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2009年09月15日(火)更新

沖縄・やんばるの旅 ─2─

前回からの続きです。

3日めは、海三昧。
南国のドライブは最高です。

どらいぶ
(車中より家内が撮影)

本部半島から橋をわたっていける、
瀬底(せそこ)島で1日中、シュノーケリングを楽しみました。

オクマビーチには悪いけど、さすがに島だけあって、
この瀬底ビーチのほうが綺麗です。

せそこいち

せそこに

一昨年行った、竹富島の海は、
人生一綺麗と思ったけれど、それに匹敵する美しさ。
やっぱり沖縄はいい……。

あちこちにハイビスカスが咲いています。

はな


一日遊んだ代償は、日焼け止めを塗ったにもかかわらず、
真っ赤っかのち、真っ黒に。
全身べろべろに皮がむけ、ようやく最近脱皮しきった感じです。

沖縄の人は、Tシャツなどを着たまま
海に入るとも聞きますが、納得です。

またまた職業病ですが、実はこの瀬底島には、
かつて取材をさせていただいたことのある社長さんが
絡んだプロジェクトがあり、
残念ながら、その会社が昨年の不動産不況で倒産。
リゾートホテルの建設を予定していたのですが、
工事が中断されたままの状態でした。

その社長さんはとても爽やかな、社員思いのかたで
個人的にはとても好感をもっていたので、
残念です。

ただ、実際に足を運んでみて、
もちろん地元の雇用が失われ、再開の目処も立っていないところで
部外者がいうべきことではないかもしれませんが、
この穏やかな島に、鉄筋造りのリゾートホテルはあまりそぐわない、
という印象をもったのも事実です。




最終日は、那覇の牧志市場へ。
この雑多なにぎわいに、元気をもらう気がします。

いちば

1階が市場で、2階が食堂。
食堂はお店がいくつもあって、どのお店も美味しそうです。

魚屋さんなどもたくさんあり、
好みの魚を選んで2階のお店に持ち込むと
調理してもらえるシステムになっています。

この経営者会報ブログのおかげで、
大阪の人に知り合いが増えたせいか、
反射的に「道頓堀」というお店をチョイス。

どうとんぼり

なぜ道頓堀なのか、と店員さんに尋ねると、
「マスターが大阪出身なんです」と
しごくまっとうな回答。

なにを頼んでも美味しかったですね。
このお店もお薦めです。

これは家内が選んだ、海ぶどう丼です。
ぷっちぷちでございます。(ややエビスヤ・山岸さん風)

うみぶどう

私は、ゴーヤチャンプル・ソーキ載せという定食を。
豚の軟骨がこりこりしてたまりません。

ちゃんぷる

食事を終えたら
市場の周辺にある果物屋さんで、
家内の実家と私の両親に、
思い切って宅配便でマンゴーを奮発!

みよしや

この三芳商店さん。どの果物も美味しそうです。
清潔感があって、大事に果物を扱っている感じ。
市場周辺で果物をお土産にするなら、
お薦めです。

マンゴーを買ったら、美味しい「島バナナ」を2本、
サービスしてくださいました。

すっかりリフレッシュして、
また活力が湧いてきました。



……というわけで、脳天気な旅のレポート、
終わります。

気を取り直して、明日からは取材日記など、
綴ってまいります。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


(編集部 酒井俊宏)




けいかいきゅうはち
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2009年09月14日(月)更新

沖縄・やんばるの旅 ─1─

先月行ってまいりました、沖縄の旅を
アップいたします。

いまごろ? という声が聞こえてきそうですし、
残暑見舞いにも、もはや遅かりし、ですが
まだ暑さの残るこのごろ、
涼しげな写真もありますので、
どうか、ご容赦ください。

沖縄は、これが3度目です。
いままで足を運べなかったやんばる(本島北部)方面に
家内と二人、3泊4日で行ってまいりました。

初日、かねてより行ってみたかった、
「美ら海水族館」へ。
那覇からレンタカーを飛ばして本部半島方面へ。
ちょうど本島の真ん中あたりで、
西に突き出た半島の先端エリアに
「美ら海水族館」はあります。
宿もそばに取りました。

「黒潮の海」と名づけられた水槽には
数匹の巨大なジンベイザメが悠然と回遊しています。

幻想的な風景にひたすら見とれて、
時間の経つのも忘れ、忘我のひととき。

ちゅらうみ

ちゅらうみに

この水槽のアクリルパネルはなんと厚さ60センチメートル。
一枚の大きさが、高さ8・2メートル、幅22・5メートルだそうで、
2008年にドバイの水族館に抜かれるまでは、
世界最大のアクリルパネルだったとか。

水圧を考えると、私のような技術の素人でも
そのすごさに思い至ります。

パネルの解説を読んだ瞬間、
このパネルを作ったのはどの会社なのだろう、
と職業病が首をもたげて、われに返りました。

調べてみると、こんな記事がありました。>>>
香川県三木町の日プラさんです。
日本のものづくりの心意気が現れていますね。

いつかお邪魔したいものです。

こちらはオニイトマキエイ(マンタ)。
大きいものは、体の横幅が8メートルほどにも
達するそうです。

まんた

水族館は、道路から眺めると、一見、
こじんまりした印象でしたが、
実は海に面した斜面に建てられていて、
海側から見ると、なかなか壮観な建物でした。

すいぞくかんがいかん

2日目はやんばるへ。
国頭村(くにがみそん)の比地大滝を目指します。
ヤンバルクイナなぞに出会えたらよいな、と思いつつ、
片道約1時間の遊歩道を歩きます。

やんばる

残念ながら、ヤンバルクイナには
出会えず、幸い、ハブにも遭遇せず。

でも、小さな生き物たちには出会いました。
こちらはリュウキュウヤマガメ。
かめ

キノボリトカゲ。敏捷です。
とかげ

遊歩道は整えられていますが、
アップダウンがきつい・・

ようやく滝にたどりつきました。

たき

沖縄は、みなさんご存じの通り、
本島を貫く鉄道はありません。
車がおもな交通手段なので、駅がないかわり、
「道の駅」が多数あります。
ここ国頭村には「道の駅 ゆいゆい国頭」が。

この施設内にあるレストランの
「猪豚そば」は絶品でございました。
沖縄そばの具が、炒めたもやしと猪豚肉。
野趣あふれる、私好みの味でした。
もしもお近くへ起こしの際は、ぜひご賞味を。

そば

これで腹いっぱいかと思っていたら
やはり家内は別腹があるらしく、
同じ敷地内の、甘味屋さんへ。
こちらもお勧めしたい、素敵なお店でした。

家内がオーダーした自家製すももフラッペ。

ふらっぺ

一口、二口、手伝いましたが、これも絶品。
ここでいただいた「さーたーあんだぎー」も
過去食べたなかでは一番でした。

本部半島のホテルへ帰る途中で、
オクマビーチでのんびり。

おくま

沖縄に行くたび、やっぱり自分のご先祖さまは
黒潮に乗ってやってきたのかな、
と思うくらい、なんとも言いようのない懐かしさを感じます。

長くなったので、続きはまた後ほどアップします。
脳天気なだけの記事ですが、どうか続きも、おつきあいください。


(編集部 酒井俊宏)






けいかいきゅうはち
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2009年08月18日(火)更新

会員さんの夏の思い出・総覧

先週、お盆休みだった会社は多いと思います。
弊社も会社としての休みは、先週でした。

会員のみなさまも、夏休みを取られたかたが多かったようで
ブログで綴ってくださっています。

会員のみなさまの、この夏の思い出記事、
ぜひ一覧でご参照いただきたいと思い、
ここにとりまとめてみました。

もし、もれてしまっていたら、
ご遠慮なくご教示くださいますよう、お願い致します。

それにしても、みなさま、個性豊かです。
仕事絡みの記事もあれば、
ホラー&笑いの記事(どなたかはご一読のうえお確かめください)に
ご自身が出掛けるのではなく、お孫さんを迎えた、心温まる記事、などなど。

ご家族・社員さんへの愛情とユーモア、
そして、心のゆとりに充ち満ちたブログを拝見していると
ほんとうに素晴らしい会員さんたちが集ってくださったなあ、
とうれしくなります。

ちなみに、私、酒井は明日からちょっとずれて夏休みです。
沖縄・やんばるに行ってまいります。
帰ってきたら、旅の記事を書きます。

■pupu-cafeで思い切り遊びました!
(涯 石原将一さん)

■知多半島沖の日間賀島へ
(井寄事務所 井寄奈美さん)

■大地の芸術祭2009【越後妻有アートトリエンナーレ】4
(久米繊維工業 久米信行さん)

■安・近・短な夏休み @亀山湖
(小高莫大小工業 小高集さん)

■京都 五山の送り火
(治部電機 治部健さん)

■中央高速談合坂SAバラバラ殺人事件の真相
(コクホー 庄山悟さん)

■信州その(4) 伊那食品工業
(三元ラセン管工業 高嶋博さん)

■09男旅・・・5完
(八戸ニューシティホテル 谷口圭介さん)

■寺田家の夏休み09 
(京都工芸 寺田元さん)

■桐生八木節まつり中日・まゆ玉ころがし大会 
(森秀織物 長谷川博紀さん)

■贅沢な夏休み 
(東京彫刻工業 花輪篤稔さん)

■車内の3S 
(レーザーテック 浜野太郎さん)

■ブルーベリー狩り
(ジェイ・ポート 樋下茂さん)

■琵琶湖一周輪行紀行 No.2
(枚岡合金工具 古芝保治さん)

■夏休みが始まり
(エムツーフォト 宮田昌彦さん)

■木曽路を歩こう~蔵元見学
(エビスヤ 山岸健一さん)

■二人の少年(孫たち)がご帰還
(横山工藝 横山国男さん)



(編集部・酒井俊宏)




けいかいきゅうなな
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2008年05月09日(金)更新

ソウル・ブックフェアへ行ってきます!

ハングルはもちろん、英語すら怪しい私が、
なぜか社命で、来週いっぱい、ソウルのブックフェアへ
視察に行くことになりました。

そういうわけで、しばらくブログの更新が滞ります。
(……ってそんなに頻繁に更新してませんね)

無事戻ってきたら、あちらで目にしたあれこれを
アップしたいと思っております。

留守中も、「経営者会報ブログ」を
よろしくお願い申し上げます。


(編集部・酒井俊宏)



けいかいごがつ
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2007年08月29日(水)更新

忘れられない夏の思い出 沖縄・竹富島へ行ってきました! ─3─

からの続き)

竹富島の魅力はなんといっても
集落の美しさにあるでしょう。

司馬遼太郎さんの『街道をゆく 沖縄・先島への道』
(朝日文庫 91、92ページ)から
ちょっとだけ引用させていただきます。

 やがて集落に入った。
 集落はじつに美しい。本土の中世の村落のように
条理で区画され、村内の道路はサンゴ礁の砂ででき
ているために、品のいい白味を帯び、その白さの上
に灰色斑(はいいろまだら)ともいうべきサンゴの
石垣がつづき、そのぜんたいとして白と灰色の地の
上に、酸化鉄のような色の琉球瓦の家々が夢のよう
にならんでいるのである。
               

なごみ

これは島で一番背の高い構築物といわれる
「なごみの塔」のてっぺんから撮りました。

こうした集落を形作る家々はどうなっているかというと、
門を広く開け、その内側に下の写真のような、
半開放的な「ひんぷん(漢字は「屏風」)」という
仕切りを設けています。

竹富島だけではなく
沖縄の伝統的な家屋に見られる構造だそうです。

ひんぷん

こちらは花や木のひんぷん。なんだか素敵ですね。

ひんぷん2

閉じているようで閉じておらず、
町と住まいが一体化しつつ、仕切られてもいます。

町並み全体から、美しさが立ちのぼってくるように感じられるのは、
この「ひんぷん」によるところも大きいのではないかと思いました。

もちろん、町並みの美しさが保たれているのは、
住民のかたがたの努力に尽きます。
毎朝、自宅の前の道を掃き清めるのが、全島民の日課だそうです。

さらに、昔風ではない、ちょっと遊び心のあるシーサーを
屋根に乗せた家もあって、町の華やぎに一役買っています。

シーサー

さて、有名な「星の砂」が採れる
カイジ浜(別名星砂浜)にも足を運びました。

あんまり観光客が採ってしまうものだから
肝心の星砂が減っているそうです。
なので、てのひらに乗せて写真に収めるだけにしました。

すな

竹富島は、石垣島から日帰りで渡る観光客が多く、
そうした方はレンタル自転車で動くようですが、
私たちはそれはせず、ひたすら歩きました。

夜になると、どこからともなく三線の音が流れてきます。
本土とは違った時間の流れ方を感じました。

島の伝統や美観を守ろうという美意識にあふれた
誇り高い人々が文化的に暮らす一方で、
近くの西表島ほどではないけれど、自然も豊か。

持参したコンパクトデジカメのキャパと私の腕の問題とで、
残念ながら写真に収めることはできませんでしたが、
ばさばさと羽ばたくオオコウモリ(翼を広げると1メートル超)に
遭遇して腰を抜かしかけたり、目の前を珍しいセマルハコガメが
横切ったり。
綺麗なオレンジ色をしたカワセミの仲間、
リュウキュウアカショウビンの声で朝、目覚めたりもしました。

竹富島のよさは、日帰りではなく
泊まってみて、そして歩いてみてこそ、
感じることができると断言します。

旅に出ると、どんな土地でも名残り惜しくなるほうですが、
来年も再来年も来てみたい、
そして、できればいつか、ここで暮らしてみたい……
とまで思ったのは、本当に初めてのことでした。

(編集部・酒井俊宏)



keikai
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2007年08月28日(火)更新

忘れられない夏の思い出 沖縄・竹富島へ行ってきました! ─2─

からお読み下さい)

前回からの続きです。

海

竹富島で唯一の海水浴場、コンドイビーチです。

私はここで三日間、ずっとシュノーケリングにはまっていました。
潜って水中メガネで見渡すと、
向こう10メートルくらいまでくっきり見える感じ。
鮮やかな色合いの魚たちが群れていました。

エメラルドグリーンの海は遠浅で、
子供を遊ばせるのにも安全だと
八重山諸島でも屈指の人気ビーチになっています。
この時間は朝で、まだ海水浴客は稀でした。

うっすらと奥に見えるのが西表島。
手前に見えるのがNHKドラマ『ちゅらさん』の舞台となった小浜島です。

昼になるとビーチはこんな感じでにぎわいます。

ビーチ2

売店はこのワゴン車のみというのが素晴らしい。
シュノーケリングの道具や浮き輪もここで借りられます。

海も満喫しましたが、
何と言っても沖縄はごはんがうまい!

3連泊した高那旅館の食事は最高でした。
これは2日目に出た石垣牛のステーキ。
変に霜降りじゃないのがまたよかったりします。

にく

ちょっとエビスヤの山岸さんのブログを意識して撮ってみました。
山岸師匠、いかがでしょう?


えび

これは3日目の夕食に出た、車エビのフライ。

実は竹富島は、車エビの養殖で知られています。
養殖ものとしては最高級との評価を受けていて
東京の料亭にも入るそうです。

なぜ車エビが名物になったのか。
実は、これといった産業のなかった島に事業を起こして
少しでも過疎化を食い止めようと、
島の顔役である上勢頭(うえせど)保さんという方が
車エビ養殖会社「竹富エビ養殖」を立ち上げられたそうです。
島の南側に養殖場があります。

上勢頭さんは、雇用を生み出して人を増やさないと、
伝統ある祭りもいつか途絶えてしまう──
そんな思いから起業されたそうです。

以上は、旅に出る前に新聞記事で知りました。
とてもいいお話だと思います。

>>>
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/foodki/20061010tb01.htm

ぷりっぷりの美味しいエビを堪能したら、
この記事のことを思い出しました。

仕事を忘れて過ごすつもりが、
近いうちに、また竹富島へ来て、
この会社に取材でお邪魔してみたい気持ちになりました。

こういう心意気というか、志のある方は尊敬しますし、大好きです。
加藤編集長、出張OKですよね? 駄目かな……。

まだまだ書ききれず、次回も沖縄です。(へ続く)

(編集部・酒井俊宏)



keikai

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2007年08月24日(金)更新

忘れられない夏の思い出 沖縄・竹富島へ行ってきました! ─1─

19日から22日まで、
家内と二人で沖縄・竹富島あたりを旅していました。

竹富島は、八重山諸島の石垣島から
フェリーで10分少々のところにある、周囲約9キロしかない、
珊瑚礁が隆起してできた小さな島。
人口も300人ほどだそうです。

以前、この島の集落の美しさを絶賛する
司馬遼太郎さんの『街道をゆく 沖縄・先島への道』の記述を読んでから、
いつかは訪れたいと思っていた島で、ようやく念願が叶いました。

裏方の私の旅の話など載せるのもどうかと躊躇しましたが、
あまりにも素晴らしい島だったので、どうかご勘弁ください。

宿は3泊とも『高那旅館』さん。
司馬遼太郎さんも泊まったそうで
そのときの模様も『街道をゆく』に記されています。

ちゃ

高那旅館さんは、ウェルカムドリンクで迎えてくださいました。
お茶は『さんぴん茶』。
ジャスミン茶みたいな味の沖縄のお茶です。

なお、この島には鉄筋造のホテルなどは一軒もありません。
島の人々の申し合わせによって、
自宅を改装した民宿が十数軒あるのみです。

同じく申し合わせで、
島民か、島に永住したいという人以外には
土地を売らないという取り決めがあり、
島の景観をみなさんで守っておられるそうです。

うし

島を一周する『水牛車』。竹富島の名物です。


まち

メインの通りからはずれるとこんな感じです。


ばなな

こんなふうに、「島バナナ」があちこちで実っていました。

まだまだたくさん、お見せしたいところがありますので、
何回かに分けて書きます。(へ続く)

(編集部・酒井俊宏)



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2007年08月01日(水)更新

取材日記─番外編─ 出雲・石見は“神々の国”でした

前回、前々回に書いた通り、
先週、中村ブレイス社長・中村俊郎さんの取材で
出雲・石見へ行ってきました。
(記事は経営者会報9月号に掲載されます)

帰りの便まで、けっこう時間が空いてしまい、
少し一人で見て回るつもりだったのですが、
取材に同行してくださった地元のカメラマン・Dさんが、
非常に気さくな、ホスピタリティに溢れたかたでした。

「せっかくですから、ご案内しますよ」とおっしゃって
石見銀山から、出雲大社、日御碕(ひのみさき)、
さらに荒神谷遺跡まで、ご案内してくださったのです。
(一度は固辞したのですが…)

私自身、島根県は初めてということもあって新鮮な旅でした。
素人写真で恐縮ですが、行く先々で撮った写真をご覧下さい。


出雲大社
(出雲大社・構図が駄目ですね…)


日御碕
(日御碕)

日御碕は名勝として知られています。
カメラマンD氏は
「(宮城の)松島よりも日御碕のほうが綺麗でしょ」
と言っておられました。
実際、ちょっと見たことのない景色です。
このあたりでは、美味しいイカが獲れるそうです。


ワイナリー
(島根ワイナリー)

存じませんでしたが、出雲は実はぶどうの産地でもあります。
40ン年生きているのに、
実に知らないことばかりだなと思いました。

さて、一番びっくりしたのは帰りぎわに空港の近くで見た
この築地松(ついじまつ)です。


築地松
(築地松・車中から撮影)

お屋敷の風よけとして、近隣の斐伊(ひい)川流域の古い農家には
たいがい、この松でつくられた大きな生け垣があったそうです。
出雲地方でしか見られないもので
実際、私は初めて見ました。

空港に降りたったときは、うかつにも取材先の資料を車中で眺めていて
気づきませんでした。
逆の方向から来たために気づかなかったのもありますが、
やはりせっかく知らない土地に来ているのだから、
もっときょろきょろすべきだったと後悔した次第です。

このお宅のものは、綺麗に手入れされていますが
なかには手入れが行き届いていないお宅もあります。
松食い虫の駆除のためのクスリが高価なのと、
剪定できる職人さんが減っていることなどから
どんどん減少しているみたいです。

写真には撮りませんでしたが、出雲空港前の道路には、
街路樹のようにして、この築地松が植えられ
よく手入れされていました。

「地元では皆で官民挙げて保存に努めていますが、
いつか、ここ(空港)にしか残らない、
なんてことになってしまうかもしれません」
とカメラマンD氏が寂しそうにつぶやきました。

出雲大社を守る千家(せんけ)家や北島家の方が、
それこそ神代の昔に家系を遡れることに象徴される通り、
神々の国、と言われる出雲地方ですが
初めて訪れた私も、そんなたたずまいを感じました。

それはきっと、
地元を愛し、地元の美観を守っていこうという人たち──
中村ブレイス・中村社長のように、石見銀山の保護に努めた方や
この築地松を残そうと頑張っておられる方たち──が、
数多くおられるからでもあるでしょう。

その方たちの存在もまた、
“神々しい”と表現しても差し支えないのではないか。
そんなことを思いながら、出雲をあとにしました。

(編集部・酒井俊宏)




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