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【取材日記】教育基礎研究所 中川研作さん

投稿日時:2008/11/28(金) 15:07rss

経営者会報本誌では、新年1月号より、
新シリーズ「社長の声」(仮)をスタートさせます。

「特集」などの器には収まりにくい、
やや特殊なテーマで、なおかつ
経営者のみなさんに参考度の高いエピソードや考えを
社長さんの肉声の形で、お伝えしようというものです。

実はこの企画、経営者会報ブログ会員の
教育基礎研究所社長・中川研作さんからのご提案がきっかけです。

なかがわしゃちょう

■中川さんのブログ >>>
■教育基礎研究所 ホームページ >>>

ご存じのかたもいらっしゃるかもしれませんが、
ことしのGW明け、中川さんはバイクで走行中、交通事故に遭われ、
3週間あまり、入院される重傷を負いました。

その後、無事、退院され、
第5回のオフ会(6月27日)の二次会の場でお話しした際、
中川さんはこんなことをおっしゃっていました。

「入院してみて、初めて分かったんです。自分がどれだけ
リスク管理をしていなかったか。権限委譲もしているつも
りだったけど、現実には違いました」

……その体験を、同じ経営者のみなさまにお伝えしたい、
そういう企画の枠はないですか?

とおっしゃるのです。なるほど、と思い、
同時に、つい大上段に構えた企画
(それも重要だと思っていますが)を
考えがちだった自分を反省することになりました。

「風評被害に遭った」「工場の移転はこんなに大変だ」
「こうしたらテレビで紹介してもらえた」……等々、
実際に体験しないと言えないことは沢山あります。

現実に経営に努力しておられる経営者のみなさんにとっては
中川さんがなさったような「なった者にしかわからない」体験こそ
真に価値ある情報なのかもしれない。
そう考えて、そのような“声”をお載せする枠として、
上記「社長の声」を新たに設けた次第です。

ところで、ここで言いたいのはそれだけではありません。
中川さんには、改めて取材をさせていただこうと思い、
先月の半ば、その旨を申し入れ、ご快諾いただきました。

すると数日して中川さんからメールが。
「取材の参考になればと思い、ざっとメモ的に書いてみました」
添付ファイルを開いて拝読してびっくり。

そこには臨場感あふれる筆致で、
事故の模様から、その後の思いまで、
流れるような文章で書かれていたのです。
お書きになっているブログを拝見して
文章がお上手だとは思っていましたが、
ここまで文才がおありとは……。
素晴らしいものでした。

「メモ」どころではなく、ほぼそのまま原稿として通用しますし、
ライターさんに原稿をお願いした場合、
ここまで“読ませる”ものが上がってくることは
正直、滅多にないのです。

おかげで取材では当方が確認したい点をうかがうだけですみ、
中川さんのさまざまなご経験や知識の一端をお聞きする、
私にとっては楽しい時間となりました。

その中川さんの原稿は経営者会報2009年1月号に
掲載されます。どうかお手に取ってみてください。

中川さん、素晴らしい原稿と
重要なヒントをくださったことに
深く感謝申し上げます。

ありがとうございました!

(編集部・酒井俊宏)




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『月刊ニュートップリーダー(L.)』(前身は「経営者会報」)編集部にて社長の取材記事を担当。十数年の間に800名以上の経営者に取材、多くの経営者に感銘を受けた経験から、「日本を支えているのは中小企業とその経営者」と確信し、敬意を抱いている。『経営者会報ブログ』サイト編集部員も兼ねる。

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