終始、
取材は和やかな雰囲気になりました。
玉子屋さんでは、このようにして、
菅原家の子供たちは会社のなかで
遊んでいます。
従業員のかたがたもそれを好ましく見ています
そんなことが、経営者と従業員の距離を縮めて、
会社の一体感が形づくられているように思いました。
「普通の会社だと、子供がうろちょろしていたら、
『あっちへ行ってろ』となるかもしれないけど、
私はこんな会社がいいと思ってる。小さい会社な
のだから、経営者の好きにやればいいんです。経
営は感性ですから」
それにしても、まったく物怖じしないこの子たちに、
創業者のDNAというものは、やっぱりあるのかな、
と思った次第です。
実りの多い取材でした。
菅原会長、勇一郎さん、そして、お孫さんたち。
ありがとうございました!
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特集 事業承継の“王道” の取材で、
東京・大田区の株式会社玉子屋さんをお訪ねしました。
お相手は創業者の菅原勇継さん(68歳)。
実は、私がお目にかかるのは二度目です。
創業者には大変魅力的な人が多いですが、
菅原さんは、とりわけ魅力的なかたです。
以前お会いしたとき、私はすっかりファンになってしまいました。
社員さんに対する愛情と仕事に対する誇りをもち、
常に腹をくくって挑戦してこられたことが、
短い取材時間のなかで感じられたからです。
こんな人が戦国時代に生まれていたら、国の一つや二つ、
手にしていたのではないかと思いました。
菅原さんは次のようにおしゃっています。
「箸にも棒にもかからない悪ガキばかり集めて
スタートしました。その後も積極的にそうした
子を雇ってきた。野性味があり、人から褒めら
れた経験が少ないため、お客さんや私に褒めら
れるのが嬉しくて、頑張る子が多いからです。
そんな彼らが楽しく働けて家の一軒も買えて、
夫婦で仲睦まじく暮らしていけるようにするの
が私の務めだと考えてきました」
同社では一日約7万食のお弁当を製造、都内の法人中心にお届けしています。
支店をもたない一事業所の仕出し弁当業者としては、日本一の数です。
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数だけではなく、味にも品質にもこだわり、
しかも廃棄率は、信じられないことに、0.1パーセント。
現在、社長を務めるのは、ご長男の勇一郎さん(39歳)。
勇一郎さんは、お父上の作られた下地を大切に、情報の共有化や
社員のかたがたのモチベーションをアップさせる施策に次々に着手。
実質継がれた際、15億円だった同社の売上は
現在、85億円にまで伸びています。
経営者が後継者に真に譲り渡すべきものとはなにかを
示そうというのがこの特集のテーマですが、
まさに玉子屋さんのケースは、理想の承継といえます。
父から子に、何が伝わったのか、子はなにを受け継いだのか。
詳しくは経営者会報10月号をお手に取っていただきたいと思いますが、
ちょっとだけ、ご紹介しましょう。
菅原さんいわく、受け継いで欲しかったのは
社員さんへの愛情、とのこと。
「会社を継ぐ継がないは別として、とにかく器の
大きな立派な男にする──それが私の教育方針で
した。私の考える器の大きな男とは、人の気持ち
がわかる優しい人間のこと。優しい男は慕われ、
周囲に人が集まってくる。そんな男なら経営者に
なっても成功します。というより、優しくなけれ
ば経営者失格です」
忘れてならないのは、なにを伝えるかのその前に、下地として、
このお二人が仲の良い親子であり、
親子で価値観を共有していたことでしょう。
冒頭で、すっかりファンになった、と言いましたが、
それはこのお二人の親子関係に、非常に好ましい印象を
抱いたからでもあります。
オーナー経営の場合、核となるオーナー家の親子関係が
良好であることはいうまでもなく、重要でしょう。
下の写真は菅原家と玉子屋さんの雰囲気を象徴しています。
菅原さんのご了解を得て、掲載します。
おじいちゃんのことが大好きな、
お孫さんたち=勇一郎さんの子供たち=が、
取材中、まとわりついて離れません。
この子たちのおかげで終始、
取材は和やかな雰囲気になりました。
玉子屋さんでは、このようにして、
菅原家の子供たちは会社のなかで
遊んでいます。
従業員のかたがたもそれを好ましく見ています
そんなことが、経営者と従業員の距離を縮めて、
会社の一体感が形づくられているように思いました。
「普通の会社だと、子供がうろちょろしていたら、
『あっちへ行ってろ』となるかもしれないけど、
私はこんな会社がいいと思ってる。小さい会社な
のだから、経営者の好きにやればいいんです。経
営は感性ですから」
それにしても、まったく物怖じしないこの子たちに、
創業者のDNAというものは、やっぱりあるのかな、
と思った次第です。
実りの多い取材でした。
菅原会長、勇一郎さん、そして、お孫さんたち。
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2008年08月14日(木)更新
【取材日記】リンク アンド モチベーション 辻太一朗さん
少し前になりますが、経営者会報8月号の特集、
「採用力」が会社の未来を決める!の取材で
採用等のコンサルティングを手がける
リンク アンド モチベーションさんに
お邪魔させていただきました。
お相手は、常務取締役の辻太一朗さん。
グループ会社のリンク アソシアでは
代表取締役を務めておられます。
■リンク アンド モチベーション ホームページ >>>
メインは新卒採用の話です。
中小企業では、新卒採用なんてとんでもない、
どうせよい人材は来てくれない──
そう諦めてしまっている経営者のかたは
少なくないと思います。
そうではなく、小さな会社でもよい人材が採れる可能性はあるし、
新卒採用に取り組むことで、会社も活性化する。
そのことを示す特集です。
辻さんは、かつてリクルート社に勤務。
人事部採用責任者として採用活動を統括。10年あまりの間に
1万人以上の学生を面接してきたという、“採用のプロ”です。
こんなご著書も出されています。
『採用力のある面接──ダメな面接官は学生を逃がす』
くわしくは、8月1日発行の経営者会報8月号を
ご覧いただければと思いますが、
ざっとご紹介します。
辻さんは、中小企業経営者へのメッセージとして
新卒採用のメリットやポイントを次のように語ってくださいました。
・新卒採用とは10年後の会社をつくること
「中途採用で少しずつ人を増やしてきた企業は往々にして
企業風土が醸成されず、ただの個人の寄せ集めになってし
まっている。そのため、組織としてのエネルギーが不足し、
踊り場を脱することができないことが多いんです。新卒採
用は、単に『優秀な人材が欲しい』からではなく風土づく
りを念頭に置いて行なわないといけない。それでないと優
秀な人材を魅了することもできません」
・新卒採用に取り組むと会社が活性化する
「全社的に採用活動に取り組むことで会社が活性化します。
若手・中堅社員に部署を超えて担当させることで、経営へ
の当事者意識が芽生えるだけでなく、初心に返るきっかけ
にもなります」
・人生を賭ける気にさせるのはトップの仕事
「大企業に比して中小企業のメリットは、トップと社員の
距離が近いことにあります。『この人と一緒に働きたい』
と思わせることができれば、優秀な人材が採れる可能性は
ある。当然、トップが事業に対して情熱と哲学があること
が大前提となります」
いかがでしょうか。
リンク アンド モチベーションという会社自体、
創業してまだ10年に満たない会社ですが、
就職人気はものすごいものがあります。
グループを束ねる小笹芳央さんが、
ここで辻さんの言われているようなことを実行されてきて、
いまの同社があるといってよいでしょう。
取材に同席してくださった、
同社コーポレートデザイン本部の
榎本圭恵さんに、社内を案内していただきました。
これは、受付の横にあったパネルです。
小笹さんのメッセージの周りに、社員のみなさんの寄せ書きがあります。
ここに記された小笹さんの
「ひとりひとりの本気がこの世界を熱くする」
というメッセージに賛同した多くの若者が集まって、
同社は発展していきました。
コンサルティング業界でここまで急速に成長している
企業は国内にはほとんどないでしょう。
同社で働くみなさんが、ハッピーかどうかは、
上の写真の榎本さんの笑顔が物語っているように思われました。
辻さん、榎本さん、ありがとうございました。
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「採用力」が会社の未来を決める!の取材で
採用等のコンサルティングを手がける
リンク アンド モチベーションさんに
お邪魔させていただきました。
お相手は、常務取締役の辻太一朗さん。
グループ会社のリンク アソシアでは
代表取締役を務めておられます。
■リンク アンド モチベーション ホームページ >>>
メインは新卒採用の話です。
中小企業では、新卒採用なんてとんでもない、
どうせよい人材は来てくれない──
そう諦めてしまっている経営者のかたは
少なくないと思います。
そうではなく、小さな会社でもよい人材が採れる可能性はあるし、
新卒採用に取り組むことで、会社も活性化する。
そのことを示す特集です。
辻さんは、かつてリクルート社に勤務。
人事部採用責任者として採用活動を統括。10年あまりの間に
1万人以上の学生を面接してきたという、“採用のプロ”です。
こんなご著書も出されています。
『採用力のある面接──ダメな面接官は学生を逃がす』
くわしくは、8月1日発行の経営者会報8月号を
ご覧いただければと思いますが、
ざっとご紹介します。
辻さんは、中小企業経営者へのメッセージとして
新卒採用のメリットやポイントを次のように語ってくださいました。
・新卒採用とは10年後の会社をつくること
「中途採用で少しずつ人を増やしてきた企業は往々にして
企業風土が醸成されず、ただの個人の寄せ集めになってし
まっている。そのため、組織としてのエネルギーが不足し、
踊り場を脱することができないことが多いんです。新卒採
用は、単に『優秀な人材が欲しい』からではなく風土づく
りを念頭に置いて行なわないといけない。それでないと優
秀な人材を魅了することもできません」
・新卒採用に取り組むと会社が活性化する
「全社的に採用活動に取り組むことで会社が活性化します。
若手・中堅社員に部署を超えて担当させることで、経営へ
の当事者意識が芽生えるだけでなく、初心に返るきっかけ
にもなります」
・人生を賭ける気にさせるのはトップの仕事
「大企業に比して中小企業のメリットは、トップと社員の
距離が近いことにあります。『この人と一緒に働きたい』
と思わせることができれば、優秀な人材が採れる可能性は
ある。当然、トップが事業に対して情熱と哲学があること
が大前提となります」
いかがでしょうか。
リンク アンド モチベーションという会社自体、
創業してまだ10年に満たない会社ですが、
就職人気はものすごいものがあります。
グループを束ねる小笹芳央さんが、
ここで辻さんの言われているようなことを実行されてきて、
いまの同社があるといってよいでしょう。
取材に同席してくださった、
同社コーポレートデザイン本部の
榎本圭恵さんに、社内を案内していただきました。
これは、受付の横にあったパネルです。
小笹さんのメッセージの周りに、社員のみなさんの寄せ書きがあります。
ここに記された小笹さんの
「ひとりひとりの本気がこの世界を熱くする」
というメッセージに賛同した多くの若者が集まって、
同社は発展していきました。
コンサルティング業界でここまで急速に成長している
企業は国内にはほとんどないでしょう。
同社で働くみなさんが、ハッピーかどうかは、
上の写真の榎本さんの笑顔が物語っているように思われました。
辻さん、榎本さん、ありがとうございました。
(編集部・酒井俊宏)
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2008年08月05日(火)更新
【取材日記】八戸ニューシティホテル・谷口圭介さんがご来社!
昨日、とても嬉しいことがありました。
なんと、八戸ニューシティ・ホテルの“板長”こと、
谷口圭介さんが、弊社にいらしてくださったのです。
しかも、ご自慢の「虎鯖」までおもちになって……。
すでに八戸へ戻られた谷口さんが、
出張のご様子をご自身のブログで書いておられます。
ぜひご覧ください。
■八戸に戻りました・・そしてTシャツ・・久米繊維工業! >>>
■八戸ニューシティホテル ホームページ >>>
谷口さんは、大変エネルギッシュなかたでした。
この前日に東京へいらして、久米繊維工業さん、
東武デパートと回られ、
炎天下を動いてこられたのに、お疲れの様子は
まったく見受けられません。
久米さんを通じてのブログとの出会い、
ブログの効用、ご自身のビジネスへの矜恃、
ふるさとへの想い……
と、一つの記事にもおさまりきらないくらい、
熱く、語ってくださったのです。
圧倒されるとともに、大きな感銘を受けました。
「おかげさまで、ブログで発信しているうちに、
虎鯖の売上も前年比三倍のペースで伸びていま
す。ありがとうございます」
そうおっしゃってくださいましたが、
当然ながら、発信しておられる(しかも毎日!)のは
谷口さんです。
そして、おやりになっていることに“芯”が通っていて、
素晴らしい商品を世に送り出しておられるからこそ、
お客さんもファンになっていくのだと思います。
そして、もう一つは、やはり久米さんと出会われたことが
大きかったのかもしれません。
ですが、素晴らしい出会いも、
素晴らしい出会いがお付き合いになり、それが持続するのも、
出会われた双方が素晴らしいかただから、にほかなりません。
実は、この日、谷口さんがいらしたあと、
当の久米さんも弊社に別件でお越しいただいており、
午前中に会われたのに、すぐの再会となりました。
事務局の大西ともども、お二人のお話を拝聴していましたが、
お二人のお話には私ども経営者会報ブログのこれからのありかたや、
経営者会報の誌面制作にとって参考になることが多く、
またお二人のエネルギーにあおられて、
すっかり時間の経つのを忘れてしまいました。
谷口さん、久米さん、お忙しいなか、ありがとうございました。
お話をお聞きして、いつか、谷口さんのこれまでのことを、
記事にさせていただきたいと思いました。
谷口さん、どうかそのときは、よろしくご検討くださいますよう、
お願い申し上げます。
また、おみやげにいただいた貴重な虎鯖、
社員の皆で分けて、ありがたくいただきます。
本当にありがとうございました。
【追記】
同僚E君が昨夜もちかえっていただいた、虎鯖の写真を撮ってくれました。
とろけるようなおいしさだったそうです。
私は昨日、帰宅が遅かったため、冷凍庫に保存してます。
本日、冷酒とともに、いただきます!
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しかも、ご自慢の「虎鯖」までおもちになって……。
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ぜひご覧ください。
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この前日に東京へいらして、久米繊維工業さん、
東武デパートと回られ、
炎天下を動いてこられたのに、お疲れの様子は
まったく見受けられません。
久米さんを通じてのブログとの出会い、
ブログの効用、ご自身のビジネスへの矜恃、
ふるさとへの想い……
と、一つの記事にもおさまりきらないくらい、
熱く、語ってくださったのです。
圧倒されるとともに、大きな感銘を受けました。
「おかげさまで、ブログで発信しているうちに、
虎鯖の売上も前年比三倍のペースで伸びていま
す。ありがとうございます」
そうおっしゃってくださいましたが、
当然ながら、発信しておられる(しかも毎日!)のは
谷口さんです。
そして、おやりになっていることに“芯”が通っていて、
素晴らしい商品を世に送り出しておられるからこそ、
お客さんもファンになっていくのだと思います。
そして、もう一つは、やはり久米さんと出会われたことが
大きかったのかもしれません。
ですが、素晴らしい出会いも、
素晴らしい出会いがお付き合いになり、それが持続するのも、
出会われた双方が素晴らしいかただから、にほかなりません。
実は、この日、谷口さんがいらしたあと、
当の久米さんも弊社に別件でお越しいただいており、
午前中に会われたのに、すぐの再会となりました。
事務局の大西ともども、お二人のお話を拝聴していましたが、
お二人のお話には私ども経営者会報ブログのこれからのありかたや、
経営者会報の誌面制作にとって参考になることが多く、
またお二人のエネルギーにあおられて、
すっかり時間の経つのを忘れてしまいました。
谷口さん、久米さん、お忙しいなか、ありがとうございました。
お話をお聞きして、いつか、谷口さんのこれまでのことを、
記事にさせていただきたいと思いました。
谷口さん、どうかそのときは、よろしくご検討くださいますよう、
お願い申し上げます。
また、おみやげにいただいた貴重な虎鯖、
社員の皆で分けて、ありがたくいただきます。
本当にありがとうございました。
【追記】
同僚E君が昨夜もちかえっていただいた、虎鯖の写真を撮ってくれました。
とろけるようなおいしさだったそうです。
私は昨日、帰宅が遅かったため、冷凍庫に保存してます。
本日、冷酒とともに、いただきます!
(編集部・酒井俊宏)
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2008年08月01日(金)更新
【取材日記】サンコー・下泉澄夫さんにうかがった「嬉しいお話」
過日、経営者会報9月号(9月1日発行予定)の取材で、
フレキシブルチューブの開発・製造を手がける
サンコー(大阪府四條畷市)さんにお邪魔させていただきました。
お相手は、下泉澄夫会長(写真右)と井本幸三社長です。
■サンコー ホームページ >>>
記事のタイトルは『特集・会社はもっと大きくできる』。
こういうタイトルではありますが、なにせ「経営者会報」ですので、
当然、やみくもな規模拡大をお勧めする記事ではありません。
現在の規模や売上を守る、という発想ではなく、
堅実な経営で着実な成長を目指しましょう、という記事です。
現状維持を目的にすれば、競争が激しいこのご時世、
縮小に向かうおそれがありますし、入ってくる社員にもいまいる社員にも
「夢」や将来の希望をもたせられないのではないか、という問題提起です。
元松下電器で部長職まで務めた下泉さんは、
倒産寸前だった同社の経営を途中で引き継いでから
五年ほどで売上を倍に伸ばし、成長軌道に乗せた凄い人です。
下泉さんは、同社を黒字に転換させるとともに、
売上・利益・企業形態すべてにおいて、
成長を期す「昴(すばる)計画」を掲げ、
社員のみなさんの意識改革に取り組んでこられました。
実は以前、下泉さんには、『異能経営者がゆく!』(下記参照)で
お邪魔させていただいています。
■過去の取材日記 >>>
あくまで健全な成長を目指す経営姿勢が
今回の特集にふさわしいと思い、
改めてお邪魔させていただきましたが、
私にとって思いもかけない、
とても「嬉しい話」をしてくださいました。
以下、ご本人の了解を得て記します。
私が前回取材をさせていただいてしばらくしてから、
サンコーさんでは、新工場の建設資金が必要になり、
複数の金融機関の融資を受けることになったそうです。
地元の支店の担当者や支店長は、
下泉さんの人となりも、同社の実力も知っていますので
本部にプッシュするのですが、
2つの金融機関で、本部からなかなか許可が下りない……。
ところが、その両支店の担当の方が、
本誌の『異能経営者』で下泉さんがご登場された記事を見て、
その写しを本部に送ったところ、「こういう人物なら間違いない」
と、即座に許可が下りたそうです。
もちろん、下泉さんのお人柄と手腕、そして同社の業績からして
融資が通るのは当然の話ですし、それがすべてです。
ですが、そうとうかがって、そして、下泉さんから、
「取材してくださったおかげですよ、
ありがとうございました」
とお礼の言葉を頂戴して、これほど記者冥利に尽きる瞬間もありませんでした。
もともと、よい会社のよい取り組み、よい社長さんをご紹介することで、
読者のかたに大いに参考にしていただくとともに、勇気づけをする、
というのが本誌の本来の趣旨です。
記事に関しても、登場企業や社長さんから
広告料をいただくこともありませんし(取材謝礼はお送りしていますが)
提灯記事を書いているわけでもありません。
それでも、ときとして、こういうお話を
あとになってお聞きすることがあります。
今回も、その企業、その社長さんの素晴らしい点を掘り下げ、
丁寧に記事にする、という本誌のスタンスが
間違っていないことを実感させていただきました。
下泉さん、お礼を申し上げるのはこちらのほうです。
本当にありがとうございました!
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こういうタイトルではありますが、なにせ「経営者会報」ですので、
当然、やみくもな規模拡大をお勧めする記事ではありません。
現在の規模や売上を守る、という発想ではなく、
堅実な経営で着実な成長を目指しましょう、という記事です。
現状維持を目的にすれば、競争が激しいこのご時世、
縮小に向かうおそれがありますし、入ってくる社員にもいまいる社員にも
「夢」や将来の希望をもたせられないのではないか、という問題提起です。
元松下電器で部長職まで務めた下泉さんは、
倒産寸前だった同社の経営を途中で引き継いでから
五年ほどで売上を倍に伸ばし、成長軌道に乗せた凄い人です。
下泉さんは、同社を黒字に転換させるとともに、
売上・利益・企業形態すべてにおいて、
成長を期す「昴(すばる)計画」を掲げ、
社員のみなさんの意識改革に取り組んでこられました。
実は以前、下泉さんには、『異能経営者がゆく!』(下記参照)で
お邪魔させていただいています。
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あくまで健全な成長を目指す経営姿勢が
今回の特集にふさわしいと思い、
改めてお邪魔させていただきましたが、
私にとって思いもかけない、
とても「嬉しい話」をしてくださいました。
以下、ご本人の了解を得て記します。
私が前回取材をさせていただいてしばらくしてから、
サンコーさんでは、新工場の建設資金が必要になり、
複数の金融機関の融資を受けることになったそうです。
地元の支店の担当者や支店長は、
下泉さんの人となりも、同社の実力も知っていますので
本部にプッシュするのですが、
2つの金融機関で、本部からなかなか許可が下りない……。
ところが、その両支店の担当の方が、
本誌の『異能経営者』で下泉さんがご登場された記事を見て、
その写しを本部に送ったところ、「こういう人物なら間違いない」
と、即座に許可が下りたそうです。
もちろん、下泉さんのお人柄と手腕、そして同社の業績からして
融資が通るのは当然の話ですし、それがすべてです。
ですが、そうとうかがって、そして、下泉さんから、
「取材してくださったおかげですよ、
ありがとうございました」
とお礼の言葉を頂戴して、これほど記者冥利に尽きる瞬間もありませんでした。
もともと、よい会社のよい取り組み、よい社長さんをご紹介することで、
読者のかたに大いに参考にしていただくとともに、勇気づけをする、
というのが本誌の本来の趣旨です。
記事に関しても、登場企業や社長さんから
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提灯記事を書いているわけでもありません。
それでも、ときとして、こういうお話を
あとになってお聞きすることがあります。
今回も、その企業、その社長さんの素晴らしい点を掘り下げ、
丁寧に記事にする、という本誌のスタンスが
間違っていないことを実感させていただきました。
下泉さん、お礼を申し上げるのはこちらのほうです。
本当にありがとうございました!
(編集部・酒井俊宏)
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2008年07月28日(月)更新
【取材日記】ピーターパン 横手和彦さん
過日、経営者会報本誌に好評連載中の
『小が大に勝つ戦略』の取材で、
経営コンサルタント・福永雅文氏に
お供して参りました。
お相手は千葉県のパン屋さん、
ピーターパン社長の横手和彦さんです。
ピーターパンは船橋市(本店)と
市川市、鎌ヶ谷市の三市に店舗をもっています。
お邪魔させていただいたのは、船橋本店。
■ピーターパン ホームページ >>>
パン屋さんといえば、最近では原料となる小麦の高騰や
バターの品薄などで、どこも大変だと聞きます。
もともと労働集約的な仕事ですから、
急に売上を伸ばすような方策もなかなか見当たらない。
厳しい業界といえます。
そんな業界にあって、ピーターパンは3店舗で
年商10億円、売上高経常利益率も10%あるという、
大繁盛ぶりを見せています。
同社の成功の秘訣は、ひとことでいえば、
常に「焼きたて」を提供する姿勢で、
他の多くのパン屋さんにない、高い「付加価値」を
生み出したことにあるでしょう。
みなさんご存じの通り、普通、
パンは焼きたてが一番おいしいものです。
同社では、手間がかかっても少しずつ焼き上げることで、
常にお客さんに焼きたてを提供しています。
焼きたてで美味しいために、すぐ売れる。
だから売れ残らずに、いつも美味しい状態のパンが
店頭に並んでいるのです。
値段は同業者の相場より安く抑えてあるそうですが、
回転がよいため、十分に利益が出るそうです。
同社社長の横手さんは、もともとレストランクラブを経営。
のちにパンとピザ屋に転業し、
いまはパン屋のみに絞っています。
横手さんのモットーであり、同社の社是でもある
「お客様も楽しい、社員さんも楽しい、経営者も楽しい」
仕事を突き詰めた結果であり、その姿勢こそが、
今日の成功の根本的な理由といえるでしょう。
船橋のお店は、平日午後3時だというのに、
地元のお客さんで大にぎわいでした。
ピーターパンでは、パンを買ったお客さんには
コーヒーや麦茶を無料で提供しています。
外にテラスもあって、ここで楽しそうに食事をしている、
子連れの若い主婦同士の姿が目立ちました。
通常のパン屋と違い、ファミレスやファストフードの
お客も取り込んでしまっている感じです。
近くにお住まいのかたは、ぜひ一度、
足を運んでみてはいかがでしょう。
きっと「弱者が強者に勝つ秘訣」とはなにか、
それを体感することができると思います。
詳しくは、8月1日発行の経営者会報8月号を
ご参照ください。
福永雅文氏の鋭い分析と温かい筆致で、
同社の成功の秘訣が、わかりやすくまとめられています。
■戦国マーケティング ホームページ >>>
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市川市、鎌ヶ谷市の三市に店舗をもっています。
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急に売上を伸ばすような方策もなかなか見当たらない。
厳しい業界といえます。
そんな業界にあって、ピーターパンは3店舗で
年商10億円、売上高経常利益率も10%あるという、
大繁盛ぶりを見せています。
同社の成功の秘訣は、ひとことでいえば、
常に「焼きたて」を提供する姿勢で、
他の多くのパン屋さんにない、高い「付加価値」を
生み出したことにあるでしょう。
みなさんご存じの通り、普通、
パンは焼きたてが一番おいしいものです。
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値段は同業者の相場より安く抑えてあるそうですが、
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のちにパンとピザ屋に転業し、
いまはパン屋のみに絞っています。
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「お客様も楽しい、社員さんも楽しい、経営者も楽しい」
仕事を突き詰めた結果であり、その姿勢こそが、
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船橋のお店は、平日午後3時だというのに、
地元のお客さんで大にぎわいでした。
ピーターパンでは、パンを買ったお客さんには
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子連れの若い主婦同士の姿が目立ちました。
通常のパン屋と違い、ファミレスやファストフードの
お客も取り込んでしまっている感じです。
近くにお住まいのかたは、ぜひ一度、
足を運んでみてはいかがでしょう。
きっと「弱者が強者に勝つ秘訣」とはなにか、
それを体感することができると思います。
詳しくは、8月1日発行の経営者会報8月号を
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2008年07月04日(金)更新
【取材日記】湖北精工 小川彰三さん
一昨日、経営者会報8月号で予定しております、
特集『「採用力」が会社の将来を決める!』の取材で、
滋賀県は長浜市の湖北精工さんにお邪魔してきました。
お相手は社長の小川彰三さんです。
■湖北精工 ホームページ >>>
同社は局面印刷機の国内オンリーワンメーカー。局面印刷機とは、
カップ麺や最近よくみる円筒カップのコーヒーなどのパッケージに
高速印刷できる機械です。
その他にも、大手メーカーの依頼で
製造設備のプラントなど、二つとない機械をつくっている、
高い技術力をもつメーカーです。
その核となるのは、いうまでもなく、
優秀な人材です。
同社にはUターン就職を希望する
優秀な学生さんが集まります。
その理由、秘訣を小川社長にお聞きしてきました。
詳しくは、8月1日発行予定の
経営者会報8月号をご参照いただければと思いますが、
ちょっとだけご紹介します。
地元の製造業の水準を超えた賃金、
高い技能を身につけることのできる職場、開かれた社風……。
よい人材が集まる秘訣は数々あるのですが、
一つだけに絞るなら、それは小川社長の姿勢につきます。
先のお写真、社長の目の前にある物は何かといいますと、
結婚を控えた社員さん、そのご両親へのお祝いの品。
事前にご挨拶に出向かれた際に、ご両親にお渡しするものだそうです。
小川社長は2代目さんで、社長に就任された30年前から、
これを欠かさず続けてきたそうです。
しかも社員さんの誕生日には、プレゼントを渡して、2時間ほど面接。
仕事上だけでなく、恋の悩みまで相談に乗るそうです。
これも30年間続けているといいます。
想像するに、こうした社長の姿勢自体、
親御さん同士でのクチコミもあって、
「あの社長さんなら間違いない」と
地元では評判になっているのでしょう。
小川社長は、その結婚式で当然、来賓として祝辞を述べられますが、
そうした場だけでなく、こと社員のみなさんに関連したスピーチ等の草稿は
全部保存してあるそうです。これです。
その人に対してどんなメッセージを贈ったかを忘れてしまっては失礼だし、
折りに触れて読み直しては、
ご本人の成長を実感されるそうです。
すべてにおいて真摯な小川さんの取り組みとお人柄が
同社に優秀な人材を引き寄せているのだと確信しました。
実は小川さんには以前にも取材をさせていただいています。
以前、この枠でない編集部ブログで、取材日記として
まとめた記事もあります。
多少重複しますが、ぜひこちらもご覧下さい。
■【取材日記】vol.3 湖北精工社長・小川彰三さん >>>
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特集『「採用力」が会社の将来を決める!』の取材で、
滋賀県は長浜市の湖北精工さんにお邪魔してきました。
お相手は社長の小川彰三さんです。
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同社は局面印刷機の国内オンリーワンメーカー。局面印刷機とは、
カップ麺や最近よくみる円筒カップのコーヒーなどのパッケージに
高速印刷できる機械です。
その他にも、大手メーカーの依頼で
製造設備のプラントなど、二つとない機械をつくっている、
高い技術力をもつメーカーです。
その核となるのは、いうまでもなく、
優秀な人材です。
同社にはUターン就職を希望する
優秀な学生さんが集まります。
その理由、秘訣を小川社長にお聞きしてきました。
詳しくは、8月1日発行予定の
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地元の製造業の水準を超えた賃金、
高い技能を身につけることのできる職場、開かれた社風……。
よい人材が集まる秘訣は数々あるのですが、
一つだけに絞るなら、それは小川社長の姿勢につきます。
先のお写真、社長の目の前にある物は何かといいますと、
結婚を控えた社員さん、そのご両親へのお祝いの品。
事前にご挨拶に出向かれた際に、ご両親にお渡しするものだそうです。
小川社長は2代目さんで、社長に就任された30年前から、
これを欠かさず続けてきたそうです。
しかも社員さんの誕生日には、プレゼントを渡して、2時間ほど面接。
仕事上だけでなく、恋の悩みまで相談に乗るそうです。
これも30年間続けているといいます。
想像するに、こうした社長の姿勢自体、
親御さん同士でのクチコミもあって、
「あの社長さんなら間違いない」と
地元では評判になっているのでしょう。
小川社長は、その結婚式で当然、来賓として祝辞を述べられますが、
そうした場だけでなく、こと社員のみなさんに関連したスピーチ等の草稿は
全部保存してあるそうです。これです。
その人に対してどんなメッセージを贈ったかを忘れてしまっては失礼だし、
折りに触れて読み直しては、
ご本人の成長を実感されるそうです。
すべてにおいて真摯な小川さんの取り組みとお人柄が
同社に優秀な人材を引き寄せているのだと確信しました。
実は小川さんには以前にも取材をさせていただいています。
以前、この枠でない編集部ブログで、取材日記として
まとめた記事もあります。
多少重複しますが、ぜひこちらもご覧下さい。
■【取材日記】vol.3 湖北精工社長・小川彰三さん >>>
(編集部・酒井俊宏)
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2008年06月23日(月)更新
【取材日記】東光薬品工業 小林洋一さん
経営者会報7月号(7月1日発行予定)の
巻頭特集は「リスクを恐れない経営」です。
経営にリスクはつきもの、というわけで、
それを恐れることのないメンタル面、あるいはリスクをつかむ際の
ロジカルな分析力などを身につけるうえで、
経営者がもつべき姿勢や心構えについて
ヒントを示そうというものです。
この特集での事例にご登場いただいた、
東光薬品工業(東京都足立区)の二代目社長、小林洋一さんは、
非常にエネルギッシュなかたでした。
■東光薬品工業 ホームページ >>>
東光薬品工業は、規模的には大手ではありませんが、
立派な経営をしておられます。
同社は小林社長のお父上で現会長の晃二氏が創業。
湿布薬などの貼り薬、塗り薬を手がけ、
多くのメーカーにOEM供給しています。
その同社は1998年に畑違いといえた白血病の治療薬開発に着手。
2005年、完成した新薬・新規合成レチノイド(通称)が
国の承認を得ました。
こうした「ピカ新」=いわゆる画期的な新薬=の開発は
大手の独擅場で、同社のような従業員250名に満たない
中堅規模の会社ではほとんど例がないそうです。
なぜ例がないのか。
それはまさにリスキーだからです。
詳しくは、経営者会報7月号をご覧いただければと思いますが、
小林社長がそのリスクに怯まなかったのはなぜか、
ほんのちょっと、ご紹介します。
基礎的な研究は、東大薬学部の首藤紘一教授(当時)らの研究で
84年にはできあがっていました。
しかし、製品開発に名乗りを挙げる大手企業はありませんでした。
製造業に携わっておられる経営者の方は
よくおわかりかと思いますが、
この新薬を必要とする患者さんの絶対数が少なかったからです。
小林社長は次のように振り返ります。本誌記事から引用します。
「製薬会社であれば、どんなに規模が小さい会社で
あっても新薬開発を夢見るものです。ものづくりに
携わる人間としての矜恃もある。私たちの場合も、
人の命に直接関わる製品に携わりたいという気持ち、
病気に苦しむ患者さんに喜んでもらえるものを作り
たいという気持ちが強かった。ニッチなマーケット
でなら、国内の大手メーカーや外資系製薬会社に太
刀打ちできるという計算もありましたが、損得ばか
りを考えていたら、研究する先生方のご協力も得ら
れなかったと思います」
とはいえ、「ピカ新」の開発は審査を受けるだけでも、
その生産設備をすでに備えていなければならず、
数十億円もの費用がかかったといいます。
堅調に成長を続けてきた同社の年商は現在45億円ですから、
いかに大きな額かおわかりいただけると思います。
メインバンクにも思いとどまるように言われたそうで、
実際、経営の屋台骨を揺るがしかねない
挑戦だったといえるでしょう。
同社はこの研究で数々の賞を受賞します。
とりわけ、象徴的なのは、昨年、受賞された
東京商工会議所の『勇気ある経営大賞』でしょう。
お父上と小林社長、親子二人の
まさに「勇気ある」果敢な決断であり、
挑戦であったといえます。
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巻頭特集は「リスクを恐れない経営」です。
経営にリスクはつきもの、というわけで、
それを恐れることのないメンタル面、あるいはリスクをつかむ際の
ロジカルな分析力などを身につけるうえで、
経営者がもつべき姿勢や心構えについて
ヒントを示そうというものです。
この特集での事例にご登場いただいた、
東光薬品工業(東京都足立区)の二代目社長、小林洋一さんは、
非常にエネルギッシュなかたでした。
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東光薬品工業は、規模的には大手ではありませんが、
立派な経営をしておられます。
同社は小林社長のお父上で現会長の晃二氏が創業。
湿布薬などの貼り薬、塗り薬を手がけ、
多くのメーカーにOEM供給しています。
その同社は1998年に畑違いといえた白血病の治療薬開発に着手。
2005年、完成した新薬・新規合成レチノイド(通称)が
国の承認を得ました。
こうした「ピカ新」=いわゆる画期的な新薬=の開発は
大手の独擅場で、同社のような従業員250名に満たない
中堅規模の会社ではほとんど例がないそうです。
なぜ例がないのか。
それはまさにリスキーだからです。
詳しくは、経営者会報7月号をご覧いただければと思いますが、
小林社長がそのリスクに怯まなかったのはなぜか、
ほんのちょっと、ご紹介します。
基礎的な研究は、東大薬学部の首藤紘一教授(当時)らの研究で
84年にはできあがっていました。
しかし、製品開発に名乗りを挙げる大手企業はありませんでした。
製造業に携わっておられる経営者の方は
よくおわかりかと思いますが、
この新薬を必要とする患者さんの絶対数が少なかったからです。
小林社長は次のように振り返ります。本誌記事から引用します。
「製薬会社であれば、どんなに規模が小さい会社で
あっても新薬開発を夢見るものです。ものづくりに
携わる人間としての矜恃もある。私たちの場合も、
人の命に直接関わる製品に携わりたいという気持ち、
病気に苦しむ患者さんに喜んでもらえるものを作り
たいという気持ちが強かった。ニッチなマーケット
でなら、国内の大手メーカーや外資系製薬会社に太
刀打ちできるという計算もありましたが、損得ばか
りを考えていたら、研究する先生方のご協力も得ら
れなかったと思います」
とはいえ、「ピカ新」の開発は審査を受けるだけでも、
その生産設備をすでに備えていなければならず、
数十億円もの費用がかかったといいます。
堅調に成長を続けてきた同社の年商は現在45億円ですから、
いかに大きな額かおわかりいただけると思います。
メインバンクにも思いとどまるように言われたそうで、
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